作成できる環境のタイプと、Cloud Manager プロジェクト用に環境を作成する方法について説明します。
必要な権限を持っているユーザーは、(特定のテナントで使用できる範囲内で)次のタイプの環境を作成できます。
実稼動環境とステージング環境 - 実稼動環境とステージング環境はペアとして使用でき、それぞれ実稼動およびテストのために使用されます。
開発環境:開発環境は、開発およびテストのために構築でき、実稼動以外のパイプラインにのみ関連付けることができます。
個々の環境の機能は、その環境を含んでいるプログラムで有効になっているソリューションによって異なります。
実稼動環境とステージング環境はペアとしてのみ作成されます。ステージング環境または実稼動環境のどちらか一方のみを作成することはできません。
my.cloudmanager.adobe.com で Cloud Manager にログインし、適切な組織を選択します。
環境を追加するプログラムをクリックします。
プログラムの概要ページで、環境カードの「環境を追加」をクリックして環境を追加します。
「環境を追加」オプションは「環境」タブでも使用できます。
「環境を追加」オプションは、権限がない場合やライセンスされているリソースによっては、無効になっている場合があります。
表示される環境を追加ダイアログで以下を行います。
「保存」をクリックして、指定された環境を追加します。
これで、概要画面の環境カードに新しい環境が表示されます。新しい環境にパイプラインを設定できるようになりました。
概要ページの環境カードを使用して、2 通りの方法で環境の詳細にアクセスできます。
次の 概要ページで、画面上部の「環境」タブをクリックします。
または、環境カードの「すべて表示」ボタンをクリックして、「環境」タブに直接ジャンプします。
環境が開いて、プログラムのすべての環境が一覧表示されます。
リスト内の環境をクリックすると、その環境の詳細が表示されます。
または、目的とする環境の省略記号ボタンをクリックし、「詳細を表示」を選択します。
環境カードには 3 つの環境のみ表示されます。前述のように「すべて表示」ボタンをクリックすると、プログラムのすべての環境が表示されます。
Cloud Manager は、各 AEM as a Cloud Service 環境に(追加のパブリッシュサービスとして)プレビューサービスを提供します。
このサービスを使用すると、web サイトが実際のパブリッシュ環境に達して公開される前に、web サイトの最終的なエクスペリエンスをプレビューできます。
作成時に、プレビューサービスには、Preview Default [<envId>]
というラベルの付いたデフォルトの IP 許可リストが適用されます。これはプレビューサービスへのすべてのトラフィックをブロックします。アクセスを有効にするには、プレビューサービスに適用されたデフォルトの IP 許可リストを能動的に解除する必要があります。
必要な権限を持つユーザーがプレビュー URL に確実にアクセスできるようにするには、プレビューサービス URL を任意のチームと共有する前に、次のオプションの手順を完了する必要があります。
適切な IP 許可リストを作成してプレビューサービスに適用し、Preview Default [<envId>]
許可リストの適用を直ちに解除します。
IP 許可リストの更新ワークフローを使用して、デフォルトの IP を削除し、必要に応じて IP を追加します。詳しくは、「IP 許可リストの管理」を参照してください。
プレビューサービスへのアクセスをロック解除すると、プレビューサービス名の前にあるロックアイコンは表示されなくなります。
アクティブ化した後は、AEM 内の「公開を管理」UI を使用して、コンテンツをプレビューサービスに公開できます。詳しくは、コンテンツのプレビューのドキュメントを参照してください。
お使いの環境が AEM バージョン 2021.05.5368.20210529T101701Z
以降をベースにしている必要があります。そのためには、更新パイプラインが環境で正常に実行されていることを確認します。
実稼動プログラム内のステージング環境と実稼動環境の更新は、クラウドネイティブなサービスなので、アドビが自動的に管理します。
ただし、開発環境およびサンドボックスプログラム内の環境の更新は、プログラム内で管理されます。そのような環境で AEM の最新の公開バージョンが動作していない場合、プログラムの概要画面で環境カードのステータスにはアップデート利用可能と表示されます。
