Target の主要概念
Adobe Target の機能を理解するのに役立つ重要な概念に関する情報。
アクティビティとテスト section_BEA0A0C51A8847579B566060206DE7E8
アクティビティは、サイト訪問者が経験するエクスペリエンスを指定します。
例えば、夏用の婦人靴の情報をハイライトするランディングページと夏用の一般衣料をハイライトするランディングページの 2 つをテストするアクティビティを作成できます。アクティビティによって、これらの各ランディングページをいつ表示するかを制御する条件や、成功度の高いページを判断する指標を定義できます。アクティビティは、特定の条件が満たされた場合に開始し終了するように設定されます。 これらの条件には、特定の日付の間にアクティビティを開始および終了することや、アクティビティが承認されたときに開始し、非アクティブ化されたときに終了することなどが含まれます。
アクティビティを設計する際は、慎重に計画します。 アクティビティの開始時刻と期間を指定します。 その後、オファーの一覧を作成し、それぞれにターゲットとなるオーディエンスを割り当てます。
Target には、複数のアクティビティタイプがあります。次の表は、各アクティビティタイプの概要と学習に役立つリンクを示しています。目的に合わせて最適なアクティビティタイプを選択できるように、Target チームは Adobe Target アクティビティガイドも作成しました。
メモ: A/B テストアクティビティ内に レコメンデーションを組み込めるようになりました。この機能を使用するには、Target Premium ライセンスが必要です。
メモ: 自動配分アクティビティ内にレコメンデーションを組み込めるようになりました。この機能を使用するには、Target Premium ライセンスが必要です。
メモ: 自動ターゲットアクティビティ内にレコメンデーションを含めることができるようになりました。この機能を使用するには、Target Premium ライセンスが必要です。
メモ: エクスペリエンスターゲット設定アクティビティ内にレコメンデーションを組み込めるようになりました。この機能を使用するには、Target Premium ライセンスが必要です。
例えば、リュックサックを購入した顧客に対して、ハイキングシューズやトレッキング用のステッキの購入を提案できます。特定の商品を購入した顧客が購入している他の商品を特定できるアルゴリズムを使用して、多くの場合同時に購入されている商品を示すレコメンデーションを作成できます。また、特定のビデオを視聴した訪問者が視聴している他のビデオを特定できるアルゴリズムを使用して、訪問者が視聴したビデオと似たビデオを提案することで、訪問者がメディアサイト上でより多くの時間滞在するように誘導することもできます。
メモ: A/B テスト(自動配分と自動ターゲットを含む)アクティビティおよびエクスペリエンスターゲット設定(XT)アクティビティ内にレコメンデーションを組み込めるようになりました。 オファーとしての Recommendationsを参照してください。
場所 section_F18FBF1ED23340ED9F39C51971A4E874
場所とは、主に Web サイト上のページを指します。また、モバイルアプリ、電子メールなど、最適化を実行する任意の場所を指すこともあります。
場所は、アクティビティおよびエクスペリエンスにとって必須の要素です。それぞれの場所では、次のいずれか 1 つまたは両方を実行するか、どちらも実行しないかを決めることができます。
- 訪問者に合わせて、コンテンツを表示したり入れ替えたりします。
- 訪問者の行動をログに記録します。
Target Standard では、追跡する各ページの <head>
セクションに Target を有効化する 1 行のコードが含まれている限り、ページ上の任意の要素を場所にできます。このコードの行は、情報を収集し、訪問者に対してターゲット設定したエクスペリエンスを提供するために必要な JavaScript ライブラリを呼び出します。
場所をオーディエンスと組み合わせて使用することで、情報のターゲティングをおこなうための無数ともいえる選択肢が提供されます。例えば、過去にサイトを訪問したことがない新規訪問者に対しては、割引クーポンを表示できます。同様に、リターン訪問者には、ページを変更して、リターン訪問者に適したオファーを表示できます。
また、場所を使用して、web サイト全体を通した訪問者の進行状況を追跡することもできます。 また、場所を使用して、訪問者が特定の成功指標(買い物かごへの商品の追加や購入の完了など)を達成したかどうかを追跡できます。
エクスペリエンスとページデザイン section_B806FB752EC1470784755C1EB3D4AC70
