モデルベースのスキーマとデータセットの基本を学ぶ gs-schemas

このガイドでは、モデルベースのスキーマの作成、オーケストレーションキャンペーン用のデータセットの設定、データの取り込みのプロセスについて説明します。

スキーマ {modal="regular"}

主要概念

オーケストレートキャンペーンのコンテキストでは、データセット は、スキーマ(行)とフィールド(列)を含んだデータコレクション(通常はテーブル)のストレージおよび管理用の構成体です。 Experience Platform に正常に取り込まれたデータは、データレイク内にデータセットとして保存されます。

スキーマ ​は、データの構造と形式を表し、検証します。現実のオブジェクト(人物など)の概念上の定義を提供し、そのオブジェクトの各インスタンスに含める必要があるデータ(名前や誕生日など)の概要を説明します。

データモデル ​は、データを正規化する概念的なブループリントです

次の内容が記載されています。

  • エンティティ(例:顧客、キャンペーン、セグメント)
  • これらのエンティティの属性(例:顧客名、キャンペーン開始日)
  • エンティティ間の関係(例:顧客はセグメントに属している、キャンペーンはセグメントをターゲットにしている)

データモデルは、論理的で概念的なもので、オーケストレーションキャンペーンの物理的な実装には結び付けられていません

モデルベースのデータモデル ​では、データは他のテーブルに関連するテーブルに整理されます。

  • 各テーブルには、行(レコード)と列(属性)があります。
  • 各テーブルには、行を一意に識別するプライマリキーがあります。
  • テーブル間の関係は外部キーを使用して表されます

モデルベースのスキーマ ​は、モデルベースのデータモデルの正式な定義です。

次の内容が指定されています。

  • テーブルのセット
  • 各テーブルの列
  • 制約
  • テーブル間の関係

モデルベースのデータモデルでのスキーマやテーブルの整理は、データを複数のテーブルに構造化することです。各テーブルに 1 つのタイプのエンティティ/スキーマが格納されていることを確認します。

➡️ ​ スキーマについて詳しくは、Adobe Experience Platform ドキュメントを参照してください ​

実装手順 implementation

データを取り込み、モデルベースのスキーマを作成するには、次の手順に従います。

  1. モデルベースのスキーマを手動で作成するか、DDL ファイルを使用して作成

    テーブル、属性、関係を含むデータモデルの構造を定義します。ユーザーインターフェイスでスキーマを手動で作成するか、設定の高速化に DDL ファイルをアップロードするかを選択します。

    また、スキーマを手動で作成する際は、データセットも手動で作成して有効にする必要があります。DDL ファイルを使用する際、データセットの作成とイネーブルメントは自動的に行われます。

  2. スキーマをリンク

    スキーマ間の関係を確立して、データの一貫性を確保し、クロスエンティティクエリを有効にします。例えば、ロイヤルティトランザクションを受信者にリンクしたり、報酬をブランドにリンクしたりします。

  3. データセットを作成

    スキーマを定義したら、それに基づいてデータセットを作成する必要があります。このデータセットは、取り込んだデータのストレージとして機能します。

  4. 調整されたキャンペーンの有効化

    データセットには、取り込んだデータが保存され、Adobe Journey Optimizer でアクセスできるようにするには、オーケストレーションキャンペーンを有効にする必要があります。

  5. データを取得

    SFTP、クラウドストレージ、データベースなどのサポートされているソースからデータを Adobe Experience Platform に取り込みます。

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