メタデータスキーマ metadata-schemas
個々の組織では、アセットの検出、使用、相互運用性などを強化するメタデータモデルを用意します。正しいメタデータを適用することは、メタデータ駆動型のワークフローとプロセスを維持するために不可欠です。組織全体のメタデータ戦略および標準に準拠するには、DAM ユーザーの連携に役立つメタデータスキーマを使用します。Adobe Experience Manager では、メタデータスキーマの作成、維持管理、適用を簡単かつ柔軟に行えます。
Adobe Experience Manager Assets のスキーマには、入力する特定の情報の特定のフィールドが含まれています。また、メタデータフィールドをユーザーにわかりやすく表示するためのレイアウト情報も含まれています。メタデータプロパティには、タイトル、説明、MIME タイプ、タグなどがあります。既存のスキーマを変更したり、カスタムのメタデータスキーマを追加するには、メタデータスキーマフォームエディターを使用します。
アセットのプロパティページを表示して編集するには、次の手順に従います。
-
カード表示のアセットタイルのクイックアクションで、「プロパティを表示」オプションをクリックします。または、アセットを選択し、ツールバーの「プロパティ」( )をクリックします。
-
使用可能なタブで、編集可能な様々なメタデータプロパティを編集できます。ただし、プロパティページの「基本」タブではアセットタイプを変更できません。
図:アセットのプロパティの「基本」タブ
メタデータスキーマの作成または編集時に、1 つのプロパティのみが 1 つのフィールドにマッピングされていることを確認します。
アセットの MIME タイプを変更するには、カスタムメタデータスキーマフォームを使用するか、既存のフォームを変更します。詳しくは、メタデータスキーマフォームの編集を参照してください。ある MIME タイプのメタデータスキーマを変更すると、アセットおよびすべてのサブタイプのプロパティページレイアウトが変更されます。例えば、
default/image
配下の jpeg スキーマを変更すると、MIME タイプがimage/jpeg
のアセットのメタデータのレイアウト(アセットプロパティ)のみが変更されます。ただし、デフォルトスキーマを編集する場合は、すべてのタイプのアセットのメタデータのレイアウトを変更します。
メタデータスキーマフォーム default-metadata-schema-forms
フォームやテンプレートのリストを表示するには、Experience Manager インターフェイスで ツール/アセット/メタデータスキーマ に移動します。
Experience Manager には、次のメタデータスキーマフォームテンプレートが用意されています。
- dm_video
- 画像
image/jpeg
や image/png
などの MIME タイプを持つ画像のスキーマフォーム
画像 フォームには、次の子フォームテンプレートがあります。
- jpeg:サブタイプが jpeg であるアセットのスキーマフォーム
- tiff:サブタイプが TIFF であるアセットのスキーマフォーム
- application
application/pdf
や application/zip
などの MIME タイプを持つアセットのスキーマフォームpdf:サブタイプが PDF であるアセットのスキーマフォーム
- video
video/avi
や video/mp4
などの MIME タイプを持つビデオアセットのスキーマフォームメタデータスキーマフォームの追加 add-a-metadata-schema-form
メタデータスキーマフォームを追加するには、次の手順に従います。
-
リストにカスタムテンプレートを追加するには、ツールバーの「作成」をクリックします。
note note NOTE 編集されていないテンプレートにはロック記号が表示されます。テンプレートをカスタマイズした場合は、ロックされません( は表示されません)。 -
ダイアログで、スキーマフォームのタイトルを入力し、「作成」をクリックして、フォーム作成プロセスを完了します。
メタデータスキーマフォームの編集 edit-metadata-schema-forms
新しく追加したメタデータスキーマフォームまたは既存のメタデータスキーマフォームを編集できます。メタデータスキーマフォームには、タブとタブ内のフォーム項目が含まれています。これらのフォーム項目を CRX リポジトリーのメタデータノード内のフィールドにマップしたり、フォーム項目を設定したりできます。タブまたはフォーム項目をメタデータスキーマフォームに追加できます。親から派生したタブおよびフォーム項目はロック状態です。子レベルではこれらを変更できません。
-
メタデータスキーマフォームページで、フォームを選択し、ツールバーの「編集」をクリックします。
-
メタデータスキーマフォームエディター ページで、メタデータフォームをカスタマイズします。必要なコンポーネントを「フォームを作成」タブからいずれかのタブにドラッグします。
