一般リリースノート(Adobe Experience Manager 6.5) general-release-notes-for-adobe-experience-manager
リリース情報 release-information
参考情報 trivia
このバージョンの Adobe Experience Manager のリリースサイクルは、2018年4月4日(PT)に開始し、23 回の品質保証とバグ修正を繰り返し、2019年3月28日(PT)に終了しました。このリリースで修正された、機能強化と新機能を含むお客様関連の問題の総数は 1345 件です。
Adobe Experience Manager 6.5 は、2019年4月8日(PT)に一般公開されました。
新機能 what-s-new
Adobe Experience Manager 6.5 は、Adobe Experience Manager 6.4 コードベースに対するアップグレードリリースです。新機能と強化された機能、お客様向けの重要な修正、お客様向けの優先順位の高い機能強化、製品の安定性向上のための全般的なバグ修正が加えられています。また、Adobe Experience Manager 6.4 の SP4 までのサービスパックリリースも含まれています。
次のリストはその概要です。詳細については以降のページを参照してください。
Experience Manager Foundation experience-manager-foundation
Adobe Experience Manager 6.5 のプラットフォームは、アップデートバージョンの OSGi ベースのフレームワーク(Apache Sling および Apache Felix)と Java™ コンテンツリポジトリの Apache Jackrabbit Oak 1.10.2 上に構築されています。
Quickstart は、サーブレットエンジンとして Eclipse Jetty 9.4.15 を使用します。
Java™ サポート java-support
- 既にサポートされている Java™ 8 に加えて、Java™ 11 を新しくサポートします。
- 最適なパフォーマンスを得るには、デフォルトの GC 値を他の値に置き換えてください。詳しくは、インストールとアップデートの節を参照してください。
- Java™ 11 および Java™ 8 のメンテナンスアップデートが Oracle から公開されない場合は、AEM 関連プロジェクトで使用するお客様向けにアドビが配布します。
Java™ の開発 java-development
- Uberjar の 2 つのバージョン(廃止予定としてマークされていないパブリックインターフェイスを使用した推奨バージョンと、廃止予定としてマークされているインターフェイスを含むバージョン)がリリースされました。
ユーザーインターフェイス user-interface
UI に対して様々な機能強化が行われ、生産性と使いやすさが向上しました。
- ユーザーとグループの新しい権限管理 UI
- 列表示では、画面上に表示されるエントリのみを読み込み、それ以外のエントリはユーザーがスクロールを開始した場合にのみ読み込まれるようになりました。AEM 6.0 以降のリストおよびカード表示には、この機能が既に実装されています(AEM 6.4 で改善されました)。
- 列表示には、該当する場合、ページやアセットのワークフローステータスが含まれるようになりました。
- 「すべてを選択」アクションを使用すると、同じフォルダー内のすべてのページやアセットに対してアクションを手軽に実行することができます。
- 「すべてを選択」アクションは、読み込まれたページやアセットだけでなく、すべてのページやアセットに対してアクションの実行を試みます。アクションがバルクアクションを処理するようにアップグレードされていない場合、警告ダイアログが表示されます。
検索およびインデックス作成 indexing-and-search
- Oak の検索で動的ファセットをサポートするようになりました。例えば、アセット検索のフィルターパネルに結果の予測件数が表示されます。
- QueryBuilder は、動的ファセットを使用して結果を返すように拡張されました。
アップグレード upgrade
- AEM 6.5 への直接インプレースアップグレードは、AEM 6.2、6.3、6.4 を使用しているお客様に対してサポートされています。5.x または 6.0/6.1 を使用しているお客様がインプレースアップグレードを使用するには、まず 6.4 にアップグレードする必要があります。その後、6.5 にアップグレードするか、インスタンス間のコンテンツの転送を通じて AEM 6.5 に直接アップグレードします。
- アップグレード手順は 6.5 でもほぼ変わりません。
- 6.4 で導入された下位互換性、アップグレードの複雑さの評価、持続可能なアップグレードの機能を引き続きサポートしています。必要に応じて、これらの分野でバージョン固有の更新が行われてきました。
- パターン検出のパッケージ化がシンプルになりました。使用可能なソースバージョンの 6.5 へのアップグレードを評価するパッケージが 1 つあります。
- アップグレードの手順について詳しくは、 アップグレードドキュメントを参照してください。
プロジェクトとワークフロー projects-and-workflows
- 6.4 で導入された新しいワークフローモデルのエディターが改善され、コピーや公開などの新しい操作、ワークフローステップでの変数のサポート、強化された
OR
分割およびAND
分割が追加されました。
リポジトリ repository
