Adobe Experience Platform でオブジェクトにラベルを割り当てます。
ラベル は、属性ベースのアクセス制御を使用して特定の特徴領域を割り当てるために使用できます。この例では、「国籍」フィールドへのアクセスは制限されています。このフィールドには、対応する ラベル が 役割 に割り当てられているユーザーのみがアクセスできます。
なお、ラベル は、スキーマ、データセット および オーディエンス にも追加できます。
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スキーマ を作成します。詳しくは、このドキュメントを参照してください。
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新しく作成された スキーマ で、まずは 国籍 フィールドを含む デモグラフィックの詳細 フィールドグループを追加します。
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「ラベル」タブで、制限されたフィールド名、この例では 国籍 を確認します。次に、右側のパネルのメニューから、「ガバナンスラベルを編集」を選択します。
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対応する ラベル(このケースでは C2)を選択します。データをサードパーティにエクスポートすることはできません。使用可能なラベルの詳細なリストについては、こちらのページを参照してください。
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必要に応じてスキーマをさらにパーソナライズしてから、有効化します。スキーマを有効にする方法に関する手順について詳しくは、こちらのページを参照してください。
これで、スキーマのフィールドは、C2 ラベルが設定された役割に属するユーザーにのみ表示および使用できるようになります。ラベル を フィールド名 に適用することで、作成されるすべてのスキーマで ラベル が自動的に「国籍」フィールドに適用されます。
Adobe Journey Optimizer のラベル付きオブジェクトへのアクセス
新しいスキーマと役割で「国籍」フィールド名にラベルを付けたら、この制限の影響を Adobe Journey Optimizer で確認できます。この例の場合:
- 「C2」というラベルの付いたオブジェクトにアクセスできるユーザー X は、制限付きの フィールド名 をターゲットにする条件でジャーニーを作成します。
- 「C2」というラベルの付いたオブジェクトにアクセスできないユーザー Y は、ジャーニーを公開しようと試みます。
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Adobe Journey Optimizer から、データソース を新しいスキーマに設定する必要があります。
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新しく作成した スキーマ の新しい フィールドグループ を組み込みの データソース に追加します。また、新しい外部 データソース および関連する フィールドグループ を作成することもできます。
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以前に作成した スキーマ を選択した後、フィールド カテゴリから「編集」をクリックします。
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ターゲット設定する フィールド名 を選択します。ここでは、制限付きの「国籍」フィールドを選択します。
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特定の国籍を持つユーザーにメールを送信するジャーニーを作成します。イベント と 条件 を追加します。
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制限付きの「国籍」フィールドを選択して、式の作成を開始します。
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「条件」を編集し、制限付きの「国籍」フィールドを持つ特定の母集団をターゲットにします。
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必要に応じてジャーニーをパーソナライズします。ここでは、メール アクションを追加します。
ラベル「C2」オブジェクトへのアクセス権を持たないユーザー Y が、制限付きフィールドを使用するこのジャーニーにアクセスする必要がある場合:
- ユーザー Y にはこのフィールドは表示されないので、ユーザー Y は制限付きのフィールド名を使用できません。
- ユーザー Y は、制限付きのフィールド名を使用した式を、詳細設定モードで編集できません。次のエラーが表示されます。
The expression is invalid. Field is no longer available or you do not have enough permission to see it
- ユーザー Y は式を削除できます。
- ユーザー Y はジャーニーをテストできません。
- ユーザー Y はジャーニーを公開できません。