-
コンポーネントを設定するには、コンポーネントを選択して、「設定」タブでそのプロパティを変更します。
「フォームを作成」タブ内のコンポーネント components-within-the-build-form-tab
「フォームを作成」タブには、スキーマフォーム内で使用するフォーム項目が表示されます。「設定」タブに、「フォームを作成」タブで選択した各項目の属性が表示されます。「フォームを作成」タブで使用できるフォーム項目を次の表に示します。
メタデータコンポーネントの編集 edit-the-metadata-component
フォームのメタデータコンポーネントのプロパティを編集するには、コンポーネントをクリックして、「設定」タブで次のすべてのプロパティまたはサブセットを編集します。1 つのフィールドのみをメタデータスキーマの指定のプロパティにマッピングすることをお勧めします。そうでない場合は、当該プロパティにマッピングされた最新の追加フィールドがシステムによって選択されます。
フィールドラベル:アセットのプロパティページに表示されるメタデータプロパティの名前。
プロパティにマッピング:このプロパティには、CRX リポジトリー内の保存先のアセットノードの相対パスまたは名前を指定します。この値は、パスがアセットのノードの配下にあることを示すために ./
で始まります。
プロパティの有効な値の例を次に示します。
-
./jcr:content/metadata/dc:title
:アセットのメタデータノードにある値を、プロパティdc:title
として格納します。 -
./jcr:created
:アセットの作成日時が格納されます。これは保護プロパティーです。これらのプロパティを設定する場合は、「編集を無効にする」とマークすることをお勧めします。そうしない場合、アセットのプロパティを保存したときに、「アセットの変更に失敗しました」というエラーが発生します。
コンポーネントがメタデータスキーマフォームに適切に表示されるように、プロパティのパスにはスペースを含めないでください。
- プレースホルダー:このプロパティを使用して、メタデータプロパティに関連するプレースホルダーテキストを指定します。
- 必須:プロパティページでメタデータプロパティを必須としてマークするには、このプロパティを使用します。
- 編集を無効にする:プロパティページでプロパティを編集不可にするには、このプロパティを使用します。
- 空白のフィールドを読み取り専用として表示:プロパティページでメタデータプロパティに値がなくても表示するには、このプロパティをオンにします。デフォルトでは、メタデータプロパティに値がない場合、プロパティページには表示されません。
- リストを並べ替えて表示:選択肢のリストを並べ替えて表示するには、このプロパティを使用します。
- 選択肢:リストの選択肢を指定するには、このプロパティを使用します。
- 説明:メタデータコンポーネントの短い説明を追加するには、このプロパティを使用します。
- クラス:プロパティが関連付けられているオブジェクトクラス。
- 削除:「削除」をクリックすると、スキーマフォームからコンポーネントが削除されます。
「必須」オプションを選択した場合、必須のメタデータが設定されていないアセットを検索できます。フィルター パネルで、「メタデータの検証」述語を展開して、「無効」オプションを選択します。検索結果に、スキーマフォームで設定した必須のメタデータが設定されていないアセットが表示されます。
スキーマフォームのいずれかのタブにコンテキストメタデータコンポーネントを追加した場合、コンポーネントは、その特定のスキーマが適用されているアセットのプロパティページにリストとして表示されます。このリストには、コンテキストメタデータコンポーネントを適用したタブを除く、他のすべてのタブが含まれます。現在、この機能は、コンテキストに応じてメタデータの表示を制御する基本的な機能を提供しています。
コンテキストメタデータコンポーネントが適用されているタブに加えて、プロパティページに任意のタブを表示するには、リストからタブを選択します。タブがプロパティページに追加されます。
図:アセットプロパティページのコンテキストメタデータ
JSON ファイルでのプロパティの指定 specify-properties-in-json-file
「設定」タブのオプションでプロパティを指定する代わりに、対応するキーと値のペアを指定することで JSON ファイルでオプションを定義できます。「JSON パス」フィールドに JSON ファイルのパスを指定します。
スキーマフォームでのタブの追加または削除 adding-deleting-a-tab-in-the-schema-form
スキーマエディターで、タブを追加または削除できます。デフォルトのスキーマフォームには、「基本」、「詳細」、「IPTC」および「IPTC 拡張」の各タブが含まれています。
「+
」をクリックすると、スキーマフォームにタブが追加されます。新しいタブにはデフォルトで「Unnamed-1