エクスペリエンス(レシピとも呼ばれます)は、ページに表示するコンテンツやリンクなどその他のページ要素を定義します。
エクスペリエンスによって、特定のターゲット条件が満たされた場合に、特定の場所にどのオファーを表示するかが決まります。例えば、リターン訪問者がサイトにアクセスした場合に、配送日数が 2 日のオファーをページの最上部に表示するようにエクスペリエンスを指定できます。また、初回訪問者がページを表示したときには、同じ場所に 10%割引を表示するようにエクスペリエンスを指定することもできます。
エクスペリエンスは、訪問者の行動を期待する結果につなげられるように、ページ上に表示するオファー、画像アセット、その他の HTML 要素(リンクなど)で構成されます。Target は、場所、オファーおよびエクスペリエンスを組み合わせて、特定のテスト中にサイトに表示するコンテンツを指定します。
エクスペリエンスは、異なるページデザインにすることもできます。例えば、あるエクスペリエンスではページ上部に一連のリンクを表示し、別のエクスペリエンスでは異なるリンクを表示したり、同じリンクを異なる順序で表示したりすることができます。特定の画像が別の画像よりも高い上昇率をもたらすかどうかや、広告がページの上部にある場合とその他の場所にある場合でどちらがクリックされる確率が高いかなどをテストできます。
Target では、様々なデジタルタッチポイントで各訪問者のエクスペリエンスを最適化し、様々なエクスペリエンスをテストして、どのエクスペリエンスが最も効果が高いかを特定できます。エクスペリエンスのターゲット設定を慎重におこなうことによって、サイトの訪問者に最も関連のあるオファーをページ上の適切な場所に表示でき、訪問が成功となる可能性を高めることができます。
オファー section_973D4CC4CEB44711BBB9A21BF74B89E9
オファーは、キャンペーンまたはアクティビティの間に web ページに表示されるコンテンツです。
Web ページをテストする場合は、場所の様々なオファーを使用して各エクスペリエンスの成功を測定します。
オファーには、次のような様々な種類のコンテンツを含めることができます。
- 画像
- テキスト
- HTML
- リンク
- ボタン
例えば、サイトの新規訪問者であるかどうかに応じて、1 つの Web ページに 2 つのオファーのいずれかを表示することができます。
エクスペリエンス によって、特定の条件が満たされた場合にどのコンテンツを表示するかが決まります。
オーディエンス section_3F32DA46BDF947878DD79DBB97040D01
特定の条件に適合するアクティビティ参加者に対してコンテンツをターゲット設定し、最適化します。
オーディエンスはアクティビティのターゲットを定義するもので、ターゲット設定が可能なあらゆる場所で使用されます。
Target オーディエンスは、定義された訪問者条件のセットです。オファーは、特定のオーディエンス(セグメント)をターゲットにできます。特定のオーディエンスをターゲットとしたエクスペリエンスは、そのオーディエンスに属する訪問者のみに表示されます。
例えば、特定のブラウザーやオペレーティングシステムを使用する訪問者で構成されたオーディエンスに対して、アクティビティをターゲット設定できます。
また、1 つの地域からの訪問者や、特定の検索エンジンからページにアクセスした人をターゲットとすることができます。
オーディエンスを保存して複数のアクティビティで再利用することも、特定のアクティビティに対してオーディエンスを作成することもできます。
訪問者プロファイルによるサイト訪問者情報の追跡に関する詳細については、「訪問者プロファイル」を参照してください。
トレーニングビデオ:
以下のビデオは、この記事で説明した概念についてさらに詳しく説明しています。
アクティビティタイプ(9:03)
このビデオでは、Target Standard/Premium で利用できるアクティビティタイプについて説明しています。
- Adobe Target に含まれるアクティビティタイプの説明
- 目標達成に適したアクティビティタイプの選択
- すべてのアクティビティタイプを対象とする、ガイド付き 3 ステップワークフローの説明
Adobe Target での オーディエンス の使用(6:21)
このビデオでは、Target Standard/Premium におけるオーディエンスの使用方法を説明します。
- 用語「オーディエンス」の説明
- 最適化のためにオーディエンスを使用する 2 つの方法の説明
- オーディエンスリストでのオーディエンスの検索
- アクティビティのオーディエンスへのターゲット設定
- アクティビティの受動的なレポート用でのオーディエンスの使用