人物サービスでの顧客属性へのアクセス
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Adobe Experience Cloud で、メニューアイコン(
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「Customer Attributes」タブをクリックします。
Target での顧客属性のワークフロー
Target で CRM データを使用する手順は次の図のとおりです。
次の各タスクを実行する方法について詳しくは、Experience Cloud サービスおよび管理ドキュメント の顧客属性ソースの作成とデータファイルのアップロードを参照してください。
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データファイルを作成します。
CRM の顧客データを CSV 形式に書き出して、.csv ファイルを作成します。アップロード用に zip ファイルまたは gzip ファイルを作成することもできます。CSV ファイルの最初の行がヘッダーであり、すべての行(顧客データ)に同じ数のエントリが含まれていることを確認してください。
次の図に、エンタープライズ顧客データファイルの例を示します。
次の図に、エンタープライズ顧客の .csv ファイルの例を示します。
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属性ソースを作成し、データファイルをアップロードします。
データソースの名前と説明、エイリアス ID を指定します。エイリアス ID は、
VisitorAPI.js
の顧客属性コードで使用する一意の ID です。IMPORTANT
データソース名と属性名にピリオドを含めることはできません。使用するデータファイルは、ファイルのアップロード要件に準拠し、100 MB を超えないようにする必要があります。 ファイルが大きすぎる場合、または定期的にアップロードする必要があるデータがある場合は、代わりに FTP でファイルをアップロードすることができます。
- HTTPS: .csv データファイルをドラッグ&ドロップするか、「Browse」をクリックしてファイルシステムからアップロードしてください。
- FTP: FTP リンクをクリックして FTP 経由でファイルをアップロードします。まず、アドビが指定した FTP サーバーのパスワードを入力します。パスワードを指定し、「Done」をクリックします。
CSV、ZIP または GZIP ファイルを FTP サーバーに転送します。このファイル転送が正常に完了したら、同じ名前と
.fin
拡張子の新しいファイルを作成します。この空のファイルをサーバーに転送します。これにより転送が完了したことを示し、Experience Cloud がデータファイルの処理を開始します。 -
スキーマを検証します。
検証プロセスでは、アップロードした属性(文字列、整数、数値など)に表示名と説明を設定できます。各属性を適切なデータタイプ、表示名、説明に対応付けます。
スキーマの検証が完了したら、「Save」をクリックします。 ファイルのアップロード時間はサイズによって異なります。
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購読を設定し、属性ソースを有効にします。
「Add Subscription」をクリックして、これらの属性を登録するソリューションを選択します。 購読の構成は、Experience Cloud とソリューションの間のデータフローを設定します。属性ソースを有効化すると、購読しているソリューションでデータが利用できるようになります。アップロードした顧客レコードは、Web サイトまたはアプリケーションから入ってくる ID 信号と照合されます。
この手順を実行する際は、次の制限事項に注意してください。
- HTTP を使用する場合、一度にアップロードできる最大ファイルサイズは 100 MB です。
- FTP を使用する場合、一度にアップロードできる最大ファイルサイズは 4 GB です。
- 購読できる属性の数は、Target Standard の場合は 5 個、Target Premium の場合は 200 個です。
Target での顧客属性の使用
Target で顧客属性を使用する方法は次のとおりです。
ターゲットオーディエンスを作成する
Target では、オーディエンスの作成時に「Visitor Profile」セクションから顧客属性を選択できます。 リスト内の顧客属性はすべて先頭に < data_source_name > が付きます。これらの属性を、必要に応じて他のデータ属性と組み合わせることで、オーディエンスを構築します。
トークンを使用してプロファイルスクリプトを作成する
顧客属性をプロファイルスクリプトで参照するときは、crs.get('<Datasource Name>.<Attribute name>')
形式を使用できます。
このプロファイルスクリプトはオファーで直接使用し、現在の訪問者に属する属性を配信できます。
適切な実装して使用するために Web サイトで mbox3rdPartyID を使用する
mbox3rdPartyId
をパラメーターとして、targetPageParams()
メソッド内のグローバル mbox に渡します。mbox3rdPartyId
の値は、CSV データファイルの顧客 ID に設定する必要があります。
<script type="text/javascript">
function targetPageParams() {
return 'mbox3rdPartyId=2000578';
}
</script>
Experience Cloud ID サービスの使用
Experience Cloud ID サービスを使用する場合は、ターゲット設定で顧客属性を使用するために、顧客 ID と認証状態を設定する必要があります。詳しくは、Experience Cloud ID サービスのヘルプ で、顧客 ID と認証状態を参照してください。
Target で顧客属性を使用する方法について詳しくは、次のリソースを参照してください。
- Experience Cloud サービスおよび管理ドキュメント の顧客属性ソースの作成とデータファイルのアップロード
よくある問題
顧客属性と Target を使用する際に次の問題が発生することがあります。
問題 1:プロファイルが大きすぎることが原因で顧客属性が削除される
ユーザープロファイルの 1 つのフィールドごとに文字数制限はありません。ただし、プロファイルが 64,000 文字を超えると、64,000 文字を下回るまで最も古い属性から順に削除されて切り詰められます。
問題 2:数日間経っても Target のオーディエンスライブラリに属性が表示されない
その場合は、パイプラインの接続に問題が生じているケースがほとんどです。顧客属性チームにフィードの再発行を依頼してください。