」という名前が付けられます。この名前は、「設定」タブから編集できます。タブを削除するには、「X
」をクリックします。
カスケードメタデータ cascading-metadata
アセットのメタデータ情報を取得するときに、ユーザーは様々なフィールドに情報を指定します。他のフィールドで選択されているオプションに応じて、特定のメタデータフィールドやフィールド値を表示できます。こうした条件に応じたメタデータの表示は、カスケードメタデータと呼ばれます。つまり、特定のメタデータフィールドや値と、1 つ以上のフィールドまたはその値(あるいはその両方)との依存関係を作成できます。
メタデータスキーマを使用して、カスケードメタデータを表示するルールを定義します。例えば、メタデータスキーマにアセットタイプフィールドが含まれている場合は、ユーザーが選択したアセットタイプに基づいて、表示するフィールドの関連セットを定義できます。
次に、カスケードメタデータを定義できるいくつかの使用例を示します。
- ユーザーの所在地が必要な場合に、ユーザーが選択した国および都道府県に基づいて、関連する都市名を表示します。
- ユーザーが選択した製品カテゴリに基づいて、関連するブランド名をリストに読み込みます。
- 別のフィールドで指定された値に基づいて、特定のフィールドの表示と非表示を切り替えます。例えば、ユーザーが別の住所への配送を希望した場合に、別の発送先住所フィールドを表示します。
- 別のフィールドに指定された値に基づいて、特定のフィールドを必須として指定します。
- 別のフィールドで指定された値に基づいて、特定のフィールドに表示されるオプションを変更します。
- 別のフィールドで指定された値に基づいて、特定のフィールドにデフォルトのメタデータ値を設定します。
Experience Manager でのカスケードメタデータの設定 configure-cascading-metadata-in-aem
選択されたアセットタイプに基づいて、カスケードメタデータを表示するシナリオを検討します。例として、次のようなものがあります。
- ビデオの場合、形式やコーデック、長さなど、適用可能なフィールドを表示します。
- Word 文書や PDF ドキュメントの場合は、ページ数や作成者などのフィールドを表示します。
選択したアセットタイプに関係なく、著作権情報を必須フィールドとして表示します。
-
Experience Manager インターフェイスで、ツール/アセット/メタデータスキーマ に移動します。
-
スキーマフォーム ページでスキーマフォームを選択し、ツールバーの「編集」をタップまたはクリックしてスキーマを編集します。
-
(オプション)メタデータスキーマエディターで、条件化するフィールドを作成します。「設定」タブで、名前およびプロパティのパスを指定します。
タブを作成するには、「
+
」をクリックしてタブを追加し、メタデータフィールドを追加します。 -
アセットタイプのドロップダウンフィールドを追加します。「設定」タブで、名前およびプロパティのパスを指定します。オプションの説明を追加します。
-
キーと値のペアは、フォームユーザーに提供されるオプションです。キーと値のペアは手動でも JSON ファイルからも指定できます。
-
値を手動で指定するには、「手動で追加」を選択し、「選択肢を追加」をクリックした後、オプションのテキストと値を指定します。例えば、ビデオ、PDF、Word、画像などのアセットタイプを指定します。
-
JSON ファイルから値を動的に取得するには、「JSON パスで追加」を選択し、JSON ファイルのパスを指定します。Experience Manager は、フォームがユーザーに提供されたときに、キーと値のペアをリアルタイムで取得します。
両方のオプションは同時には使用できません。オプションを JSON ファイルから読み込んで手動で編集することはできません。
note note NOTE JSON ファイルを追加すると、キーと値のペアはメタデータスキーマエディターには表示されませんが、公開済みの形式で使用できます。 note note NOTE 選択肢を追加するときに「ドロップダウン」フィールドをクリックすると、インターフェイスが変形し、選択肢の「削除」オプションが機能しなくなります。変更を保存するまで、ドロップダウンをクリックしないでください。この問題が発生した場合は、スキーマを保存してから再度開き、編集を続行します。 -
-
(オプション)他の必須フィールドを追加します。例えば、アセットタイプが「ビデオ」の場合、形式、コーデックおよび長さのフィールドがあります。
同様に、他のアセットタイプの依存フィールドを追加します。例えば、PDF ファイルや Word ファイルなどのドキュメントアセットには、ページ数や作成者のフィールドを追加します。
-
アセットタイプフィールドと他のフィールドとの依存関係を作成するには、依存フィールドを選択して「ルール」タブを開きます。
-
「要件」から、「必須、新しいルールに基づく」オプションを選択します。
-
