アダプティブフォームでサポートされている送信アクション
アダプティブフォームを使用すると、魅力的でレスポンシブ、かつ動的でアダプティブなフォームを作成できます。これには、直感的なユーザーインターフェイスと、フォームを効率的にデザインおよび管理する標準コンポーネントセットが用意されています。様々な送信アクションを設定して、OneDrive、SharePoint、Workfront Fusion などのサービスにフォームデータを送信できます。
送信アクションは、ユーザーがアダプティブフォームの「送信」ボタンをクリックしたするときにトリガーされます。Forms as a Cloud Service では、標準の送信アクションがいくつか提供されています。ビルトインの送信アクションを使用すると、次のことができます。
- フォームデータをメールで簡単に送信できます。
- データの送信中に、Microsoft® Power Automate のフローまたは AEM ワークフローを開始します。
- フォームデータを Microsoft® SharePoint Server、Microsoft® Azure Blob Storage、または Microsoft® OneDrive に直接送信します。
- フォームデータモデル(FDM)を使用して、設定済みのデータソースにデータをシームレスに送信します。
- データを REST エンドポイントに送信すると便利です。
アダプティブフォームでサポートされている送信アクション
AEM forms には、次の標準の送信アクションが用意されています。
アダプティブフォームを他のストレージ設定に送信することもできます。
オーサリングタイプ全体での送信アクションのサポート
次の表に、AEM Forms で使用されるフォームオーサリング方法に基づいてサポートされる送信アクションを示します。
アダプティブフォームにおけるサーバー側の再検証
通常、どのようなオンラインデータ取得システムでも、ビジネスルールを適用するために、開発者はクライアントサイドに何らかの JavaScript 検証を配置します。しかし、最新のブラウザーでは、エンドユーザーが Web Browser DevTools Console などの様々な手法を使用してこれらの検証を回避し、手動で送信を行える方法が存在します。このような手法は、アダプティブフォームにも有効です。フォーム開発者は、多様な検証ロジックを作成できますが、エンドユーザーは、これらの検証ロジックを回避し、無効なデータをサーバーに送信できます。無効なデータは、フォーム作成者が適用したビジネスルールを破ることになります。
サーバーサイドの再検証機能は、アダプティブフォーム作成者がアダプティブフォームのデザイン中に指定した検証を、サーバー上でも実行するための機能です。これは、フォームの検証で表されるデータ送信の漏洩やビジネスルール違反の可能性を阻止します。
サーバーで検証されるもの
サーバーで再実行される、アダプティブフォームのすぐに使用できる(OOTB)すべてのフィールド検証を以下に示します。
- 必須
- 検証パターン形式文字列
- 検証式
サイドバーにある「アダプティブフォームコンテナ」の「サーバー側で再検証」を使用して、現在のフォームのサーバーサイド検証を有効または無効にします。
サーバーサイド検証の有効化
エンドユーザーがこれらの検証を回避してフォームを送信した場合、サーバーが再度検証を行います。サーバーサイドでの検証が失敗した場合、送信処理が停止します。ユーザーには、元のフォームが再度表示されます。取得されたデータおよび送信されたデータは、エラーとしてユーザーに表示されます。