Adobe Experience Platform リリースノート
リリース日:2022年6月22日(PT)
Adobe Experience Platform の既存の機能に対するアップデート:
Data Science Workspace dsw
Data Science Workspace は、機械学習と人工知能を使用して、データからインサイトを引き出します。Adobe Experience Platform に統合された Data Science Workspace は、アドビソリューションでコンテンツやデータアセットを使用して予測を行うことを支援します。Data Science Workspace がこれを実現する方法の 1 つは、JupyterLab を使用することです。JupyterLab は、プロジェクト Jupyter の Web ベースのユーザーインターフェイスで、Adobe Experience Platform に緊密に統合されています。これは、データサイエンティストが Jupyter Notebook、コードおよびデータを扱うためのインタラクティブな開発環境を提供します。
Data Science Workspace の一般情報について詳しくは、概要ドキュメントを参照してください。
Destinations destinations
Destinations は、Adobe Experience Platform からのデータの円滑なアクティベーションを可能にする、事前定義済みの出力先プラットフォームとの統合です。宛先を使用して、クロスチャネルマーケティングキャンペーン、メールキャンペーン、ターゲット広告、その他多くの使用事例に関する既知および不明なデータをアクティブ化できます。
新機能または更新された機能
現在、Adobe Experience Platform Destination SDK でのファイルベースの宛先のサポートはベータ版です。ドキュメントと機能は変更される場合があります。
新しい宛先
経由で publisher provided identifiers(PPID)を Google Ad Manager 360 にバッチでアップロードすることが可能になりました。この宛先は現在ベータ版で、限られた数のお客様のみが利用できます。Google Ad Manager 360 接続へのアクセスをリクエストするには、アドビ担当者に連絡し、organization ID を提供します。
宛先の一般的な情報については、宛先の概要を参照してください。
データ収集 data-collection
Adobe Experience Platform では、クライアントサイドのカスタマーエクスペリエンスデータを収集し、Adobe Experience Platform Edge Network に送信できます。そこでデータを補強して変換し、アドビまたはアドビ以外の宛先に配信できます。
新機能
新しいデータストリームを作成する際に、Edge ネットワークで受け入れるリクエストのタイプを選択できるようになりました。
- 混合認証:このオプションを選択すると、Edge Network は認証済みリクエストと未認証リクエストの両方を受け入れます。Server API と一緒に Web SDK または Mobile SDK を使用する場合は、このオプションを選択してください。
- 認証済みのみ:このオプションを選択すると、Edge Network は認証済みのリクエストのみを受け入れます。Server API のみを使用する予定で、未認証のリクエストが Edge Network で処理されないようにする場合は、このオプションを選択します。
applyPropositions
コマンドを使用すると、Analytics および Target 指標を増分せずに、Target から単一ページアプリケーションに提案の配列をレンダリングまたは実行できます。これにより、レポートの精度が向上します。詳しくは、「データ収集の概要」を参照してください。
エクスペリエンスデータモデル(XDM) xdm
XDM は、Adobe Experience Platform に取り込むデータの共通構造および定義(スキーマ)を提供するオープンソース仕様です。XDM 標準規格に準拠しているので、すべての顧客体験データを共通の表現に反映させて、迅速かつ統合的な方法でインサイトを提供できます。顧客アクションから有益なインサイトを得たり、セグメントを通じて顧客オーディエンスを定義したり、パーソナライズ機能のために顧客属性を使用したりできます。
新しい XDM コンポーネント
更新された XDM コンポーネント
Platform の XDM について詳しくは、XDM システムの概要を参照してください。
クエリサービス query-service
クエリサービスを使用すると、標準 SQL を使用して Adobe Experience Platform Data Lake でデータに対してクエリを実行できます。任意のデータセットを Data Lake から結合し、クエリの結果を新しいデータセットとして取得することで、レポートや Data Science Workspace で使用したり、リアルタイム顧客プロファイルに取り込んだりできます。
更新された機能
FLATTEN
設定FLATTEN
を設定すると、ネストされたデータ構造が別々の列に統合され、属性名が行値を保持する列名になります。これにより、アドホックスキーマの使いやすさが向上し、ネストされたデータ構造をサポートしない BI ツールでデータを取得、分析、変換およびレポートするために必要なワークロードが削減されます。クエリサービスについて詳しくは、クエリサービスの概要を参照してください。
ソース sources
Adobe Experience Platform では、外部ソースからデータを取り込むときに、Platform サービスを使用して、そのデータの構造化、ラベル付け、拡張を行うことができます。アドビのアプリケーション、クラウドベースのストレージ、サードパーティのソフトウェア、CRM システムなど、様々なソースからデータを取り込むことができます。
Experience Platform は、様々なデータプロバイダーのソース接続を簡単に設定できる RESTful API とインタラクティブ UI を備えています。これらのソース接続を使用すると、外部ストレージシステムおよび CRM サービスの認証と接続、取得実行時間の設定、データ取得スループットの管理を行うことができます。
ソースについて詳しくは、ソースの概要を参照してください。