データガバナンス restrict-fields
Data Usage Labeling and Enforcement(DULE)ガバナンスフレームワークにより、Journey Optimizer は Adobe Experience Platform ガバナンスポリシーを活用して、機密フィールドがカスタムアクションを通じてサードパーティのシステムにエクスポートされるのを防ぐことができるようになりました。制限されたフィールドがカスタムアクションパラメーターで特定されると、エラーが表示され、ジャーニーの公開ができなくなります。
Adobe Experience Platform では、フィールドにラベルを付け、各チャネルのマーケティングアクションを作成できます。次に、ラベルとマーケティングアクションにリンクされたガバナンスポリシーを定義します。
Journey Optimizer では、これらのポリシーをカスタムアクションに適用して、特定のフィールドがサードパーティのシステムに書き出されることを防ぎます。
データガバナンスのフレームワークと、ラベルおよびポリシーの使用方法について詳しくは、次の Adobe Experience Platform ドキュメントを参照してください。
重要な注意事項 important-notes
- データガバナンスは、ジャーニーのカスタムアクションにのみ適用されます。Campaign v7/v8 と Campaign Standard のアクションはサポートされていません。
- ガバナンスポリシーは、カスタムアクションレベルでマーケティングアクション(必須または追加)が設定されている場合にのみ適用されます。
ガバナンスポリシーの定義 governance-policies
既存のラベル、マーケティングアクションおよびポリシーを使用できます。新しく作成する主な設定手順は次のとおりです。
- 例えばある人の血液型など、ラベルを追加し、それをサードパーティシステムに書き出されない特定のフィールドに適用します。
- ジャーニーで使用するサードパーティのカスタムアクションごとにマーケティングアクションを定義します。
- ガバナンスポリシーを作成し、ラベルとマーケティングアクションに関連付けます。
ポリシーの管理方法について詳しくは、このドキュメントを参照してください。
例えば、血液型のフィールドを機密としてラベル付けし、サードパーティへの書き出しを制限する必要がある場合を考えてみましょう。手順は次のとおりです。
- 左側のメニューの プライバシー で、「ポリシー」をクリックします。
- 「ラベル」タブをを選択し、「ラベルを作成」をクリックします。
- このラベルに名前とわかりやすい名前を定義します。例:ePHI1。
- 左側のメニューの データ管理 で、「スキーマ」をクリックし、「アクセスおよびデータガバナンスラベルの適用」ボタンをクリックします。スキーマとフィールド(血液型)を選択し、以前に作成したラベルを選択します(この例では ePHI1)。
- ポリシー メニューに戻り、「マーケティングアクション」タブを選択し、「マーケティングアクションを作成」をクリックします。ジャーニーで使用するサードパーティのカスタムアクションごとに、1 つのマーケティングアクションを作成することをお勧めします。例えば、Slack のカスタムアクションに使用される _Slack マーケティングアクション_を作成します。
- 「参照」タブを選択し、「ポリシーを作成」をクリックし、「データガバナンスポリシー」を選択します。ラベル(ePHI1)とマーケティングアクション(Slack マーケティングアクション)をクリックします。
Slack マーケティングアクション で設定された Slack カスタムアクションをジャーニーで使用する場合、関連するポリシーが活用されます。
カスタムアクションの設定 consent-custom-action
左側のメニューの 管理 で、「設定」をクリックし、「アクション」を選択します。Slack カスタムアクションを開きます。カスタムアクションを設定する場合、2 つのフィールドをデータガバナンスに使用できます。
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「チャネル」フィールドでは、メール、SMS または プッシュ通知 などの、このカスタムアクションに関連するチャネルを選択できます。これにより、「必須のマーケティングアクション」フィールドに、選択したチャネルのデフォルトのマーケティングアクションが事前に入力されます。その他 を選択した場合、デフォルトでマーケティングアクションは定義されません。この例では、その他 チャネルを選択します。
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必須のマーケティングアクション を使用すると、カスタムアクションに関連するマーケティングアクションを定義できます。例えば、このカスタムアクションを使用してサードパーティを介したメールを送信する場合は、「電子メールのターゲティング」を選択できます。この例では、「Slack マーケティングアクション」を選択します。そのマーケティングアクションに関連するガバナンスポリシーを取得して利用します。
カスタムアクションを設定するその他の手順について詳しくは、この節を参照してください。
ジャーニーの構築 consent-journey
左側のメニューの ジャーニー管理 で、「ジャーニー」をクリックします。ジャーニーを作成し、カスタムアクションを追加します。カスタムアクションをジャーニーに追加する場合は、データガバナンスを管理できるオプションがいくつかあります。「読み取り専用フィールドを表示」をクリックして、すべてのパラメーターを表示します。
カスタムアクションを設定する際に定義した チャネル および 必須のマーケティングアクション は、画面の上部に表示されます。これらのフィールドは変更できません。
追加のマーケティングアクション を定義して、カスタムアクションのタイプを設定できます。これにより、このジャーニーでのカスタムアクションの目的を定義できます。必須のマーケティングアクション(通常はチャネルに固有)に加えて、この特定のジャーニーのカスタムアクションに固有の追加のマーケティングアクションを定義できます。例:ワークアウトコミュニケーション、ニュースレター、フィットネスコミュニケーション等必須のマーケティングアクションと追加のマーケティングアクションの両方が適用されます。
この例では、追加のマーケティングアクションは使用しません。
ePHI1 とラベル付けされたいずれかのフィールド(この例では、血液タイプフィールド)がアクションパラメーターで検出された場合、エラーが表示され、ジャーニーを公開できません。
ジャーニーでカスタムアクションを設定するその他の手順について詳しくは、この節を参照してください。