サンドボックスプログラムの概要と実稼動プログラムとの違いについて説明します。
サンドボックスプログラムは、通常、トレーニング、デモの実行、イネーブルメントまたは概念実証(POC)の目的にかなうように作成されるので、ライブトラフィックを実行するためのものではありません。
サンドボックスプログラムは、AEM Cloud Service で使用できる 2 種類のプログラムの 1 つで、もう 1 つは実稼動プログラムです。プログラムタイプについて詳しくは、プログラムとプログラムタイプについてのドキュメントを参照してください。
サンドボックスプログラムは自動作成機能を備えています。新しいサンドボックスプログラムを作成するたびに、Cloud Manager は自動的に以下を行います。
サンドボックスプログラムには、開発環境が 1 つだけあります。
サンドボックスプログラムはライブトラフィック向けのものではないので、使用に関して一定の制限事項と条件があります。これが、実稼動プログラムとの違いです。
サンドボックスプログラムは、ライブトラフィックを実行するためのものではないので、AEM as a Cloud Service のコミットメントには従いません。
サンドボックスプログラムに作成された環境は、自動スケール用に設定されません。したがって、パフォーマンスや負荷テストには適しません。
カスタムドメインと IP 許可リストは、サンドボックスプログラムでは使用できません。
高度なネットワーク機能(例えば、VPN のセルフサービスプロビジョニング、非標準ポート、専用のエグレス IP アドレスなど)は、サンドボックスプログラムでは使用できません。
AEM のアップデートは、サンドボックスプログラムに自動的にはプッシュされませんが、サンドボックスプログラム内の環境に手動で適用することができます。
詳しくは、AEM バージョンのアップデートのドキュメントを参照してください。
環境を更新する方法については、環境の更新のドキュメントを参照してください。
サンドボックスプログラム内の環境は、8 時間操作が行われなかった場合、自動的に休止状態になります。休止状態になったら、手動で休止状態を解除できます。
サンドボックスプログラムは、連続休止モードになってから 6 か月が経過すると削除され、その後、再作成できます。
詳しくは、サンドボックス環境の休止と休止解除を参照してください。