- Adobe Experience Manager 6.5 の基盤は、アップデートバージョンの OSGi ベースのフレームワーク(Apache Sling および Apache Felix)と Java™ コンテンツリポジトリの Apache Jackrabbit Oak 1.10.2 上に構築されています。
- 修正された問題の概要については、Apache Jackrabbit Oak Jira v. 1.10.0、Apache Jackrabbit Oak Jira v. 1.10.1 および Apache Jackrabbit Oak Jira v. 1.10.2 を参照してください。
OSGi osgi
- OSGi Promises および Converter ユーティリティライブラリが追加されました。
セキュリティ security
- 管理者ユーザーパスワードの有効期限が追加されました。
Web サーバー web-server
- クイックスタート配布版では、Eclipse Jetty 9.4.15 をサーブレットエンジンとして使用します(AEM 6.4 には 9.3.22 が付属)。
Experience Manager Sites experience-manager-sites
管理された単一ページアプリ managed-single-page-apps
ページエディターでは、コンテンツのコンテキスト内編集と、レンダリングされたクライアントサイドエクスペリエンス内での作成/レイアウトの機能が追加されました(SPA エディターとも呼ばれます)。JavaScript フレームワークの React または Angular を使用して作成された既存の単一ページアプリを、AEM SJ SDK を使用して拡張することで、実務担当者による編集が可能になります。
SPA のサポートは AEM 6.4 SP2 の一部として導入されたものですが、AEM 6.5 ではさらに以下が可能になりました。
- テンプレートエディターを使用して、AEM で編集可能な SPA の部分を編集および設定できます。
- マルチサイト管理を使用して国ごと、フランチャイズごと、またはホワイトレーベルの SPA エクスペリエンスを作成できます
ヘッドレスコンテンツ管理 headless-content-management
AEM では、多様な形式で様々なスタックレベルからコンテンツを提供できます。一部は、2008 年以降、Sling GET および POST Servlet で機能しています。コンテンツサービス(Sling Model エクスポーター)は AEM 6.3 で導入されたもので、AEM SJ SDK で単一ページアプリの改善に使用されている方法です。HTTP API for Assets は、AEM 6.5 向けに拡張された CRUD API です。
新しい HTTP API の機能は次のとおりです。
- Assets HTTP API でコンテンツフラグメントがサポートされるようになり、フラグメントの作成、更新、読み取り、削除が可能になりました。
- コンテンツフラグメントリストのコアコンポーネントでコンテンツサービスを通じてコンテンツフラグメントのリストを公開します。
- コンポーネントごとにコンテンツサービスのデフォルト JSON 出力を表示するコアコンポーネントライブラリ
Screens アドオン screens-add-on
インタラクティブなキオスク端末からデジタルサイネージに至るまで、あらゆるデジタル表示でのエクスペリエンスを効率良くデザイン、配信、最適化します。
- コンテンツ再利用の向上により、デジタルと実店舗の区別なくエクスペリエンスとコンテンツを統一できます。
- ローンチのサポートにより、オーサリングおよび承認/公開ワークフローを効率化します。
- SPA エディターを使用して、機能豊富でインタラクティブなエクスペリエンスを編集および配信できます。
- ローンチを使用して、サイネージコンテンツの今後の変更を計画できるようになりました。
- シーケンスチャンネルでの従量制再生が可能になりました。
- ソースファイル(Excel シートなど)を使用してプロジェクト構造を自動作成できるようになりました。
- 堅牢なオンラインおよびオフラインの操作(スマート同期)が追加されてメディアプレイヤーのサポートが強化され、大規模なサイネージネットワークにも対応できるようになりました。
- 動的プレースホルダーを使用して、データでトリガーされるコンテンツの場所または設定別にパーソナライズできます。
- Adobe Analytics と AEM Screens Player の連携でインサイトの統合が促進されます。
AEM Screens の変更点について詳しくは、AEM Screens ユーザーガイドのリリースノートを参照してください。
コンポーネントとテンプレートの開発 component-amp-template-development
-
新規プロジェクト用の Maven プロジェクトアーキタイプ 18 以上については、リリースノートの GitHub を参照してください。
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新規プロジェクト用の単一ページアプリ Maven プロジェクトアーキタイプ 1.0.6 以上については、リリースノートの GitHub を参照してください。
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HTL バージョン 1.4 については、リリースノートの GitHub を参照してください。
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文字列、配列、オブジェクトの「in」演算子
code language-html ${'a' in 'abc'} ${100 in myArray} ${'a' in myObject}
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data-sly-set を使用した変数の宣言
