プロファイル結合ルールの導入 getting-started-with-profile-merge-rules

Profile Merge Rulesプロを作成するには、この節で説明している手順を確認して完了してください。

クロスデバイス対応データソースの作成 create-data-source

クロスデバイス対応データソースを作成するには、Audience Data > Data Sources > Add New の順に選択して、ここに記載されているそれぞれの節の手順を完了します。クロスデバイス対応データソースの作成や編集には、管理者権限が必要です。

TIP
各種コントロールの説明については、データソースの設定とメニューオプションを参照してください。

Data Source Details details

「Data Source Details」セクションを完了するには:

  1. データソースの名前を入力します。

  2. (オプション) ​データソースの説明を入力します。データソースの役割や目的を定義するのに、簡潔な説明が役に立ちます。

  3. 統合コードを指定します。統合コードは、このデータソース専用の一意の ID です。

  4. ID Type リストで、「Cross Device」を選択します。

  5. ID Definition リストで、データソースタイプを定義するオプションを選択します。オプションは次のとおりです。

    • Person:個人を定義する ID。この ID は複数の Audience Manager ID にマッピングできます。
    • Household:ユーザーのグループを定義する ID。この ID は複数の Audience Manager ID にマッピングできます。

データ書き出しコントロール export-controls

データ書き出しコントロールは、データソースおよび宛先に適用できるオプションの分類ルールです。宛先へのデータ送信がデータプライバシーや使用契約に違反する場合、データ送信を防止します。データ書き出しコントロールを使用しない場合は、「Data Export Controls」セクションを省略してください。

Data Source Settings settings

「Data Source Settings」セクションには複数のオプションが用意されていますが、クロスデバイス対応データソースの作成には次の 2 つのオプションが重要です。

  • Use as Authenticated Profile:デフォルトで選択されています。この設定により、独自の認証済みデータで Profile Merge Rule を作成できます。

  • Use as a Device Graph:このコントロールは、データプロバイダーとして登録されているアカウントでのみ使用できます。このチェックボックスを選択すると、データソースがデバイスグラフとして作成され、Audience Manager の他のお客様と共有できるようになります。担当の Audience Manager コンサルタントと協力して、データプロバイダーとしてセットアップしたり、このData Sourceの共有相手となる顧客を指定したりします。コンサルタントは、社内のプロビジョニングプロセスを通じて、アカウントとデバイスグラフ共有をプロビジョニングします。

  • Data retention for inactive Customer IDs:非アクティブな顧客 ID のデータ保持期間を設定できます。これにより、Audience Manager プラットフォームに Audience Manager が最後に表示された後、Audience Manager がデータベースに顧客 ID を保持する期間を決定します。デフォルト値は 24 か月(720 日)です。設定できる最小値は 1 か月、最大値は 5 年です。すべての月は 30 日としてカウントされます。Audience Manager は、非アクティブな顧客 ID に設定したデータ保持に従って、非アクティブな顧客 ID を週 1 度削除するプロセスを実行します。

これらの設定と関連付けられているテキストフィールドでは、Data Sourceの名前をプロファイル統合ルールオプションに表示されるエイリアスに置き換えることができます。例えば、Use as Authenticated Profile にエイリアスを追加した場合は、その名前が Authenticated Profile Options リストに表示されます。Use as a Device Graph にエイリアスを追加した場合は、その名前が Device Options リストに表示されます。

プロファイル結合ルールの作成 create-profile-merge-rule

Profile Merge Rule を作成するには、Audience Data > Profile Merge Rules > Add New Rule の順に選択して、ここに記載されているそれぞれの節の手順を完了します。

クロスデバイス対応データソースをセットアップした後、最大 3 個の結合ルールを作成できます。People-Based Destinations に新規登録すると、4 番目のプロファイル結合ルール(All Cross-Device Profiles)にアクセスできるようになります。

ルールの作成、編集、削除には、管理者権限が必要です。すべてのユーザーが既存のProfile Merge Rulesを表示および使用できます。

**前提条件:**Profile Merge Ruleの作成には、クロスデバイス対応データソースが必要です。データソースの作成を参照してください。

TIP
各種コントロールの説明については、定義済みのプロファイルの結合ルールオプションを参照してください。

基本情報 basic-info

「Basic Information」セクションを完了するには:

  1. Profile Merge Rule に名前を付けます。
  2. *(オプション)*Profile Merge Rule の説明を入力します。ルールの役割や目的を定義するのに、簡潔な説明が役に立ちます。
  3. (オプション) ​これをデフォルトの Profile Merge Rule にしたい場合は、「Set as default」を選択します。新規セグメントはデフォルトルールに自動的に関連付けられます。

データ書き出しコントロール data-export-controls

データ書き出しコントロールは、Profile Merge Ruleに適用できるオプションの分類ルールです。宛先へのデータ送信がデータプライバシーや使用契約に違反する場合、データ送信を防止します。データ書き出しコントロールを使用しない場合は、「Data Export Controls」セクションを省略してください。

Profile Merge Rule Setup profile-merge-rule-setup

「Proflie Merge Rule Setup」セクションを完了するには:

  1. Authenticated Option」を選択します。オプションは次のとおりです。

    • No Authenticated Profile
    • Current Authenticated Profile
    • Last Authenticated Profile
  2. Authenticated Profile Option を(最大 3 つ)選択します。これらは以前作成したクロスデバイス対応データソースです。

