トランザクションメッセージのユースケース transactional-messaging-use-case
この例では、Adobe Campaignのトランザクションメッセージ機能を使用して、web サイトでの購入が完了するたびに CRM ID で顧客を特定する確認メールを送信します。
前提条件は次のとおりです。
-
Profile リソースが、CRM ID に対応する新しいフィールドを使用して拡張されていることを確認します。
-
購入に対応するカスタムリソースを作成して公開し、Profile リソースにリンクします。 これにより、このリソースから情報を取得して、メッセージコンテンツを充実させることができます。
リソースの拡張、作成、公開について詳しくは、 この節を参照してください。
このユースケースを実装する主な手順を以下に示します。
手順 1 - イベント設定の作成と公開 create-event-configuration
-
Email チャネルを使用して新しいイベントを作成します。 詳しくは、イベントの作成を参照してください。
-
Profile ターゲティングディメンションを選択して、 プロファイルベースのトランザクションメッセージを作成します。
-
トランザクションメッセージをパーソナライズするために使用できる属性を定義します。 この例では、「CRM ID」と「製品識別子」フィールドを追加します。 イベント属性の定義を参照してください。
-
顧客の購入に関する情報でメッセージコンテンツをエンリッチメントするには、Purchase リソースをターゲットにしたエンリッチメントを作成します。 イベントのエンリッチメントを参照してください。
-
イベントに以前に追加した「製品識別子」フィールドと、Purchase リソース内の対応するフィールドの間に結合条件を作成します。
-
また、プロファイルベースのイベントには必須なので、Profile のリソースをターゲットにしたエンリッチメントも作成する必要があります。
-
メッセージに以前に追加した「CRM ID」フィールドと、拡張した Profile リソースの対応するフィールドの間に結合条件を作成します。
-
「Targeting enrichment」セクションで、Profile リソースに対して、配信の実行中にメッセージターゲットとして使用されるエンリッチメントを選択します。
-
イベントのプレビューと公開。 詳しくは、イベントのプレビューと公開を参照してください。
手順 2 - トランザクションメッセージを編集して公開する create-transactional-message
-
イベントの公開時に自動的に作成されたトランザクションメッセージに移動します。 トランザクションメッセージへのアクセスを参照してください。
-
メッセージを編集およびパーソナライズします。 プロファイルトランザクションメッセージの編集を参照してください。
-
Profile リソースに追加した「CRM ID」フィールドとの紐付けを通じて、すべてのプロファイル情報に直接アクセスし、メッセージを パーソナライズできます。
-
「製品識別子」フィールドとの紐付けを通じて、Purchase リソースの任意のフィールドを追加することで、顧客の購入に関する情報でメッセージコンテンツをエンリッチメントできます。
これを行うには、コンテキストツールバーから Insert personalization field を選択します。 Context/Transactional event/Event context ノードから、Purchase カスタムリソースに対応するノードを開き、任意のフィールドを選択します。
-
特定のテストプロファイルを使用して、メッセージをテストできます。 トランザクションメッセージのテストを参照してください。
-
コンテンツの準備が整ったら、変更を保存し、メッセージを公開します。 トランザクションメッセージの公開を参照してください。
手順 3 - イベントトリガーの統合 integrate-event-trigger
イベントを Web サイトに統合します。 イベントトリガーの統合を参照してください。
手順 4 - メッセージ配信 message-delivery
これらの手順をすべて実行すると、顧客が web サイトから製品を購入するとすぐに、購入に関する情報を含む、パーソナライズされた確認メールが届きます。