<sly data-sly-set.title="${currentPage.title}"/>${title}
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制御パラメーターのリストと繰り返し(begin、step、end)
<h2 data-sly-repeat="${currentPage.listChildren @ begin = 1, step=2}">${item.title}</h2>
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data-sly-unwrap の識別子
code language-html <div data-sly-unwrap.isUnwrapped="${myCondition || myOtherCondition}"> text <span data-sly-test="${isUnwrapped}>is unwrapped</code> </div>
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負の数のサポート
-
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コアコンポーネント 2.3.2 以上については、リリースノートの GitHub を参照してください。
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レイアウトコンテナのグリッドシステムについては、GitHub を参照してください。
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クライアントライブラリマネージャー:JavaScript クライアントライブラリの軽量化に合わせて Google Closure Compiler がデフォルトになり(以前のデフォルトは Yahoo YUI でした)、Google Closure Compiler がバージョン v20190121 に更新されました。
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テンプレートエディターとポリシー
- JS SDK を使用している単一ページアプリのテンプレートを作成および編集できます(SPA エディターとも呼ばれます)。
-
参照サイト We.Retail 4.0 については、リリースノートの GitHub を参照してください。
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既存のサイトをアップグレードして最新のエディター機能を使用するためのツールキットについては、Github リポジトリを参照してください。
サイト管理 site-administration
ページエディター page-editor
- JS SDK を使用する React および Angular クライアント側コンポーネントで構築された単一ページアプリエクスペリエンスのコンテキスト内編集および作成が可能になりました(SPA エディターとも呼ばれます)。
- 基礎モードは、ページに基礎モードが設定されている場合にのみ表示されます。
コンテンツフラグメントおよびエディター content-fragments-amp-editor
- 全般的なコメントを書き込んだり、テキスト内のコメントを表示(タイムラインレールにも表示)するための新しい注釈パネルがコンテンツフラグメントエディターに追加されました。
- コンテンツフラグメントモデルで、複数行テキスト要素のデフォルトのコンテンツタイプを簡単なテキスト、リッチテキスト、マークダウンのいずれかに設定できます。
- RTE(フルスクリーン表示)でテキストを選択して、コメント/注釈を追加できます。
- 参照パネルでコンテンツフラグメントを並列表示して、バージョンを比較できるようになりました。
- アセットのダウンロードレポートにコンテンツフラグメントが適切に表示されるようになりました。
- /api.json を通じて、Assets HTTP API でコンテンツフラグメントがサポートされるようになりました。コンテンツフラグメントの作成、更新、読み取りおよび削除のための API が用意されています。
エクスペリエンスフラグメント experience-fragments
- エクスペリエンスフラグメントのインデックス作成を改善して、フラグメントが使用されているページの検索でコンテンツが見つかるようになりました。
- 「Adobe Target に書き出し」オプションで、エクスペリエンスフラグメントを JSON(デフォルトは HTML)またはその両方として送信できるようになりました。
翻訳 translation
- プロジェクトマスターを使用して、翻訳プロジェクトを手軽に作成できます。
- 翻訳ジョブをデフォルトで承認済みステータスに設定することで、翻訳プロジェクトの実行を簡略化できます。
- サードパーティ翻訳メモリの変更点に合わせて翻訳済みページを更新できます。
- 翻訳ジョブを JSON 形式で書き出すことができます。
- Microsoft Translation® との連携機能をアップデートして V3 API を使用します。
マルチサイト管理(MSM) multi-site-management-msm
- PushOnModify を使用するロールアウト設定について、矛盾した状態を避けるためにページ移動操作の処理を改善しました。
- ライブコピー構造内にページを作成すると、デフォルトでスタンドアロンページが作成されます。
- JS SDK を使用している単一ページアプリで MSM 機能を使用できます(SPA エディターとも呼ばれます)。