  3. Device Option」を選択します。オプションは次のとおりです。

    • No Device Profile
    • Current Device Profile
    • Profile Link Device Graph
  4. Save」をクリックします。

クロスデバイス ID をユーザーキーとして使用する Adobe Campaign の宛先に関する考慮事項 considerations

2019 年後半に、クロスデバイス ID を使用して生成されたバッチファイルの精度を向上させるために、一連のプロファイル結合ルールの機能強化がリリースされました。これらの機能強化は、2020 年 3 月 16 日(PT)(火)より、Audience Manager インスタンスで厳密に適用されます。そのため、クロスプロファイル ID を使用して宛先にマッピングされたセグメントは、一部のデバイス結合ルールの設定でエクスポートの生成を停止します。

クロスデバイス ID(Adobe Campaign など)を使用して、Audience Manager インスタンスと宛先を正しく統合するには、次の要件を満たす必要があります。

  1. Adobe Campaign の宣言された ID の宛先にマッピングされたセグメントで使用されるプロファイルの結合ルールを確認します。認証済みのすべてのプロファイルをエクスポートに含めることができるように、プロファイルのマージルールでは Last Authenticated Profile オプションを使用する必要があります。プロファイル結合ルールで別のオプションを使用している場合は、Last Authenticated Profile に切り替えます。
  2. プロファイル結合ルール設定で、Adobe Campaign の宣言済み ID データソースを選択します。
NOTE
上記の手順に基づいて、Profile Merge Rules が最大数に達しており、設定に関するサポートが必要な場合は、カスタマーケアにお問い合わせください。

結合ルールコードの設定 configure-merge-rule-code

下の説明に従って、結合ルールと連携して動作するための Adobe Experience Platform Identity Service、DIL、およびモバイル SDK コードを設定します。

前提条件

これらの手順を完了する​ ​に、クロスデバイス対応データソースおよびプロファイル結合ルールを設定する必要があります。

Adobe Experience Platform ID サービスの顧客の場合 id-service-customers

Profile Merge Rulesを操作する際は、Adobe Experience Platform Identity Service および最新バージョンの DIL の使用をお勧めします。ただし、この機能を使用する場合に Adobe Experience Platform Identity Service を使用することは必須ではありません。DIL のみを使用する場合は、下記のレガシー DIL の節を参照してください。

顧客 ID 設定関数の設定

Adobe Experience Platform Identity Service を操作する差異、setCustomerIDs 関数は宣言された ID を Audience Manager に渡します。プロファイル結合ルールを使用する場合、setCustomerIDs を変更して、クロスデバイス対応データソースの作成時に指定した統合コードを使用するよう設定します。例えば、統合コード my_datasource_ic でクロスデバイス対応データソースを作成したとします。宣言された ID を渡すには、以下の変更後のコードのサンプルに示すように、統合コードを訪問者 ID 関数に追加します。

汎用コードのサンプル

visitor.setCustomerIDs({
  "userid":{
      "id":"12345",
      "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED

変更後のコードのサンプル

visitor.setCustomerIDs({
  "my_datasource_ic":{
     "id":"12345",
     "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED

詳しくは、クロスデバイス対応データソースの作成顧客 ID と認証状態を参照してください。

DIL.create 関数の設定

DIL の最新バージョンでは、DIL.createvisitorService から declared ID が自動取得されるようになりました(宣言された ID 変数を参照)。DIL.create 関数を調べ、以下のコードのサンプルのように適切に設定されていることを確認します。

var vDil = DIL.create({
   partner:"partner name",
   visitorService:{
      namespace:"INSERT-MCORG-ID-HERE"
   }
});

namespace キー値ペアの *MCORG* 変数は Experience Cloud の組織 ID です。この ID がわからない場合、Administration ダッシュボードの「Experience Cloud」セクションで確認できます。このダッシュボードを表示するには、管理者権限が必要です。管理:コアサービスも参照してください。

SDK の設定

下記の SDK の設定セクションも参照してください。

レガシー DIL legacy-dil

まだ Adobe Experience Platform Identity Service を使用していない場合は、是非使用することをお勧めします。しかし、新しいコードへの移行には、慎重な検討とテストが必要です。このような場合は、DIL.create 関数を調べ、以下のコードのサンプルのように適切に設定されていることを確認します。

DIL.create({
   partner: "partner name",
   declaredId:{
      dpuuid: YOUR_DPUUID,
      dpid: YOUR_DPID
   }
});

詳しくは、宣言された ID 変数の DIL の節を参照してください。

SDK の設定 configure-sdks-legacy-dil

declared IDs を Android および iOS モバイルデバイスから渡す方法を SDK コードで確認します。Android と iOS のコードライブラリで、変数名は同じです。

  • dpid:クロスデバイス対応データソース ID。
  • dpuuid:declared ID(例:ユーザー ID)。
デバイスタイプ
メソッド
Android

setDpidAndDpuuid

構文:

 public static void setDpidAndDpuuid(String dpid, String dpuuid);

例:

 AudienceManager.setDpidAndDpuuid("myDpid","myDpuuid");
iOS

audienceSetDpid:dpuuid

構文:

+ (void) audienceSetDpid:(NSString *)dpid                   dpuuid:(NSString *)dpuuid;

例:

[ADBMobile audienceSetDpid:@"290"                   dpuuid:@"99301393923940"];

Android 用の Audience Manager メソッド iOS 用の Audience Manager メソッドも参照してください。

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