ジャーニーレポートの作成 design-jo-reports
Journey Optimizer を使用すると、リアルタイムレポートやビルトインのレポート機能に加え、ジャーニーのパフォーマンスデータを Adobe Experience Platform に自動的に送信し、他のデータと組み合わせて分析できるようになります。
例えば、複数のメールを送信するジャーニーを設定したとします。この機能を使用すると、Journey Optimizer のデータをダウンストリームのイベントデータと組み合わせることができます。このようなイベントデータには、発生したコンバージョン数、Web サイトで発生したエンゲージメント、ストアで発生したトランザクション数などがあります。ジャーニー情報を Adobe Experience Platform のデータ(他のデジタルプロパティのデータまたはオフラインプロパティのデータ)と組み合わせて、パフォーマンスをより包括的に把握することができます。
Journey Optimizer は、個人がジャーニーで実行するステップごとに、必要なスキーマとデータセットへのストリームを Adobe Experience Platform に対して自動的に作成します。ステップイベントは、ジャーニーのあるノードから別のノードに移動する個人に対応します。例えば、イベント、条件およびアクションを備えたジャーニーでは、3 つのステップイベントが Adobe Experience Platform に送信されます。
同じノードに対して複数のイベントを作成できる場合があります。例えば、「待機」アクティビティの場合は、次のようになります。
- プロファイルが待機にエントリすると、1 つのイベントが生成される(journeyNodeProcessed 属性が false に等しい)
- プロファイルが離脱すると、1 つのイベントが生成される(journeyNodeProcessed 属性が true に等しい)
渡される XDM フィールドのリストは多岐にわたります。システムで生成されたコードを含むものもあれば、人間が理解できるわかりやすい名前を持つものもあります。例えば、ジャーニーアクティビティやステップステータスのラベルがあります。アクションがタイムアウトした回数や、エラーで終了した回数などです。
Journey Optimizer は、発生時にストリーミング方式でデータを送信します。このデータは、クエリサービスを使用してクエリできます。Customer Journey Analytics またはその他の BI ツールに接続して、これらのステップに関連するデータを表示できます。
次のスキーマが作成されます。
- Journey Orchestration のジャーニーステップイベントスキーマ:ジャーニーメタデータに関連付けられているジャーニーステップイベント。
- Journey Orchestration のジャーニーフィールドを含むジャーニースキーマ:ジャーニーを記述するジャーニーメタデータ。
次のデータセットが渡されます。
- ジャーニーステップイベント
- ジャーニー
Adobe Experience Platform に渡される XDM フィールドのリストについて詳しくは、以下を参照してください。
Customer Journey Analytics との統合 integration-cja
Journey Optimizer のステップイベントは、Adobe Customer Journey Analytics の他のデータセットにリンクできます{target=“_blank”}。
一般的なワークフローは次のとおりです。
- Customer Journey Analytics は、「ジャーニーステップイベント」データセットを取り込みます。
- 関連する「Journey Orchestration のジャーニーステップイベントスキーマ」の profileID フィールドは、ID フィールドとして定義されています。Customer Journey Analytics では、このデータセットを、ユーザーベースの識別情報と同じ値を持つ他のデータセットにリンクできます。
- クロスチャネルジャーニー分析のために、このデータセットを Customer Journey Analytics で使用するには、Customer Journey Analytics のドキュメントを参照してください{target=“_blank”}。