このページでは、Journey Orchestration のすべての新機能と改善点をリストします。
最新のドキュメントの更新も参照してください。
カスタムアクションを使用したデータリストの動的な受け渡し |
---|
実行時に動的に入力されるカスタムアクションパラメーターに、コレクションつまりデータのリストを渡すことができるようになりました。単純なコレクションとオブジェクトコレクションの 2 種類のコレクションがサポートされています。以前に作成したカスタムアクションは引き続き機能します。 コレクションについて詳しくは、詳細なドキュメントを参照してください。 filter 関数と intersect 関数が、高度な式エディターで使用できる関数のリストに追加されました。これにより、コレクションのフィルタリングと比較でさらに多くのことを行えるようになります。 |
ジャーニー
スキーマ間の関係の活用 |
---|
Adobe Experience Platform では、あるデータセットを別のデータセットのルックアップテーブルとして使用するために、スキーマ間の関係を定義できます。Journey Orchestration は、リンクされたスキーマからのデータを活用できるようになりました。 これらのフィールドは、単一のイベント設定、ジャーニー条件、カスタムアクションのパーソナライゼーションで使用できます。 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
Adobe Campaign Classic との統合 |
---|
Adobe Campaign Classic と統合できるようになりました。Adobe Campaign v7 または v8 のトランザクションメッセージ機能を使用して、メール、プッシュ通知、SMS を送信できます。 Journey Orchestration インスタンスと Campaign インスタンスの接続は、プロビジョニング時にアドビが設定します。 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
プロファイルアクティビティの更新 |
---|
この新しいアクションアクティビティを使用すると、イベントやデータソースから得られた情報、または特定の値を使用して、既存の Adobe Experience Platform プロファイルを更新できます。 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
イベント設定でスキーマを選択する場合、Journey Orchestration がイベントを適切に受け取るために必須のフィールドのみが選択されます。詳細を読む
ジャーニーのプロパティ属性は、シンプルな式エディターで使用できるようになりました。詳細を読む
2 つの新しいジャーニーのプロパティ属性(sandboxName と organizationId)が追加されました。詳細を読む
Adobe Campaign Standard の SLA に合わせるために、Adobe Campaign Standard 統合が設定されるとすぐに、Adobe Campaign Standard の操作に対して 1 秒あたり 13 コールの制限ルールが自動的に定義されるようになりました。詳細を読む
イベントのタイムアウト時間が、タイムアウトパスでより明確に指定されるようになりました。詳細を読む
getListItem 関数と split 関数が、高度な式エディターで使用できる関数のリストに追加されました。これにより、文字列計算の使用例の自由度が向上します。
ジャーニー間でのジャンプ |
---|
新しいアクションアクティビティで、各個人をジャーニー間で移動させることができるようになりました。ジャンプアクティビティを使用すると、次のことができます。
詳しくは、詳細ドキュメントおよびチュートリアルビデオを参照してください。 |
式エディターでのジャーニープロパティの使用 |
---|
高度な式エディターで、フィールドと関数のリストに新しいカテゴリを追加しました。これは、ジャーニー ID や発生した特定のエラーなど、システムがライブジャーニーから取得した情報です。これにより、ジャーニーを作成する際に、より多くのことができるようになります。例えば、条件やアクションでエラーが発生した場合に、サードパーティ製システムにアラートを出すことができます。 詳しくは、詳細ドキュメントを参照してください。 |
ルールベースのイベント(ベータ版) |
---|
イベント ID を使用せず、より簡単にイベントを設定できる新しい方法が追加されました。ルールベースのイベントは、一定の条件に従ってイベントをトリガーする必要があるかを評価します。既存のメソッド(現在は「システム生成」と呼ばれています)も引き続き使用できます。この機能は、アルファプログラムを使用して一部の顧客にてテストされていましたが、すべての顧客がベータ版で利用できるようになりました。 |
新しいバージョンのジャーニーを作成する場合の制限が追加されました。これらの制限により、ジャーニーの急激な変動が抑制され、バージョン間の一貫性が維持されます。詳細を読む
セグメントの選定アクティビティは、Campaign Standard メッセージアクティビティを含むジャーニーでは使用できなくなりました。 この制限により、Adobe Campaign Standard インスタンスの整合性が維持されます。実際、セグメントの選定を使用すると、メッセージ送信が毎日のようにピークに達し、Campaign Standard のトランザクションメッセージに大きな負荷がかかる可能性があります。
詳細を読む
イベントタイムアウト |
---|
一定時間のみイベントをジャーニーでリッスンするように、イベントのタイムアウトを設定できるようになりました。これをおこなうために、イベントパスに並行して待機アクティビティを追加する必要がなくなりました。 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
条件アクティビティの改善 |
---|
ジャーニーに条件を追加した際に、ラベルを定義できるようになりました。1 つのジャーニーで複数の条件を使用している場合は、それらの条件をより簡単に特定できます。 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
「セグメントを読み取り」アクティビティの改善 |
---|
セグメントを読み取りアクティビティに対して、次の機能が強化されました。
|
