Experience Platform データのCommerceへの取り込み
Data Connection 拡張機能を使用してCommerce データをExperience Platformに送信することは、Commerceのデータ共有機能の 1 つの側面です。 もう一方のサイド(オプションの拡張機能)は、Audience Activation と呼ばれます。 この拡張機能を使用すると、Real-Time CDPでオーディエンスを作成し、それらのオーディエンスをCommerce ストアにデプロイして、買い物かごの価格ルール、関連する商品ルール、動的ブロックを知らせることができます。
大まかに言えば、Commerce ストアからExperience Platformに送られ、Audience Activation拡張機能を介して戻されるデータのフローは、次のようになります。
CommerceとCommerceの間およびExperience PlatformとExperience Platformの間の接続を設定すると、データは引き続きフローされます。 アップグレードで再接続が必要になる場合を除き、再接続の必要はありません。
概念
これらの 2 つのシステム間でデータを共有するには、いくつかの概念を理解している必要があります。
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データ - Experience Platformと共有されるデータは、ストアフロントのブラウザーイベント、サーバーのバックオフィスイベント、プロファイルレコードデータから収集されたデータです。 ストアフロントイベントは、サイトでの買い物客のインタラクションからキャプチャされ、
addToCart
、pageView
、createAccount
、editAccount
、startCheckout
、completeCheckout
、signIn
、signOut
などのイベントが含まれます。 ストアフロントイベントの完全なリストについては、 ストアフロントイベントを参照してください。 サーバーサイドまたはバックオフィスイベントには、orderPlaced
、orderReturned
、orderShipped
、orderCancelled
などの 注文ステータス情報が含まれます。 バックオフィスイベントの完全なリストについては、 バックオフィスイベントを参照してください。 プロファイルレコードデータには、新しいプロファイルが作成、更新または削除された際の情報が含まれています。 詳しくは、 プロファイルレコードデータを参照してください。 -
Experience PlatformとEdge Network – ほとんどのAdobe DX 製品のデータウェアハウスです。 Experience Platformに送信されたデータは、Experience Platform Edge Networkを通じてAdobe DX 製品に伝播されます。 例えば、Journey Optimizerを起動し、特定のCommerce イベントデータをエッジから取得し、放棄された買い物かごメールをJourney Optimizerに作成できます。 Journey Optimizerは、Commerce ストアに放棄された買い物かごがある場合に、そのメールを送信できます。 Experience PlatformとEdge Network の詳細をご覧ください。
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スキーマ - スキーマは、送信されるデータの構造を記述します。 Experience PlatformがCommerce データを取り込む前に、データ構造を記述するスキーマを作成し、各フィールドに含めることができるデータのタイプに制約を指定する必要があります。 スキーマは、基本クラスと 0 個以上のスキーマフィールドグループで構成されます。 このスキーマは、すべてのAdobe DX 製品が読み取り可能な XDM 構造を使用します。 これにより、Experience Platformに送信されたデータは、すべての DX 製品で確実に理解されます。 詳しくは、 スキーマを参照してください。
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データセット - データのコレクションのためのストレージと管理の構成体。通常、スキーマ(列)とフィールド(行)を含むテーブル。 データセットには、保存するデータの様々な側面を記述したメタデータも含まれます。 Adobe Experience Platformに正常に取り込まれたすべてのデータは、データセットに含まれています。 データセットの詳細情報。
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データストリーム - Adobe Experience Platformから他のAdobe DX 製品にデータを送信できるようにする ID。 この ID は、特定のAdobe Commerce インスタンス内の特定の web サイトに関連付ける必要があります。 このデータストリームを作成する場合は、上記で作成した XDM スキーマを指定します。 詳細情報: データストリーム。