この節では、セグメントの読み取り、イベント、反応イベント、メールやプッシュメッセージを組み合わせたユースケースを示します。
このユースケースでは、特定のセグメントに属するすべての顧客に、最初のメッセージ(メールとプッシュ)を送信します。
最初のメッセージへの反応に基づいて、特定のメッセージを送信するとします。
最初のメッセージの後、顧客がメールまたはプッシュを開封するのを 1 日待ちます。反応がない場合は、フォローアップメールを送信します。
その後、購入されたお客様には感謝の意を表すプッシュメッセージを送信します。
このユースケースを実現するには、次の設定をおこなう必要があります。
このジャーニーでは、特定の顧客セグメントを活用します。セグメントに属する個人は全員ジャーニーにエントリし、別々のステップを進みます。この例では、1980 年以降に生まれた、アトランタ、サンフランシスコ、シアトルに住むすべての顧客をターゲットにするセグメントが必要です。
セグメントの詳細については、このページを参照してください。
「CUSTOMER」メニューセクションで、「セグメント」を選択します。
セグメントリストの右上にある「セグメントを作成」ボタンをクリックします。
「セグメントのプロパティ」ペインに、セグメントの名前を入力します。
目的のフィールドを左ペインから中央のワークスペースにドラッグ&ドロップし、必要に応じて設定します。
この例では、「市区町村」と「誕生年」の属性フィールドを使用します。
「保存」をクリックします。
セグメントが作成され、ジャーニーで使用できる状態になります。「セグメントを読み取り」アクティビティを使用すると、セグメントに属するすべての個人をジャーニーに入れることができます。
顧客が購入したときにジャーニーに送信するイベントを設定する必要があります。ジャーニーはイベントを受け取ると、「ありがとうございました」というメッセージをトリガーします。
ここでは、ルールベースのイベントを使用します。イベントの詳細については、このページを参照してください。
「管理」メニューセクションで、「設定」を選択し、「イベント」をクリックします。「イベントを作成」をクリックして、新しいイベントを作成します。
イベントの名前を入力します。
「イベント ID タイプ」フィールドで、「ルールベース」を選択します。
スキーマとペイロードのフィールドを定義します。複数のフィールドを使用できます。例えば、購入された製品、購入日、購入 ID などです。
「イベント ID 条件」フィールドに、ジャーニーをトリガーするイベントの識別に使用する条件を定義します。たとえば、purchaseMessage
フィールドを追加し、次のルールを定義します:purchaseMessage="thank you"
名前空間とプロファイル識別子を定義します。
「保存」をクリックします。
イベントが設定され、ジャーニーで使用できる状態になります。対応するイベントアクティビティを使用すると、顧客が購入を行うたびにアクションをトリガーできます。
「セグメントを読み取り」アクティビティでジャーニーを開始します。前に作成したセグメントを選択します。セグメントに属するすべての個人がジャーニーに入ります。
メールアクションアクティビティをドロップし、「最初のメッセージ」のコンテンツを定義します。ジャーニー内のすべての個人にこのメッセージが送信されます。メールを設定およびデザインする方法については、この節を参照してください。
メールアクティビティにカーソルを置き、「+」記号をクリックして新しいパスを作成します。
最初のパスに反応イベントを追加し、「プッシュの開封」を選択します。セグメントに属する個人が、最初のメッセージのプッシュバージョンを開封すると、このイベントがトリガーされます。
2 番目のパスに、反応イベントを追加し、「E メールの開封」を選択します。このイベントは、個人がメールを開封するとトリガーされます。
いずれかの反応アクティビティで、「イベントのタイムアウトを定義」ボックスをチェックし、デュレーション(この例では 1 日)を定義して、「タイムアウトのパスを作成」をチェックします。プッシュまたはメールでの最初のメッセージを開封しなかった人向けに、別のパスが作成されます。
複数のイベント(この場合は 2 つの反応)でタイムアウトを設定する場合は、そのうちの 1 つのイベントにタイムアウトを設定するだけで構いません。
タイムアウトのパスに、メールアクションアクティビティをドロップし、「フォローアップ」メッセージのコンテンツを定義します。メールやプッシュによる最初のメッセージを開かなかった人に、翌日このメッセージが送信されます。メールを設定およびデザインする方法については、この節を参照してください。
3 つのパスを、前に作成した購入イベントに接続します。個人が購入をおこなうと、このイベントがトリガーされます。
イベントの後に、プッシュアクションアクティビティをドロップし、「感謝」メッセージのコンテンツを定義します。プッシュを設定およびデザインする方法については、この節を参照してください。
ジャーニーをテストする前に、ジャーニーが有効であり、エラーがないことを確認します。
右上隅にある「テスト」トグルをクリックして、テストモードを有効にします。テストプロファイルをどのようにテストにエントリさせるか(1 つのプロファイル、または一度に最大 100 個)を定義します。テストモードの使い方については、この節を参照してください。
ジャーニーの準備が整ったら、右上隅の「公開」ボタンを使用して公開します。