ローンチ launches
- ローンチの新しいレビューおよび承認ワークフローと、承認済みのローンチページのみ昇格させる機能が追加されました。
- プロモーションステップの直後にローンチを削除するオプションが UI に追加されました。
コンテンツのターゲティングとシミュレーション content-targeting-simulation
- ContextHub データレイヤーおよびクライアントサイドルールエンジンの JavaScript が更新されて、jQuery 3 をデフォルトで使用するようになりました。
AEM と Adobe Target aem-amp-adobe-target
-
AEM アクティビティ コンソールで Adobe Target をターゲティングエンジンとして使用している場合、
at.js 1.x
のみをサポートしています。 -
Target へのエクスペリエンスフラグメントのエクスポートを使用し、Target のコンソールでアクティビティを実行している場合、
at.js. 1.x
とat.js 2.x
の両方をサポートしています。
- Adobe Target の統合で Target Standard API が使用されるようになりました。 以前のバージョンの AEM では Target Classic HTTP API を使用していましたが、現在は非推奨になっています。
- Adobe Target の
mbox.js
バージョン 63 が含まれています。アドビは、実装をat.js
v1.x に切り替えることを強くお勧めします。 at.js
バージョン 1.5.0 が含まれるようになりました。Adobe Experience Platform Launch を使用してat.js
1.x をサイトにプロビジョ二ングすることをお勧めします。
AEM と Adobe Analytics aem-amp-adobe-analytics
s_code.js
H.27.5 が含まれています。実装をAppMeasurement.js
に切り替えることをお勧めします。AppMeasurement.js
v1.8.0 が含まれています。Adobe Experience Platform Launch を使用して AppMeasurement.js をサイトにプロビジョ二ングすることをお勧めします。
AEM と Commerce aem-commerce
AEM 6.4 以降、コマース統合フレームワークの改善のリリースサイクルが早くなりました。詳しくは、コマース統合フレームワークを使用した、AEM と Adobe Commerce の統合を参照してください。
Communities アドオン communities-add-on
最新リリースを入手するには、このドキュメントの Communities のデプロイの節を参照してください。
コミュニティエンゲージメントの強化 enhancements-to-community-engagement
@メンションのサポート
AEM Communities では、登録ユーザーがユーザー生成コンテンツで他の登録メンバーをタグ付け(メンション)して注意を引くことができるようになりました。タグ付け(メンション)されたメンバーには、対応するユーザー生成コンテンツへのディープリンクが付いた通知が届きます。ただし、ユーザーは web とメールでの通知を無効にしたり有効にしたりすることができます。
コミュニティユーザーは、自分の名、姓またはユーザー名を検索しなくても、誰かが自分に接触してきたかどうか、または誰かが自分の注意を引く必要があるのかどうかを確認できます。さらに、UGC 作成者は、問題に最もうまく対処し入力を追加できる特定の登録ユーザーからの応答を探すことができます。
コミュニティ管理者は、コミュニティコンポーネントで メンションを有効化 して、これらのコンポーネントの機能を登録ユーザーが使用できるようにする必要があります。
グループメッセージング
コミュニティの登録メンバーは、同じメッセージをグループメンバーに個々に送信するのではなく、1 回のメール作成でダイレクトメッセージをグループに一括送信できるようになりました。グループメッセージングを許可する には、Messaging Operations Service の両方のインスタンスを有効にします。
一括モデレートの機能強化 enhancements-to-bulk-moderation
一括モデレートのカスタムフィルター
カスタムフィルター が開発され、一括モデレート UI に追加できるようになりました。
タグによるフィルタリングの例を示すサンプルプロジェクトを GitHub で入手できます。このプロジェクトをベースに、類似のカスタムフィルターを開発できます。
一括モデレートのリスト表示
UI が改善された新しいリスト表示が一括モデレートで利用できるようになり、ユーザ生成コンテンツエントリを表示できるようになりました。
サイトおよびグループ管理の機能強化 enhancements-to-site-and-group-management
作成者側のサイトおよびグループ管理者
AEM 6.5 以降の Communities では、様々なコミュニティサイトやグループ/ネストされたグループの分散管理が可能です。複数のコミュニティサイトやネストされたグループをホストしている組織では、サイト(およびグループ)の作成時に作成者側で管理者の役割のメンバーを選択できるようになりました。
サイト管理者は、任意の階層レベルにグループを作成でき、それらのデフォルトの管理者になります。これらの管理者は、後で他のグループの管理者によって削除することができます。グループ管理者はグループ G1 を管理し、G1 内にネストしたサブグループを作成することができます。
イネーブルメントの機能強化 enhancements-to-enablement
