アラート機能の比較
Adobe Customer Journey Analytics でアラートを使用するプロセスは、Adobe Analytics でアラートを使用するプロセスとほとんど同じです。ただし、重要な違いがあります。 以下の節では、主な違いについて説明します。
時間別アラートは使用できません
1 時間ごとのアラートはCustomer Journey Analyticsで使用でき せんが Adobe Analyticsでは使用できます。 Customer Journey Analytics では、アラートを日単位、週単位、月単位で設定できます。
様々な方法でAdobe Experience Platformにデータを取り込むことができます。 その結果、1 時間の制約内でデータの完全性と可用性を確実に達成することはできません。 データ取り込みの柔軟性は、不完全なデータの可能性が高いため、1 時間ごとのアラートは実用的でないことを意味します。 詳しくは、 データ取り込み時間は様々を参照してください。
データ取り込み時間は様々です
データが完了し、Customer Journey Analyticsでレポートできるようになるまでの時間は、組織によって異なります。
これは、次の理由によるものです。
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あらゆる種類のデータスキーマおよびデータタイプを保持する Platform の機能
Web データのみをレポートするAdobe Analyticsとは異なり、Adobe Experience Platformに様々な種類のデータを取り込んでCustomer Journey Analyticsでレポートすることができ、すべての種類のデータを順番にリアルタイムで送信できるわけではありません。
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Platform データセットへのバッチデータの配信遅延
一部のデータはより早くレポートできる場合がありますが、すべての バッチデータは Platform データセットに取り込まれます通常、データイベント時刻から 3~9 時間後の範囲です。 アラートを正確にするには、データ取り込みが完了し、データセットで使用可能なすべてのバッチデータが揃っている必要があります。
これらの理由から、取り込み可能な様々な種類のイベントデータのデータ取り込みは、通常、データイベント時間から 3~9 時間後に少し遅れて完了します。 アラートを正確にするには、特定のイベント範囲のイベントデータを完全にする必要があります。つまり、アドビでは指定されたイベント範囲のイベントデータを受信しなくなります。
この取り込み時間の遅延を考慮して、アラートを送信する前にデフォルトで 9 時間の遅延が設定されます。
デフォルトの 9 時間の遅延を 0~24 時間の間で調整できます。ただし、遅延を 9 時間未満に短縮すると、不完全なデータをレポートすることになり、アラート情報が不正確になる場合があります。
遅延の調整方法と、調整する際に考慮すべき要因について詳しくは、 アラートの作成を参照してください。
アラートの作成
Adobe AnalyticsのAnalysis Workspaceでは、 複数の方法でAnalysis Workspaceからアラートを作成することができます。 Customer Journey Analyticsでは、Analysis Workspaceでフリーフォームテーブルの選択範囲からのみ アラートを作成できます。
Adobe AnalyticsとCustomer Journey Analyticsの両方で、 アラートマネージャーを使用したアラートの作成がサポートされています