オーディエンスの選定イベント segment-qualification

オーディエンスの選定イベントについて about-segment-qualification

このアクティビティを使用すると、ジャーニーは Adobe Experience Platform オーディエンスへのプロファイルのエントリや離脱をリッスンして、個人をジャーニーにエントリさせたりジャーニー内で進行させたりすることができます。オーディエンスの作成について詳しくは、このを参照してください。

「シルバー顧客」オーディエンスがあるとします。このアクティビティを使用すると、新しいシルバーの顧客全員をジャーニーにエントリさせ、パーソナライズされた一連のメッセージを送ることができます。

このタイプのイベントは、ジャーニーの最初または後半に配置できます。

➡️ この機能をビデオで確認

CAUTION
オーディエンスの選定の設定を開始する前に、​ ガードレールと制限事項 ​ を参照してください。

アクティビティの設定 configure-segment-qualification

オーディエンスの選定​アクティビティを設定するには、次の手順に従います。

  1. イベント​カテゴリを展開し、オーディエンスの選定​アクティビティをキャンバスにドロップします。

  2. アクティビティに​ ラベル ​を追加します。この手順はオプションです。

  3. オーディエンス」フィールドをクリックし、活用するオーディエンスを選択します。

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    NOTE
    リストに表示される列はカスタマイズして並べ替えることができます。

    オーディエンスが追加されると、「コピー」ボタンを使用して、オーディエンスの名前と ID をコピーできます。

    {"name":"Loyalty membership","id":"8597c5dc-70e3-4b05-8fb9-7e938f5c07a3"}

  4. 動作」フィールドで、オーディエンスへのエントリ、離脱またはその両方をリッスンするかどうかを選択します。

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    NOTE
    エントリ​と​ 離脱 ​は、Adobe Experience Platform の​ 適合 ​と​ 離脱 ​のオーディエンス参加ステータスに対応します。オーディエンスの評価方法について詳しくは、セグメント化サービスのドキュメントを参照してください。
  5. 名前空間を選択します。これは、イベントがジャーニーの最初のステップとして位置付けられている場合にのみ必要です。デフォルトでは、このフィールドには、最後に使用した名前空間が事前に入力されています。

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    NOTE
    ユーザーベースの ID 名前空間のみ選択できます。名前空間を参照テーブルに対して定義した場合(例:ProductID 名前空間を Product 参照に対して定義した場合)、その名前空間を​ 名前空間 ​ドロップダウンリストで使用することはできません。

ペイロードには、条件とアクションで使用できる次のコンテキスト情報が含まれています。

  • 行動(エントリ、離脱)
  • 選定のタイムスタンプ
  • オーディエンス ID

オーディエンスの選定​アクティビティに続く条件またはアクションで式エディターを使用すると、AudienceQualification ノードにアクセスできます。前回の選定時間​と​ ステータス ​のどちらかを選択できます(エントリまたは離脱)。

条件アクティビティを参照してください。

オーディエンスの選定​イベントを含む新しいジャーニーは、公開してから 10 分後に運用可能になります。この時間間隔は、専用サービスのキャッシュ更新間隔に対応します。したがって、このジャーニーを使用する前に 10 分待つ必要があります。

ベストプラクティス best-practices-segments

オーディエンスの選定​アクティビティを使用すると、Adobe Experience Platform オーディエンスから選定された個人または選定されなかった個人を、直ちにジャーニーにエントリさせることができます。

この情報は瞬時に処理されます。測定した値は、1 秒あたり 10,000 件の速度でイベントを受信したことを示しています。その結果、エントリのピークがどのように発生するか、その回避方法やジャーニーの準備方法を理解する必要があります。

バッチオーディエンス batch-speed-segment-qualification

バッチオーディエンスに対して「オーディエンスの選定」を使用する場合、エントリのピークは毎日の計算時に発生することに注意してください。ピークのサイズは、1 日にオーディエンスにエントリ(または離脱)する個人の数によって異なります。

また、バッチオーディエンスを新たに作成して即座にジャーニーで使用すると、最初の計算バッチによって、非常に多くの個人がジャーニーにエントリする可能性があります。

ストリーミングオーディエンス streamed-speed-segment-qualification

ストリーミングオーディエンスに対して「オーディエンスの選定」を使用すると、オーディエンスの継続的な評価により、エントリや離脱のピークが大きくなるリスクを軽減できます。ただし、オーディエンス定義の結果、大量の顧客が同時に選定されることになると、ピークが生じる可能性があります。