SCORM 2017.1 のサポート
AEM 6.5 Communities のイネーブルメント機能は、Shareable Content Object Reference Model(SCORM)2017.1 エンジンに対応しています。
- イネーブルメントコンポーネントでのキーボードナビゲーションのサポート
- AEM Communities のイネーブルメントコンポーネント(カタログやコース再生、割り当て、ファイルライブラリなど)では、アクセシビリティを向上させるためにキーボードナビゲーションをサポートしています。
その他の機能強化 other-enhancements
- Solr 7 のサポート
- AEM 6.5 Communities は、MSRP および DSRP の設定時に、Apache Solr 7.0 バージョンの検索プラットフォームに対応しています。
Experience Manager Assets experience-manager-assets
AEM 6.5 には、AEM ユーザー、DAM ロール、および関連するクリエイティブおよびマーケティングロールの生産性を高めるため、以下の機能および機能強化が導入されています。
Adobe Creative Cloud との統合およびクリエイティブワークフロー integration-with-adobe-creative-cloud-and-creative-workflows
Adobe Experience Manager は、クリエイティブチームとマーケティングチームやビジネスチームが密接に連携できるように、Adobe Creative Cloud と統合して、ワークフローで使用するアセットを共有する様々な方法を提供します。Experience Manager 6.5 では統合を継続的に改善し効率化して、より多くのチャンスを明らかにし、既存の手段の無駄も省きます。
コンテンツ速度のユースケースを最適にサポートできる、Experience Manager 6.5の具体的な機能と統合について説明します。
Adobe Asset Link aal
Adobe Asset Link を使用すると、コンテンツ作成プロセスでのクリエイティブ担当者とマーケターのコラボレーションを強化できます。クリエイティブ担当者は、使い慣れたアプリを離れることなく、Experience Manager Assets に保存されているコンテンツにアクセスできます。Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe InDesign などのアプリ内のパネルを使用して、アセットをシームレスに参照、検索、チェックアウトおよびチェックインすることもできます。
Adobe Asset Link は、Creative Cloud エンタープライズ版に含まれています。Experience Manager デプロイメントの必要な設定など、詳しくは、Adobe Asset Link を参照してください。
Adobe Stock の統合 stock
組織では、Experience Manager Assets 内で Adobe Stock エンタープライズ版プランを使用して、ライセンスを受けたアセットをクリエイティブおよびマーケティングプロジェクトで幅広く利用できます。Experience Manager の強力な DAM 機能を使用して、Experience Manager に保存されている Adobe Stock アセットをすばやく検索、プレビュー、ライセンス取得することができます。
Adobe Stock サービスは、あらゆるクリエイティブプロジェクトに使用できる、何百万点もの質の高い選ばれた著作権使用料不要の写真、ベクター、イラスト、ビデオ、テンプレートおよび 3D アセットを提供します。
詳しくは、Experience Manager Assets での Adobe Stock アセットの使用を参照してください。
図:Experience Manager Assets 内での Adobe Stock 画像およびライセンスのプレビュー。
図:Experience Manager でのライセンス取得済み Adobe Stock 画像の検索とフィルタリング。
Adobe InDesign での動的な参照 dynamic-references-in-indesign
Adobe InDesign ファイルで使用される Experience Manager Assets は動的です。参照先アセットがリポジトリ内で移動すると、参照が自動的に更新されます。詳しくは、複合アセットの管理方法を参照してください。
Brand Portal の機能 brand-portal-capabilities
Experience Manager Assets Brand Portal を利用すると、外部のベンダーや代理店、内部のビジネスユーザーに対して、承認されたアセットをデバイス間で簡単に取得し、効果的に制御し、安全に配布することができます。アセットの共有を効率化し、アセットを市場に投入するまでの時間を短縮し、コンプライアンスに違反した使用や不正アクセスのリスクをなくすことができます。
詳しくは、Brand Portal の新機能を参照してください。
Connected Assets connectedassets
大企業では、web サイトの作成に必要なインフラストラクチャを分散させることができます。しかし、web サイトの作成機能と必要なデジタルアセットが、異なるサイロに存在する場合があります。
Experience Manager Sites は、web ページの作成機能を備えています。Experience Manager Assets は Web サイトに必要なアセットを提供するデジタルアセット管理(DAM)システムです。Experience Manager では、Sites と Assets の統合により、上記のユースケースをサポートできるようになりました。詳しくは、Connected Assets の機能の設定方法と使用方法を参照してください。
