カスタムドメイン名の概要 introduction
Adobe Experience Manager as a Cloud Service には、*.adobeaemcloud.com
で終わるデフォルトのドメイン名がプロビジョニングされます。Cloud Managerの UI を使用すると、セルフサービス方式でカスタムドメインを追加して、サイトを独自のブランド名で識別することができます。 カスタムドメイン名を web サイトに関連付けた後も、デフォルトの *.adobeaemcloud.com
ドメイン名は残ります。
カスタムドメイン名とは what-are-custom-domain-names
各 web サイトには、184.33.123.64
のような、機械で読み取り可能な一意の数値アドレスが関連付けられています。ドメインネームシステム(DNS)を使用すると、数値アドレスを、wknd.com
のような覚えやすいアドレスに変換することで、web サイトにカスタムのブランドドメインを付加できます。
顧客が覚えやすく、ブランドを反映したサイトのドメイン名を付けることをお勧めします。
ドメイン名は、ドメイン名登録機関、会社、またはドメイン名を管理および販売する組織から購入できます。ドメイン名登録者は、DNS サーバー上のドメイン名を管理します。
カスタムドメイン名と BYO CDN byo-cdn
AEM as a Cloud Service にはビルトインのコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスが用意されていますが、独自の(BYO)CDN を AEM とともに使用することもできます。カスタムドメインは、AEM が管理する CDN か、自分が管理している CDN のいずれかにインストールできます。
- AEM が管理する CDN にインストールされるカスタムドメイン名(および証明書)は、Cloud Manager で管理されます。
- 独自の CDN にインストールされているカスタムドメイン名(および証明書)は、その特定の CDN で管理されます。
独自の CDN で管理するドメインは、Cloud Managerを介してインストールする必要はありません。 X-Forwarded-Host を介してAEMで使用可能になり、Dispatcherで定義された vhost と一致します。 CDN ドキュメントを参照してください。
1 つの環境で、AEM が管理する CDN にインストールされたドメインと、独自の CDN にインストールされたドメインの両方を持つことができます。
ワークフロー workflow
カスタムドメイン名を追加するには、DNS サービスと Cloud Manager 間のやり取りが必要です。このため、カスタムドメイン名のインストール、設定および検証には、いくつかの手順が必要です。 次の表に、必要な手順の概要を示します。これには、これらの手順を完了するためのドキュメントリソースへのリンクも含まれます。
制限事項 limitations
AEMaaCS でカスタムドメイン名を使用する場合は、いくつかの制限があります。
- Cloud Managerでは、Sites プログラムの公開サービスおよびプレビューサービスでのみカスタムドメイン名がサポートされています。
- オーサーサービスでは、カスタムドメインがサポートされていません。
- 各 Cloud Manager 環境は、1 つの環境につき最大 500 個のカスタムドメインをホストできます。
- 現在実行中のパイプラインが環境に接続されている間は、その環境にドメイン名を追加することはできません。
- 同じドメイン名を複数の環境で使用することはできません。
- 一度に追加できるドメイン名は 1 つだけです。
- AEM as a Cloud Service では、
*.example.com
のようなワイルドカードドメインをサポートしていません。 - カスタムドメイン名を追加する前に、カスタムドメイン名を含んだ有効な SSL 証明書(ワイルドカード証明書が有効)をプログラムにインストールする必要があります。
始めましょう。 get-started
- SSL 証明書の追加を行って、プロジェクトの新しいカスタムドメイン名の設定を開始します。
- カスタムドメイン名の管理ドキュメントを確認して、既存のドメイン名を管理します。