パイプラインは、AEM as a Cloud Service の環境にコードをデプロイする唯一の手段です。そのため、各パイプラインは特定の AEM バージョンに関連付けられています。
パイプラインで前回デプロイされた AEM よりも新しいバージョンの AEM が使用可能であることが Cloud Manager で検出された場合は、環境のステータスがアップデート利用可能と表示されます。
したがって、更新プロセスは次の 2 つの手順で構成されます。
「更新」オプションは、開発環境およびサンドボックスプログラム内の環境の環境カードで環境の省略記号ボタンをクリックして使用できます。
このオプションは、プログラムの「環境」タブをクリックしたあと環境の省略記号ボタンをクリックしても使用できます。
デプロイメントマネージャーの役割を持つユーザーは、このオプションを使用して、この環境に関連付けられているパイプラインを最新の AEM バージョンに更新できます。
パイプラインのバージョンが公開済みの最新の AEM バージョンに更新されたら、ユーザーは、関連するパイプラインを実行して最新バージョンの AEM を環境にデプロイするように促されます。
「更新」オプションの動作は、プログラムの設定と現在の状態によって異なります。
必要な権限を持つユーザーは、開発環境を削除できます。
環境カードのプログラムの概要画面で、削除する開発環境の省略記号ボタンをクリックします。
「削除」オプションは、プログラムの概要ウィンドウの「環境」タブでも使用できます。環境の省略記号ボタンをクリックし、「削除」を選択します。
環境カードで環境の省略記号メニューから「アクセスを管理」を選択します。オーサーインスタンスに直接移動して、環境のアクセスを管理できます。
環境カードで環境の省略記号メニューから「開発者コンソール」を選択します。ブラウザーに新しいタブが開き、開発者コンソールへのログインページが表示されます。
開発者コンソールにアクセスできるのは、開発者の役割を持つユーザーだけです。ただし、サンドボックスプログラムの場合は、そのサンドボックスプログラムにアクセスできるユーザーは誰でも、開発者コンソールにアクセスできます。
詳しくは、サンドボックス環境の休止と休止解除のドキュメントを参照してください。
このオプションは、概要ウィンドウの「環境」タブで個々の環境の省略記号メニューからも使用できます。
環境カードで環境の省略記号メニューから「ローカルログイン」を選択して、Adobe Experience Manager にローカルにログインします。
さらに、概要ページの「環境」タブからもローカルにログインできます。
Cloud Manager では、Sites プログラムのパブリッシュサービスとプレビューサービスの両方に対してカスタムドメイン名がサポートされています。各 Cloud Manager 環境は、最大 250 個のカスタムドメインをホストできます。
カスタムドメイン名を設定するには、「環境」タブに移動し、環境をクリックして環境の詳細を表示します。
使用している環境のパブリッシュサービスに対して、次のアクションを実行できます。
Cloud Manager では、Sites プログラムのオーサーサービス、パブリッシュサービスおよびプレビューサービスで IP 許可リストがサポートされています。
IP 許可リストを管理するには、プログラムの概要ページの「環境」タブに移動します。個々の環境をクリックして、その詳細を管理します。
IP 許可リストを適用すると、許可リストの定義に含まれているすべての IP 範囲が環境のオーサーサービスまたはパブリッシュサービスに関連付けられます。IP 許可リストを適用するには、ビジネスオーナーまたはデプロイメントマネージャーの役割を持つユーザーがログインする必要があります。
IP 許可リストを環境に適用するには、その IP 許可リストが Cloud Manager に存在する必要があります。Cloud Manager での IP 許可リストについて詳しくは、概要 - Could Manager での IP 許可リストのドキュメントを参照してください。
IP 許可リストを適用するには、次の手順に従います。
IP 許可リストの適用を解除すると、許可リストの定義に含まれているすべての IP 範囲と、環境のオーサーサービスまたはパブリッシュサービスとの関連付けが解除されます。IP 許可リストの適用を解除するには、ビジネスオーナーまたはデプロイメントマネージャーの役割を持つユーザーがログインする必要があります。
IP 許可リストの適用を解除するには、次の手順に従います。