図:Experience Manager デプロイメントから別の Experience Manager デプロイメントの Sites ページにアセットをドラッグ。
Dynamic Media dynamic-media
Dynamic Media を利用すると、リッチメディアのオーサリングと配信が Experience Manager Assets で強化され、臨場感あふれるパーソナライズされた最先端のエクスペリエンスを促進できます。高品質のプライマリアセットを 1 つアップロードし、アドビの高度なクラウドレンダリングと閲覧者を使用すると、その場でレンディションを任意に組み合わせて配信し、組織のメディア戦略をサポートすることができます。
新しい Dynamic Media 機能について詳しくは、Dynamic Media のリリースノートを参照してください。
360 ビデオのサポート video-support
最先端ビューアを使用してデスクトップ、モバイルおよび VR ヘットセットに VR エクスペリエンスを提供することで、360 度ビデオのファイルを Experience Manager で直接管理できます。詳しくは、360 度ビデオ の使用を参照してください。
カスタムビデオのサムネール custom-video-thumbnails
ビデオアセットのサムネールをカスタマイズするために、ビデオそのものまたは DAM に保存されている他のコンテンツのフレームを使用できるようになりました。詳しくは、ビデオのサムネールについてを参照してください。
アクセシビリティの強化 accessibility-enhancements
Dynamic Media ビューアでは、Aria フォントのサポート、スクリーンリーダー、代替テキストなどの拡張アクセシビリティ機能をサポートするようになりました。詳しくは、ビューアリファレンスガイドを参照してください。
検索エクスペリエンスの強化 experience-enhancement-for-searching
Experience Manager 6.5 以降では、マーケターが検索結果ページから目的のアセットをすばやく見つけることができます。検索ファセットのアセット数は、検索フィルターを適用する前でも更新されます。フィルターに対して予想されるアセット数を確認すると、検索結果をすばやく効率的にナビゲートすることができます。詳しくは、Experience Manager でのアセットの検索を参照してください。
図:検索ファセットで検索結果をフィルタリングしない場合のアセット数の表示。
使いやすさの向上 usability-enhancement
フォルダー内または検索結果から読み込まれたすべてのアセットをすべて選択できるようになりました。複数のアセットをすばやく管理するのに役立ちます。チェックボックスをオンにすると、Experience Manager インターフェイスに表示されるアセットだけでなく、シナリオに合致するすべてのアセット(検索結果)が選択されます。
図:「すべてを選択」オプションを使用して、読み込まれたすべてのアセットをワンクリックで選択。
メタデータの機能強化 metadata-enhancements
Assets では、アセットフォルダーのメタデータスキーマを作成できます。これにより、フォルダープロパティのページに表示されるレイアウトとメタデータを定義します、フォルダーのメタデータスキーマを既存のフォルダーまたは作成するフォルダーに割り当てることができるようになりました。詳細情報は、フォルダーメタデータスキーマを参照してください。
カスケードメタデータを指定すると、選択肢をフォームに手動で入力する代わりに、実行時に JSON ファイルから読み込むことができます。詳しくは、カスケードメタデータを参照してください。
レポート機能の強化 reporting-enhancements
ダウンロードされたレポートに、コンテンツフラグメントとリンク共有が含まれるようになりました。詳しくは、AEM Assets レポートを参照してください。
Adobe Experience Manager Forms experience-manager-forms
AEM 6.5 Forms では、いくつかの新機能と機能強化が加えられています。主なものは次のとおりです。
- 送信されたフォーム、処理されたドキュメント、レンダリングされたドキュメントの数を追跡できるトランザクションレポート
- インタラクティブ通信の操作性の向上
- アダプティブフォームでのクラウドベースの電子署名
- AEM Sites の単一ページアプリケーション(SPA)へのアダプティブフォームやインタラクティブコミュニケーションの組み込み。
- AEM ワークフローでの変数のサポート
- インタラクティブ通信でのデータ表示パターンのサポート
- アダプティブフォームとインタラクティブ通信テーブルの並べ替え
- フォームデータモデルの入力データの自動検証
新機能や機能強化、ドキュメントのリソースについては、AEM 6.5 Forms の新機能および機能強化の概要を参照してください。
顧客中心開発の使用 use-customer-focused-development
アドビは、お客様が開発のすべての段階、つまり仕様、開発、テストに関与できる顧客中心開発モデルを使用しています。このプロセスにご協力いただいているお客様とパートナーの皆様に感謝いたします。
