Adobe Experience Manager デスクトップアプリケーションの概要 overview-v2
アドビでは、事業部門のユーザーやクリエイティブプロフェッショナルの生産性を向上させるために、ソリューション間をつなぐコネクテッドワークフローを提供しています。Adobe Experience Manager デスクトップアプリケーションは、リポジトリーとアドビ製およびサードパーティ製のデスクトップアプリケーションとを接続することで、リソースへのすばやいアクセスとワークフローの効率化を実現します。これにより、作業にかかる時間や工数が減るので、デスクトップワークフローで Adobe Experience Manager のアセットを使用するユーザーの作業効率が向上します。
デスクトップアプリケーションを使用すると、Experience Manager Assets 内のアセットにローカルデスクトップから手軽にアクセスし、任意のデスクトップアプリケーションで利用できるようになります。任意のデスクトップアプリケーションでアセットを開いて編集できます。ローカルでの編集は、変更内容をアップロードする場合にのみ Experience Manager に新しいバージョンとして保存されるので、デスクトップ上で効率的に進行中の編集を行うことができます。アプリケーションでは、アセットおよびネストしたフォルダーの Experience Manager へのアップロードをサポートしているので、リポジトリーへの新しいコンテンツの追加を簡単におこなえます。
このような統合により、組織内の様々な役割のユーザーがアセットを Experience Manager Assets で一元管理できます。マーケターやビジネスユーザーは、ブランディングやライセンスなどの様々な標準に確実に準拠できます。専用の Adobe Asset Link ツールを持っているクリエイティブユーザーは、Adobe Photoshop、Illustrator、InDesign でアセットにアクセスできるほか、Creative Cloud アプリケーションなどのネイティブアプリケーションのデスクトップ上のアセットにもアクセスできます。
デスクトップアプリケーションのドキュメントには、次の役割と使用例に対応する情報が含まれています。
デスクトップアプリケーションの新機能 whats-new-v2
以前のバージョンに対する数々の改善を提供するために、デスクトップアプリケーション v2.0 が新規に作成されました。この新しいバージョンは、より使いやすく、新しいアプリケーション UI を備えた専用のデスクトップエクスペリエンスを提供します。Experience Manager インターフェイスを使用しなくても、検索や参照によってアセットを検出し、開いて編集し、変更をアップロードしたり、新しいアセットをアップロードしたりできます。このバージョンでは、Experience Manager インターフェイスからファイルを開くこともできます。
この新しいデスクトップアプリケーションでは、以前と同じ使用例に対応しながら、ユーザーエクスペリエンスを大幅に改善しました。主要な改善点を以下に示します。
- ユーザーは、アプリの組み込みブラウザー内で参照および検索して、アセットを検出します。これにより、仮想ネットワーク共有を表示する際に、Mac Finder や Windows エクスプローラーを使用する必要がなくなります。
- 使用可能なアクションに関する明確なガイダンスが用意されています。
- 帯域幅の使用量を減らすことで、パフォーマンスが向上しました。元のバイナリファイルは、必要な場合にのみダウンロードされます。アセットの参照と検索の場合には、小さなサムネールのみ転送されます。
- バルクアップロードなどの一括操作に最適化されています。
新しいデスクトップアプリケーションの主な使用例と機能強化は、次の図に示すカスタマージャーニーに対応しています。
デスクトップアプリケーションを使用すると、ユーザーは上記のユースケースをすべて実現できます。必要に応じて、web インターフェイスでアセットの検出を行った後、デスクトップアプリケーションに制御を渡し、アセットを開いて編集することもできます。