「ルールを追加」をクリックし、「アセットタイプ」フィールドを選択して依存関係を作成します。また、依存関係を作成するフィールド値も選択します。この場合は、「Video」を選択します。「完了」をクリックして、変更を保存します。
note note NOTE 値があらかじめ手動で定義されているドロップダウンメニューは、ルールと一緒に使用できます。設定済みの JSON パスを含むドロップダウンメニューは、事前定義された値を使用して条件を適用するルールでは使用できません。値が実行時に JSON から読み込まれる場合は、事前定義されたルールを適用することはできません。 -
「視認性」の下で、「表示可、新しいルールに基づく」オプションを選択します。
-
「ルールを追加」をクリックし、「アセットタイプ」フィールドを選択して依存関係を作成します。また、依存関係を作成するフィールド値も選択します。この場合は、「Video」を選択します。「完了」をクリックして、変更を保存します。
note note NOTE 空白(または値以外の場所)をクリックすると、値がリセットされます。発生した場合は、値を再選択します。 note note NOTE 要件 条件と 視認性 条件は互いに関係なく適用できます。 -
同様に、「アセットタイプ」フィールドのビデオという値と、「コーデック」や「期間」などの他のフィールドとの依存関係を作成します。
-
手順を繰り返して、「アセットタイプ」フィールドのドキュメントアセット(PDF、Word)と、「ページ数」や「作成者」などのフィールドとの依存関係を作成します。
-
「保存」をクリックします。メタデータスキーマをフォルダーに適用します。
-
メタデータスキーマを適用したフォルダーに移動して、アセットのプロパティページを開きます。「アセットの種類」フィールドでの選択に応じて、関連するカスケードメタデータのフィールドが表示されます。
図:ビデオのカスケードメタデータ。
図:ドキュメントのカスケードメタデータ。
メタデータスキーマフォームの削除 delete-metadata-schema-forms
Experience Manager では、カスタムのスキーマフォームのみを削除できます。デフォルトのスキーマフォームまたはテンプレートを削除することはできません。ただし、これらのフォームでのカスタムの変更内容は削除できます。
フォームを削除するには、フォームを選択して削除をクリックします。
- デフォルトフォームに対するカスタムの変更を削除すると、ロック記号( )がフォームの前に再び表示されます。これは、フォームがデフォルトの状態に戻ったことを示します。
- Assets 内のデフォルトのメタデータスキーマフォームは削除できません。
MIME タイプ用のスキーマフォーム schema-forms-for-mime-types
Experience Manager には、様々な MIME タイプですぐに使用できるデフォルトのフォームが用意されています。ただし、様々な MIME タイプのアセットにカスタムのフォームを追加することができます。
MIME タイプ用の新しいフォームの追加 add-new-forms-for-mime-types
適切なフォームタイプの下でフォームを作成します。例えば、image/png
サブタイプのテンプレートを追加するには、「image」フォームの下にフォームを作成します。スキーマフォームのタイトルはサブタイプ名です。この場合、タイトルは「png
」です。
様々な MIME タイプ用の既存スキーマテンプレートの使用 use-an-existing-schema-template-for-various-mime-types
別の MIME タイプに対して既存のテンプレートを使用できます。例えば、MIME タイプ image/png
のアセットに対して image/jpeg
フォームを使用します。
この場合は、CRX リポジトリー内の /etc/dam/metadataeditor/mimetypemappings
にノードを作成します。そのノードの名前を指定し、次のプロパティを定義します。
exposedmimetype
String
image/jpeg
mimetypes
exposedmimetype
属性で定義したフォームを使用する MIME タイプのリストString
image/png
Assets では、次の MIME タイプとスキーマフォームがマッピングされます。
メタデータスキーマへのアクセス権の付与 grant-access-to-metadata-schemas
メタデータスキーマ機能は、管理者のみが使用できます。ただし、管理者は一部の権限を変更して、管理者以外のユーザーにアクセス権を付与することができます。/conf
フォルダーに対する作成、変更、削除の権限を管理者以外のユーザーに割り当てます。
フォルダー固有のメタデータの適用 apply-folder-specific-metadata
Assets では、メタデータスキーマのバリアントを定義して、それを特定のフォルダーに適用できます。
例えば、デフォルトのメタデータスキーマのバリアントを定義して、それをフォルダーに適用できます。変更したスキーマを適用すると、フォルダー内のアセットに適用されている元のデフォルトのメタデータスキーマがオーバーライドされます。