アドビでは、お客様志向のバグ修正と機能強化リクエストの開発に関する、情報収集、優先順位付け、トラッキングのための手順とプロセスを整備しています。Experience Manager サポート ポータルは、アドビの機能強化および欠陥追跡システムと統合されています。お客様からの問い合わせは、可能であれば、カスタマーサポートチームで特定して解決します。研究開発部門にエスカレートされた場合は、お客様の情報をすべて収集して、優先順位付けとレポートに使用します。開発では有償のサポート、保証の問題、有償の顧客向け強化機能が優先されます。
このような優先順位付けのプロセスにより、AEM 6.5 では 750 件を超えるお客様中心の変更が行われました。
このリリースに含まれるファイルのリスト list-of-files-that-are-part-of-the-release
基盤
-
スタンドアロンのクイックスタート:
cq-quickstart-6.5.0.jar
。 -
アプリケーションサーバーのクイックスタート:
cq-quickstart-6.5.0.war
。 -
様々な web サーバーとプラットフォーム向けの Dispatcher 4.3.2 以降。ダウンロードリンクを参照してください。
-
Eclipse IDE 用プラグイン(詳細およびダウンロード)
-
Brackets コードエディターの拡張機能(詳細およびダウンロード)
-
Maven/Gradle の依存関係(ダウンロードリンク)
Sites
-
コアコンポーネント(GitHub プロジェクト)
-
We.Retail 参照実装(詳細を表示)
-
Maven プロジェクトアーキタイプ:
- フルスタックサイトの場合:GitHub プロジェクト
- React または Angular を使用した単一ページアプリの場合:GitHub プロジェクト
-
様々なプラットフォーム向けの AEM Screens Players(ダウンロード)
-
スマートコンテンツの言語モデル。英語は事前インストール済み。ほかに以下の言語がダウンロード可能
-
ダイアログ変換ツールなどの AEM Modernize Tool Suite(GitHub プロジェクト)
Assets
Forms
言語 languages
ユーザーインターフェイスは次の言語で使用できます。
- 英語
- ドイツ語
- フランス語
- スペイン語
- イタリア語
- ポルトガル語(ブラジル)
- 日本語
- 簡体字中国語
- 繁体字中国語(限定的なサポート)
- 韓国語
Experience Manager 6.5 は、中国語エンコーディング規格の使用に関する GB18030-2005 CITS の認定を受けています。
インストールとアップデート install-update
設定要件について詳しくは、インストール手順を参照してください。
手順について詳しくは、アップグレードドキュメントを参照してください。
サポートされているプラットフォーム supported-platforms
サポートしているプラットフォーム(サポートレベルを含む)の完全な一覧表は、AEM 6.5 の技術要件を参照してください。
廃止される機能および削除された機能 deprecated-and-removed-features
アドビでは、製品の機能を常時評価して、さらに強力なバージョンへの置き換えの計画や、将来の展望や拡張に備えた部分的な再実装の決定を継続的に行っています。
Adobe Experience Manager 6.5 については、廃止される機能および削除された機能のリストを参照してください。このページには、将来的に行われる変更の予告と、前のリリースからアップデートするお客様向けの重要な注意事項も含まれています。
既知の問題 known-issues
Platform platform
-
CRX-Quickstart とその内容が削除された場所に問題が報告されます。
次の各アクションで、プロパティ
htmllibmanager.fileSystemOutputCacheLocation
が空の文字列ではありません。/libs/granite/ui/content/dumplibs.rebuild.html?invalidate=true
の呼び出し。- AEM 6.5 へのアップグレード。
- AEM 6.5 での「遅延コンテンツ移行」の実行。
ナレッジベースの記事には、この問題の詳細と回避策が記載されています。
-
AEM 6.5 インスタンスで JDK 11 を使用している場合、一部のパッケージをデプロイすると、一部のページが空白で表示されることがあります。次のエラーメッセージがログファイルに表示されます。
code language-java *ERROR* [OsgiInstallerImpl] org.apache.sling.scripting.sightly bundle org.apache.sling.scripting.sightly:1.1.2.1_4_0 (558)[org.apache.sling.scripting.sightly.impl.engine.extension.use.JavaUseProvider(3345)] : Error during instantiation of the implementation object (java.lang.NoClassDefFoundError: jdk/internal/reflect/ConstructorAccessorImpl) java.lang.NoClassDefFoundError: jdk/internal/reflect/ConstructorAccessorImpl
このエラーを解決するには:
-
AEM インスタンスを停止します。
<aem_server_path_on_server>crx-quickstart\conf
に移動し、sling.properties
ファイルを開きます。アドビでは、このファイルのバックアップを取っておくことをお勧めします。 -
org.osgi.framework.bootdelegation=
を検索します。jdk.internal.reflect,jdk.internal.reflect.*
