マーケティングチャネルの(再)設定

従来の Adobe Analytics マーケティングチャネル設定は、Customer Journey Analytics では同じようには行われません。これは次の 2 つの理由があります。

  • Adobe Experience Platform に取り込まれる Adobe Analytics データの処理レベル。

  • Customer Journey Analytics のレポート時間の特性

アドビでは、マーケティングチャネルの実装に関する最新のベストプラクティスを公開しています。これらの最新のレコメンデーションは、既に Adobe Analytics にある機能を Attribution IQ で最大限に活用するのに役立ちます。また、Customer Journey Analytics への移行を成功させるためのセットアップも行われます。

また、Customer Journey Analytics データビューの一部として派生フィールドを導入したことにより、マーケティングチャネル関数テンプレートを使用した非破壊的かつ遡及的な方法でマーケティングチャネルもサポートされます。

Customer Journey Analytics への移行時の重大な違いの準備

Customer Journey Analytics への移行に際しては、データ準備の手順を確認し、2 つのテクノロジー間の重要な違いを認識しておく必要があります。この記事は管理者を対象として書かれています。

レポート時の処理を使いこなす

Adobe Analytics のレポートは、eVar に見られる永続性などの成果を生み出すために、大量のデータの事前処理に依存しています。これに対して、Customer Journey Analytics は、レポートの実行時にこれらの計算を実行します。

レポート時の処理では、基になるデータの収集方法を変更しなくても、遡及的な設定を適用でき、変数の永続性のバージョンを複数作成できるようになります。

この変更により、特に、有効期限が長くなる可能性のある変数について、データのレポート方法に多少の違いが生じます。仮想レポートスイートを使用して、レポート時の処理がレポートにどのように影響するかを評価することから始めることができます。

重要なセグメントと計算指標の特定

Adobe Analytics セグメント(Customer Journey Analytics ではフィルターと呼ばれます)および計算指標は、Customer Journey Analytics と互換性がありません。多くの場合は、使用可能な新しいスキーマとデータを使用して、Customer Journey Analytics でこれらのコンポーネントを再構築できます。

ユーザーがシステム間を移行する際に作業ができるだけスムーズに進むように、次のことを行って前もって計画しておきます。

  1. これらのコンポーネントのうち最も重要なものを特定する。

  2. 定義をドキュメント化する。

  3. データに必要なフィールドを特定し、それらをフィルターおよび計算指標として Customer Journey Analytics にレプリケートする。

次に、ガイドとなるビデオをいくつか示します。