セグメントの選定イベントのペイロードには、行動(エントリ、離脱)、選定のタイムスタンプおよびセグメント ID のコンテキスト情報が含まれるようになりました。これらの情報は、条件およびアクションで使用できます。詳細を読む
セグメントトリガーアクティビティ |
---|
セグメントトリガーアクティビティに対して、次の機能が強化されました。
|
ルールベースのイベント |
---|
ルールベースのイベントに対して、次の機能が強化されました。 |
アルファプログラムオファー機能は、限られた顧客セットの中で現在テストされています。これにより、寄せられたフィードバックに基づいて製品の改善に役立てることができます。これらの機能は、すべての Journey Orchestration ユーザーにご利用いただけるわけではありません。
ユーザーインターフェイスの強化 |
---|
Adobe Experience Platform との一貫したインターフェイスを提供するため、Journey Orchestration メニュー内のナビゲーションが強化されました。
|
セグメントトリガーアクティビティ |
---|
セグメントトリガーアクティビティを使用すると、Adobe Experience Platform セグメントに属するすべての個人をジャーニーにエントリさせることができます。ジャーニーへのエントリは、1 回きりと定期的のいずれも可能です。 |
ルールベースのイベント |
---|
エクスペリエンスイベントの設定方法が簡略化されました。eventID を使用する必要のない新しいメソッドが導入されます。Journey Orchestration でイベントを設定する際に、ルールベースのイベントを定義できるようになりました。詳細を読む |
Adobe Experience Platform 統合の強化 |
---|
Adobe Experience Platform 統合に関する次の機能強化がおこなわれました。
|
ジャーニーデザイナーとテストモードの強化 |
---|
ジャーニーデザイナーとテストモードが次のように強化されました。 |
その他の機能強化
サードパーティのシステムに対する過剰な API 呼び出しを防ぐために、新しいパブリック API が導入され、「キャッピング」ルールが設定されました。キャッピングルールを使用すると、API エンドポイントへの最大呼び出し数をミリ秒単位で定義できます。詳細を読む
アクセス制御によってユーザーアクセス管理の精度が高まりました。使用可能となる日付:2020 年 6 月 30 日。詳細を読む
Journey Orchestration が APAC(オーストラリアのデータセンター)で利用できるようになりました。使用可能となる日付:2020 年 6 月 30 日
Journey Orchestration インターフェイスは日本語で利用できます。
テストモードの強化 |
---|
テストモードが次のように強化されました。
|
一元化されたタイムゾーン管理 |
---|
タイムゾーン管理をジャーニープロパティパネルで一元化しました。次の 2 つのパラメーターをジャーニープロパティに追加しました。 ![]()
|
ジャーニーデザイナーの機能強化 |
---|
ジャーニーデザイナーの左側にあるジャーニーパレット機能が強化されました。
ジャーニーデザイナーで、最新バージョンのジャーニーにアクセスしていることを確認できるようになりました。この情報は、バージョン番号の横に表示されます。 ジャーニーキャンバスで、2 つのアクティビティが切断された場合に、警告メッセージが表示されるようになりました。 ![]() 詳しくは、 詳細なドキュメントを参照してください。 |
コンテキストヘルプ |
---|
Journey Orchestration の様々なリスト画面(ジャーニー、イベント、アクション、データソース)で、コンテキストヘルプを利用できるようになりました。現在の機能の簡単な説明を表示し、関連記事やビデオにアクセスできます。 コンテキストヘルプを表示するには、画面の右上隅にある ![]() |
その他の機能強化
米国に加えて、EMEA でも Journey Orchestration を利用できるようになりました。アプリケーションとドキュメントは、フランス語版とドイツ語版が用意されています。
Experience League が製品に統合されました。関連コンテンツへのアクセスが簡素化され、Experience Cloud を最大限に活用できます。Journey Orchestration ドキュメントには「ヘルプ」タブの下部から直接アクセスできます。さらに、ヘルプ/フィードバックをクリックして問題を報告したり、Adobeとアイデアを共有したりします。
新しい項目を作成するための「C」キーボードショートカットを、すべてのリスト画面(ジャーニー、データソース、アクション、イベント)で使用できるようになりました。詳細を読む
停止済みジャーニーを削除できるようになりました。これらの削除されたジャーニーに関連付けられたレポートは使用できません。
Adobe Experience Platform フィールド(XDM 形式)を参照する際、フィールド名に加えて表示名が表示されるようになりました。この情報は、エクスペリエンスデータモデルのスキーマ定義から取得されます。使用可能な場合は、代替の表示名が表示されます。内容がわかりやすいように付けられた代替の表示名によって、(特に eVar フィールドの場合は)フィールドをより簡単に識別することができます。詳細を読む
Journey Orchestration は現在一般公開(GA)されています。
イベントやデータソースに保存されたコンテキストデータを活用して、リアルタイムオーケストレーションの使用例を構築できます。
Journey Orchestration を使用すると、イベントからのコンテキストデータ、Adobe Experience Platform からの情報、またはサードパーティの API サービスからのデータを利用したリアルタイムオーケストレーションが可能になります。アプリケーションは、ジャーニーと呼ばれる複数手順のフローで、ユーザーのプロファイルと行動に基づいて、ユーザーに特有の次のベストアクションを決定します。これには、最適なタイミングに加えて、Adobe Campaign Standard のトランザクションメッセージング機能(Adobe Campaign Standard が必要)を介した消費者へのプッシュ通知の送信、サードパーティシステムの通知などの、アクションタイプも含まれます。これらの決定は、ルールと Sensei のスコアに基づいておこなわれます。
Journey Orchestration の詳細をご確認ください。
その他のリソース