プロパティを追加して、結果を次のように表示します。
org.osgi.framework.bootdelegation=sun.*,com.sun.*,jdk.internal.reflect,jdk.internal.reflect.*
- ファイルを保存し、AEM インスタンスを再起動します。
Sites sites
- ページバージョンの処理:ページを移動すると、移動前に作成したバージョンのプレビューを実行できなくなります。
Assets assets
- 検索: 検索文字列の先頭にスペースが含まれている場合、検索結果が返されません(OAK-4786)
- フォルダーメタデータスキーマ:選択ボタンを追加すると、ID フィールドと値 フィールドが期待どおりにレンダリングされず、削除機能が動作しません。(CQ-4261144)
- アセット名の変更時に、アセット名に空白を使用することができません。(CQ-4266403)
Forms forms
-
AEM Forms が Linux® オペレーティングシステムにインストールされている場合、ハードウェアセキュリティモジュールを使用したデジタル署名が機能しません(CQ-4266721)
-
(WebSphere® 上の AEM Forms のみ)ユーザー名 を検索条件として 管理者 を検索する場合、Forms Workflow/タスク検索 を実行しても結果が返されません。(CQ-4266457)
-
AEM Forms では、JPEG 圧縮の TIF および TIFF ファイルを PDF ドキュメントに変換できません(CQ-4265972)
-
「AEM Forms アセットスキャナー」オプションと「レターからインタラクティブ通信への移行」オプションが、AEM Forms の移行 ページで機能しません。(CQ-4266572)
-
(JBoss® 7のみ)AEM Forms を以前のバージョンから 6.5 にアップグレードするとき、以前のバージョンにデフォルトの送信プロセスまたはレンダリングプロセスをコピーして使用しているプロセス(.lca)があると、そのプロセス(.lca)を使用する HTML5 フォームが必要なアクションを実行できません。(CQ-4243928)
-
アダプティブフォームでは、ルールエディターからフォームデータモデルサービスを呼び出して画像選択コンポーネントの値を動的に更新する場合、画像選択コンポーネントの値が更新されません。(CQ-4254754)
-
AEM Forms Designer インストーラーを実行するには、32 ビット版の Visual C++ 再頒布可能ランタイムパッケージ 2012 と Visual C++ 再頒布可能ランタイムパッケージ 2013 が必要です。インストールを開始する前に、前述の再頒布可能ランタイムパッケージがインストールされていることを確認してください。(CQ-4265668)
-
PDF Generator は、スマートカードベースの認証をサポートしていません。管理者が Windows サーバーでグループポリシー
Interactive Logon: Require Smart card
を有効にすると、既存の PDF Generator のユーザーがすべて無効になります。 -
コンポーネントの値を動的に更新するようにアダプティブフォームが設定されていて、そのフォームをホストするパブリッシュインスタンスに Dispatcher を通じてアクセスする場合、フィールドの値を動的に更新する機能が動作しなくなります。この問題を解決するには、パブリッシュインスタンスで CRXDE を開き、
/libs/fd/af/runtime/clientlibs/guideChartReducer
を検索して、次のプロパティを作成します。- 名前:allowProxy
- タイプ:Boolean
- 値:True
- 保護:False
- 必須:False
- 複数:False
- 自動作成:False
このプロパティを設定すると、ランタイムフォルダー内のクライアントライブラリからプロキシにアクセスできます。(CQ-4268679)
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AEM Forms を起動すると、
SAX Security Manager could not be setup
警告が表示されます。 -
Adobe Acrobat Reader バージョン 20.10.00 を実行している Apple iOS または iPadOS で、AEM Forms Document Security で保護された PDF を開いたとき
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標準の HTML アップロードフィールドを含んだフォームを Apple iOS デバイスから送信すると、ファイルの内容が送信されず、送信先で 0 バイトのファイルを受信することがあります。Apple iOS 15.1 では、この問題を修正しています。
製品のダウンロードとサポート(制限付きサイト) product-download-and-support-restricted-sites
以下のサイトは、お客様のみが利用できます。アクセス権を必要とするお客様は、アドビのアカウントマネージャーにお問い合わせください。
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製品の追加機能に関するソフトウェア配布上のアップデート、パッチ、パッケージ。
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Admin Console 経由でのカスタマーサポート。詳しくは、新しいアドビカスタマーサポートエクスペリエンスを参照してください。