Catalog オブジェクト
前の節で説明したように、Catalog は、他の Experience Platform サービスで使用される複数の種類のリソースおよび操作のメタデータを追跡します。Catalog は、このメタデータをカプセル化する「オブジェクト」の独自のストアを維持します。Catalogオブジェクトは、データ自体にアクセスする必要なく、データの検索、監視、ラベル付けをおこなえる、Experience Platform データのクエリ可能な表現です。
次の表に、Catalog でサポートされる各種オブジェクトの概要を示します。
オブジェクト | API エンドポイント | 定義 |
---|---|---|
バッチ | /batches | バッチとは、単一の単位として取得される 1 つ以上のファイルで構成されるデータの単位です。Catalog 内のバッチオブジェクトは、バッチの取得指標(処理されたレコード数やディスク上のサイズなど)の概要を示し、バッチ操作の影響を受けたデータセット、ビュー、その他のリソースへのリンクも含みます。 |
データセット | /dataSets | データセットは、スキーマ(列)とフィールド(行)を含むデータ(通常はテーブル)の収集に使用されるストレージと管理の構成体です。詳しくは、データセットの概要を参照してください。 |
データセットファイル | /datasetFiles | データセットファイルは、Experience Platform に保存されたデータのブロックを表します。リテラルファイルのレコードについては、ファイルのサイズ、ファイルに含まれるレコードの数、およびファイルを取得したバッチへの参照を見つけることができます。 |
次の手順
このドキュメントでは、Catalog Service の概要と、より広い範囲の Experience Platform においてどのように機能するかを説明しました。その Catalog API の様々なエンドポイントの操作手順については、Catalog デベロッパーガイドを参照してください。API 応答で返されるデータを制限するベストプラクティスに従うために、カタログデータのフィルタリングに関するガイドも参照することをお勧めします。