このスキーマが適用されているフォルダーにアップロードされたアセットのみが、バリアントのメタデータスキーマに定義されている変更されたメタデータに従います。元のスキーマが適用されている他のフォルダーにある Assets は、元のスキーマに定義されているメタデータに引き続き従います。
アセットごとのメタデータの継承は、階層の最上位フォルダーに適用されているスキーマに基づきます。サブフォルダーには同じスキーマが適用または継承されます。異なるスキーマがサブフォルダーレベルで適用されると、継承が停止します。
-
Experience Manager インターフェイスで、ツール/アセット/メタデータスキーマ に移動します。メタデータスキーマフォーム ページが表示されます。
-
フォーム(デフォルトのメタデータフォームなど)の前にあるチェックボックスをオンにし、「コピー」をクリックして、カスタムフォームとして保存します。そのフォームに
my_default
などの名前を付けます。または、カスタムフォームを作成できます。 -
メタデータスキーマフォーム ページで、
my_default
フォームを選択し、「編集」をクリックします。 -
メタデータスキーマエディター ページで、スキーマフォームにテキストフィールドを追加します。例えば、「カテゴリ」というラベルのフィールドを追加します。
図:メタデータスキーマフォームエディターに追加されたテキストフィールド。
-
「保存」をクリックします。変更されたフォームは メタデータスキーマフォーム ページにリストされます。
-
ツールバーの「フォルダーに適用」をクリックしてカスタムメタデータをフォルダーに適用します。
-
変更されたスキーマを適用するフォルダーを選択し、「適用」をクリックします。
-
フォルダーに他のメタデータが適用されている場合は、既存のメタデータスキーマを上書きする旨の警告メッセージが表示されます。「上書き」をクリックします。
-
「OK」をクリックして、成功メッセージを閉じます。
-
変更したメタデータスキーマを適用したフォルダーに移動します。
必須メタデータの定義 define-mandatory-metadata
必須フィールドをフォルダーレベルで定義すると、そのフォルダーにアップロードされるアセットに強制的に適用されます。事前に定義された必須フィールドのメタデータが欠落したアセットをアップロードすると、カード表示においてそのアセットのメタデータがないことが表示されます。
-
Experience Manager インターフェイスで、ツール/アセット/メタデータスキーマ に移動します。メタデータスキーマフォーム ページが表示されます。
-
デフォルトのメタデータフォームをカスタムフォームとして保存します。例えば、
my_default
として保存します。 -
カスタムフォームを編集します。必須フィールドを追加します。例えば、「カテゴリ」フィールドを追加して、それを必須フィールドにします。
図:メタデータスキーマフォームエディターの必須フィールド。
-
「保存」をクリックします。変更されたフォームは メタデータスキーマフォーム ページにリストされます。フォームを選択し、ツールバーの「フォルダーに適用」をクリックしてカスタムメタデータをフォルダーに適用します。
-
フォルダーに移動し、カスタムフォームに追加した必須フィールドにメタデータが指定されていないアセットをアップロードします。必須フィールドの指定されていないメタデータに関するメッセージが、アセットのカード表示に表示されます。
-
(オプション)
https://[aem_server]:[port]/system/console/components/
にアクセスします。com.day.cq.dam.core.impl.MissingMetadataNotificationJob
コンポーネントを設定して有効にします。このコンポーネントはデフォルトで無効になっています。アセット上にあるメタデータの妥当性を Experience Manager がチェックする頻度を設定します。この設定により、プロパティhasValidMetadata
がアセットのjcr:content
に追加されます。Experience Manager は、このプロパティを使用して、検索結果内の無効なアセットをフィルタリングします。チェックの後にアセットを追加した場合、次に予定されるチェックが実行されるまでそのアセットはhasValidMetadata
でフラグは付きません。したがって、次に予定されるチェック後まで、無効なメタデータの検索フィルターにアセットが表示されません。note caution CAUTION メタデータの検証チェックは、大量のリソースを必要とするので、システムのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。検証チェックのスケジュール設定は、適切に行う必要があります。サーバーがチェックの負荷に対処できない場合は、このジョブを無効にしてください。