ストリーミングセグメント化で開くイベントや送信イベントを使用しないでください。代わりに、クリック数、購入数、ビーコンデータなどの実際のユーザーアクティビティのシグナルを使用します。頻度または抑制ロジックについては、イベントを送信するのではなくビジネスルールを使用します。詳細情報

ストリーミングセグメント化について詳しくは、Adobe Experience Platform のドキュメントを参照してください。

オーバーロードの回避方法 overloads-speed-segment-qualification

ジャーニーで使用するシステム(データソース、カスタムアクション、チャネルアクションアクティビティ)の過負荷を回避する、いくつかのベストプラクティスを示します。

  • オーディエンスの選定​アクティビティで作成直後にバッチオーディエンスを使用しないでください。これにより、最初の計算のピークを回避できます。まだ計算されていないオーディエンスを使用しようとすると、ジャーニーキャンバスに黄色の警告が表示されます。

  • ジャーニーで使用するデータソースとアクションのキャップルールを設定して、データソースの過負荷を避けます。詳しくは、Journey Orchestration のドキュメントを参照してください。キャップルールには再試行がないことに注意してください。再試行が必要な場合は、条件やアクションで「タイムアウトまたはエラーの場合に代替パスを追加」ボックスをオンにし、ジャーニーで代替パスを使用します。

  • 実稼動ジャーニーでオーディエンスを使用する前に、このオーディエンスに選定された個人の数を毎日評価します。それには、オーディエンス​メニューをチェックし、オーディエンスを開き、プロファイルの推移​グラフで確認します。

ガードレールと制限 audience-qualification-guardrails

以下のガードレールとレコメンデーションに従って、オーディエンスの選定ジャーニーを作成します。詳しくは、以下のオーディエンス選定のベストプラクティスも参照してください。

  • オーディエンスの選定ジャーニーは、主にストリーミングオーディエンスを操作するのに設計されています。この組み合わせにより、より優れたリアルタイムエクスペリエンスが保証されます。オーディエンスの選定アクティビティでは、ストリーミングオーディエンス​を使用することを強くお勧めします。

    ただし、ストリーミングオーディエンスでバッチ取り込みベースの属性を使用する場合や、オーディエンスの選定ジャーニーでバッチオーディエンスを使用する場合は、オーディエンスの評価/アクティブ化の期間を考慮します。バッチ取り込み属性を使用するバッチオーディエンスやストリーミングオーディエンスは、セグメント化ジョブの完了後、約 2 時間​で​ オーディエンスの選定 ​アクティビティで使用できるようになります。このジョブは、アドビ組織管理者が定義した時間に 1 日 1 回実行されます。

  • Adobe Experience Platform オーディエンスは、1 日に 1 回(バッチ​オーディエンス)、またはリアルタイム(ストリーム​オーディエンス)で計算されます(Adobe Experience Platform の「高頻度のオーディエンス」オプションを使用)。

    • 選択したオーディエンスがストリーミングされる場合は、このオーディエンスに属する個人がリアルタイムでジャーニーにエントリする可能性があります。
    • バッチオーディエンスの場合、新たにこのオーディエンスに選定された訪問者は、オーディエンスの計算が Adobe Experience Platform で実行されるとジャーニーにエントリする可能性があります。

    ベストプラクティスとして、ストリーミングオーディエンスは、オーディエンスの選定​アクティビティで使用します。バッチのユースケースについては、オーディエンスを読み取り​アクティビティを使用してください。

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    NOTE
    構成ワークフローとカスタムアップロードを使用して作成されたオーディエンスのバッチ特性により、「オーディエンスの選定」アクティビティでこれらのオーディエンスをターゲットにすることはできません。このアクティビティでは、セグメント定義を使用して作成されたオーディエンスのみを利用できます。
  • エクスペリエンスのイベントフィールドグループは、オーディエンスを読み取り​アクティビティ、オーディエンスの選定​アクティビティ、または​ ビジネスイベント ​アクティビティで始まるジャーニーでは使用できません。

  • ジャーニーで​ オーディエンスの選定 ​アクティビティを使用すると、そのアクティビティがアクティブになってオーディエンスにエントリまたは離脱するプロファイルをリッスンするのに、最大 10 分かかる場合があります。

CAUTION
リアルタイム顧客プロファイルデータとセグメント化のガードレールは、Adobe Journey Optimizer にも適用されます。

チュートリアルビデオ video

オーディエンスの選定ジャーニーに当てはまるユースケースについて、このビデオで説明します。オーディエンスの選定を使用してジャーニーを構築する方法と、適用するベストプラクティスについて説明します。

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