UI でのマップフィールドの定義
Adobe Experience Platformを使用すると、カスタムエクスペリエンスデータモデル(XDM)クラス、スキーマフィールドグループおよびデータタイプの構造を完全にカスタマイズできます。
また、スキーマエディターでマップフィールドを定義して、柔軟かつ動的なデータ構造をモデル化したり、キーと値のペアのコレクションを保存したりすることもできます。
Platform ユーザーインターフェイス(UI)で新しいフィールドを定義する際に、タイプ ドロップダウンを使用し、リストから「マップ」を選択します。
Map value type プロパティが表示されます。 この値は、Map データタイプに必須です。 マップに使用できる値は 文字列 および 整数 です。 使用可能なオプションのドロップダウンリストから値を選択します。
サブフィールドを設定したら、フィールドグループに割り当てる必要があります。 フィールドグループ ドロップダウンメニューまたは検索フィールドを使用して、「適用」を選択します。 同じプロセスを使用して引き続きフィールドをオブジェクトに追加するか、「保存」を選択して設定を確定できます。
使用の制限 restrictions
XDM は、このデータタイプの使用に次の制限を設けます。
- マップの種類は
object
型でなければなりません。 - マップの種類にはプロパティを定義できません(つまり、「空の」オブジェクトを定義します)。
- マップの種類には、
string
またはinteger
のいずれかでマップ内に配置できる値を記述するadditionalProperties.type
フィールドを含める必要があります。 - マルチエンティティのセグメント化は、マップキーに基づいてのみ定義でき、値に基づいて定義することはできません。
- マップは、アカウントオーディエンスではサポートされていません。
絶対に必要な場合にのみ、マップタイプのフィールドを使用するようにしてください。これには、次のパフォーマンス上の欠点があります。
- Adobe Experience Platform クエリサービスからの応答時間が1 億件のレコードに対して 3 秒から 10 秒に短縮されます。
- マップのキー数は 16 未満にする必要があります。そうしないと、さらに低下する可能性があります。
次の手順
このドキュメントを読み、Platform UI でマップフィールドを定義できるようになりました。 クラスとフィールドグループのみを使用して、フィールドをスキーマに追加できます。 UI でこれらのリソースを管理する方法について詳しくは、 クラスおよび フィールドグループの作成と編集に関するガイドを参照してください。
スキーマ ワークスペースの機能について詳しくは、 スキーマ ワークスペースの概要を参照してください。