再試行 retries
特定のアドレスに対する一時的な ソフトバウンス エラーが原因でメールメッセージの送信に失敗した場合は、再試行が数回実行されます。エラーが 1 つ発生すると、エラーカウンターを 1 つ増やします。このカウンターがしきい値の制限に達すると、メールアドレスが抑制リストに追加されます。
デフォルト設定では、しきい値は 5 回のエラーに設定されています。
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同じ配信で再試行期間内に 5 回目のエラーが発生した場合、そのアドレスは抑制されます。
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異なる配信で 2 つのエラーが 24 時間以上の間隔で発生した場合は、エラーが発生するたびにエラーカウンターが増加し、5 回目の試行失敗で、やはりアドレスが抑制されます。エラーは、各アドレスに対して累積されます。
再試行後に配信が成功すると、そのアドレスのエラーカウンターは再初期化されます。
例:
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月曜日に、再試行期間を 24 時間に設定してメールを送信するとします。emma.jones@mail.com アドレスは配信に失敗します。メールは最大 3 回再試行され、24 時間の再試行期間に到達すると再試行が停止します。
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水曜日に別のメールを送信するとします。既にエラー数が 3 件カウントされている emma.jones@mail.com もターゲットにされ、再び 2 回配信に失敗します。さらに 2 件のエラーが計上されます。
これら 2 つのメール間に他の配信が試行されて成功しなかった場合、3 + 2 エラーの累積的な影響を考慮して、emma.jones@mail.com アドレスが抑制リストに追加されます。
再試行しきい値の編集 edit-retry-threshold
デフォルト値の 5 がニーズに合わない場合は、次の手順に従ってエラーのしきい値を変更できます。
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チャネル/メール設定/抑制リスト に移動します。
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「抑制ルールを編集」ボタンを選択します。
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必要に応じて、連続するソフトバウンスの許容数を編集します。
1~20 の整数値を入力する必要があります。つまり、再試行の最小回数は 1 で、最大回数は 20 です。
note caution CAUTION 値が 10 を超えると、配信品質の評価の問題や、IP スロットル、ISP によるブロックリストへの登録などにつながる可能性があります。配信品質の詳細
再試行期間 retry-duration
再試行期間 は、一時的なエラーまたはソフトバウンスが発生した配信のメールメッセージを再試行する期間です。
デフォルトでは、メッセージがメールキューに追加されてから 3.5 日(84 時間)の間、再試行が実行されます。
ただし、再試行が不要になったときにそれ以上実行されないようにするため、メールチャネルに適用するチャネル設定(メッセージプリセットなど)を作成または編集する際に、必要に応じてこの設定を変更できます。
例えば、1 日のみ有効なリンクを含むパスワードリセットに関するトランザクションメールの場合は、再試行期間を 24 時間に設定できます。同様に、真夜中のセールの場合は、再試行期間を 6 時間に設定するとよいでしょう。
チャネル設定の作成時にメール再試行パラメーターを調整する方法については、この節を参照してください。