サンドボックス環境の休止と休止解除 hibernating-introduction

サンドボックスプログラムの環境は、8 時間操作が検出されなかった場合、休止モードに入ります。休止状態は、サンドボックスプログラム環境に固有のものです。実稼動プログラム環境は休止状態になりません。

休止状態 hibernation-introduction

休止状態には、自動または手動で移行します。

  • 自動 - サンドボックスプログラム環境は、8 時間、無操作状態になると、自動的に休止状態になります。無操作状態とは、オーサーサービスもプレビューサービスもパブリッシュサービスもリクエストを受信しない状態と定義されます。
  • 手動 - ユーザーはサンドボックスプログラム環境を手動で休止状態にできます。前述のとおり休止状態は自動的に発生するので、そのための要件はありません。

サンドボックスプログラム環境が休止モードに入るまで、数分かかる場合があります。休止中、データは保持されます。

手動による休止 using-manual-hibernation

開発者コンソールからサンドボックスプログラムを手動で休止状態にすることができます。サンドボックスプログラム用の開発者コンソールへのアクセスは、Cloud Manager の任意のユーザーが利用できます。

サンドボックスプログラム環境を手動で休止状態にするには、次の手順に従います。

  1. my.cloudmanager.adobe.com で Cloud Manager にログインし、適切な組織を選択します。

  2. マイプログラム ​コンソールで、休止状態にするプログラムをタップまたはクリックして、詳細を表示します。

  3. 環境 ​カードで、省略記号ボタンをクリックし、「Developer Console」を選択します。

    開発者コンソールのメニューオプション

  4. 開発者コンソールで、「休止」をクリックします。

    「休止」ボタン

  5. 休止」をクリックして手順を確定します。

    休止の確定

休止処理が正常に完了すると、環境の休止処理完了通知が Developer Console 画面に表示されます。

休止状態の確認

Developer Console で、ポッド ​ドロップダウンリストの上にあるパンくずリスト内の​ 環境 ​リンクをクリックして、休止状態にする環境のリストを表示することもできます。

休止状態にする環境のリスト

休止解除 de-hibernation-introduction

開発者コンソールからサンドボックスプログラムを手動で休止状態にすることができます。

IMPORTANT
開発者 ​の役割を持つユーザーは、サンドボックスプログラム環境の休止状態を解除できます。
  1. my.cloudmanager.adobe.com で Cloud Manager にログインし、適切な組織を選択します。

  2. マイプログラム ​コンソールで、休止状態を解除するプログラムをタップまたはクリックして、詳細を表示します。

  3. 環境 ​カードで、省略記号ボタンをクリックし、「Developer Console」を選択します。

  4. 休止状態を解除」をクリックします。

    「休止解除」ボタン

  5. 休止解除」をクリックして、手順を確定します。

    休止解除の確定

  6. 休止解除プロセスが開始されたことを示す通知が届き、進行状況に合わせて情報が更新されます。

    休止解除の進行状況の通知

  7. 処理が完了すると、サンドボックスプログラム環境が再度アクティブになります。

    休止解除の完了

Developer Console で、ポッド ​ドロップダウンリストの上にあるパンくずリスト内の​ 環境 ​リンクをクリックして、休止状態を解除する環境のリストを表示することもできます。

休止状態のポッドのリスト

休止状態を解除する権限 permissions-de-hibernate

製品プロファイルで AEM as a Cloud Service へのアクセスが許可されている場合は、開発者コンソール ​にアクセスして環境の休止状態を解除できます。

休止環境へのアクセス accessing-hibernated-environment

休止状態の環境のオーサー、プレビューまたはパブリッシュサービスに対してブラウザーリクエストを行うと、環境の休止状態を示すランディングページと、サービスの休止状態を解除できる開発者コンソールへのリンクが表示されます。

休止状態にあるサービスのランディングページ

デプロイメントと AEM 更新 deployments-updates

休止状態の環境でも、デプロイメントと AEM の手動アップグレードが可能です。

  • ユーザーは、パイプラインを使用して、休止状態の環境にカスタムコードを導入できます。環境は休止状態のままとなり、新しいコードは環境で休止状態が解除された後に表示されます。

  • AEM のアップグレードは、休止状態の環境にも適用でき、Cloud Manager から手動でトリガーできます。環境は休止状態のままとなり、新しいリリースは、休止状態を解除すると環境に表示されます。

休止と削除 hibernation-deletion

  • サンドボックスプログラム内の環境は、8 時間、無操作状態になると、自動的に休止状態になります。

    • 無操作状態とは、オーサーサービスもプレビューサービスもパブリッシュサービスもリクエストを受信しない状態と定義されます。
    • 休止状態になると、手動で休止状態を解除できます。
  • サンドボックスプログラムは、連続休止モードになってから 6 か月が経過すると削除されますが、その後、再作成できます。

NOTE
休止状態が 6 か月続いた後で自動的に削除されるのは、サンドボックス環境のみです。リポジトリとコードを含むサンドボックスプログラムは保持されます。
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