ドキュメントAEMコアコンポーネントガイド

コアコンポーネントの概要

最終更新日: 2025年5月5日
  • トピック:
  • コアコンポーネント

作成対象:

  • 開発者
  • 管理者
  • ユーザー

Adobe Experience Manager では、コンポーネントは、オーサリングするページのコンテンツを構成する構造要素です。コンポーネントは常に AEM エクスペリエンスの基本要素となってきました。作成者はコンポーネントを使用することで単純かつ強力にページを作成し、開発者は柔軟かつ拡張可能なコンポーネントを開発できます。

コアコンポーネントは、AEM で Web サイトの開発時間を短縮しメンテナンスコストを削減するための、標準化された Web コンテンツ管理(WCM)コンポーネントのセットです。

リソース

  • コンポーネントライブラリ: ​コンポーネントを様々な設定で表示する例を集めたものです。

  • コンポーネントのドキュメント(本ドキュメント):​ ​開発者および作成者向けに、各コンポーネントの詳細を説明しています。

  • コアコンポーネント GitHub リポジトリ: ​開発者向けに、各コンポーネントおよびプロジェクトのダウンロードの詳細を説明しています。

  • 入門ガイド:

    • コアコンポーネントを利用したプロジェクトの成功への道筋: ​コアコンポーネントを使用するプロジェクトを開始する前に十分考慮すべきガイドラインです。
    • WKND チュートリアル: ​新しいサイトの構築に関する 2 日間のチュートリアルです。
    • Adobe Summit のチュートリアル: ​新しいサイトの構築に関する 2 時間のチュートリアルです(US Summit 2019 のラボの内容)。
    • Gems Web セミナー: ​コアコンポーネントのガイドツアー(2018年12月に録画)。

機能

本番で使用可能コアコンポーネントは 30 個の堅牢な WCM コンポーネントで、十分にテストされ、広く使用されており、パフォーマンスが優れています。
クラウド対応AEM as a Cloud Service、Adobe Managed Services、オンプレミスのどれでも動作します。
用途が広いコンポーネントは、ほぼあらゆるレイアウトの作成に作成者が使用できる汎用的な概念を表します。
設定可能ページ作成者が使用できる機能と使用できない機能をテンプレートレベルのコンテンツポリシーで定義します。
レスポンシブすべてのコアコンポーネントは完全にレスポンシブに動作するように設計されており、デバイス間でのシームレスなエクスペリエンスを実現します。
追跡可能アドビクライアントデータレイヤーとの統合により、訪問者エクスペリエンスのあらゆる側面を追跡できます。
高いアクセシビリティWCAG 2.1 標準に準拠し、ARIA ラベルを提供し、キーボードナビゲーションをサポートします(既知の問題を参照)。
SEO 対応HTML 出力はセマンティックであり、schema.org マイクロデータ注釈を提供します。
Web アプリ対応効率化された JSON 出力によりクライアント側でのレンダリングが可能になる一方、コンテキスト内編集も依然として可能です。
AMP のサポートコンポーネントには、AMP 標準に対する組み込みのサポートがあり、モバイルエクスペリエンスの高速化に役立ちます。
デザインキットAdobe XD 用 UI キットを使用すると、デザイナーはワイヤフレームを作成したあと、必要に応じてスタイルを設定できます。
テーマ適用可能コンポーネントはスタイルシステムを実装し、マークアップは BEM CSS の命名規則に従っています。
カスタマイズ可能いくつかのパターンが用意されているので、HTML の調整から高度な機能の再利用まで、カスタマイズが容易になっています。
バージョン管理バージョン管理ポリシーが設定されているので、影響を受ける可能性のある改善の際にも、コアコンポーネントが原因でサイトが機能しなくなることはありません。
ローカライズ可能スマートリファレンス解決機能により、特定のコンポーネントが対応するローカライズされたコンテンツを自動的に検索してレンダリングできます。
オープンソース何か問題がある場合は、改善案を寄稿できます。

WCM コンポーネント

コアコンポーネントの現在のバージョンには、次のコンポーネントが含まれています。

テンプレートコンポーネント

  • ページ
  • ナビゲーション
  • 言語ナビゲーション
  • パンくず
  • クイック検索
  • 目次

ページオーサリングコンポーネント

  • タイトル
  • テキスト
  • 画像
  • ボタン
  • ティーザー
  • ダウンロード
  • リスト
  • エクスペリエンスフラグメント
  • コンテンツフラグメント
  • コンテンツフラグメントリスト
  • 埋め込み
  • ソーシャルメディア共有(非推奨)
  • 区切り文字
  • プログレスバー
  • PDF ビューア

コンテナコンポーネント

  • コンテナ
  • カルーセル
  • タブ
  • アコーディオン

フォームコンポーネント

  • フォームコンテナ
  • フォームテキスト
  • フォームオプション
  • フォーム非表示
  • フォームボタン
NOTE
コアコンポーネントは、作成者がすぐに使用できるわけではありません。最初に開発チームがお使いの環境に統合する必要があります。統合されると、テンプレートエディターで使用できるようになり、事前設定されます。
NOTE
個別コアコンポーネントの一部のバージョンは、特定のバージョンの AEM とのみ互換性があります。
互換性の情報については、特定のコンポーネントに対する個々のヘルプページ(前の一覧にリンクされています)を参照するか、コアコンポーネントバージョンドキュメントで詳細を確認してください。

システム要件

コアコンポーネントリリース
AEM as a Cloud Service
AEM 6.5 LTS
AEM 6.5
Java SE バージョン
Maven バージョン
2.28.0
継続的
6.5 LTS GA
6.5.21.0+
8、11
3.3.9 以上

以前のコアコンポーネントリリースの要件については、コアコンポーネントのバージョンを参照してください。

コアコンポーネントでは、編集可能なテンプレートを使用する必要があり、クラシック UI や静的テンプレートはサポートされていません。必要に応じて、AEM 最新化ツールを使用して、これらの最新の AEM 機能をプロジェクトに反映します。

ローカルの開発環境を設定するには、AEM as a Cloud Service SDK の場合はこの概要を、旧バージョンの AEM の場合は本ドキュメントを、それぞれ参照してください。

TIP
コアコンポーネントは自動的に AEM as a Cloud Service に含まれ、常にコアコンポーネントの最新リリースが使用可能になっています。
AEM as a Cloud Service と AEM オンプレミスの両方でコアコンポーネントの使用を開始する方法について詳しくは、コアコンポーネントの使用を参照してください。

その他のコンポーネント

AEM 作成者が使用できる追加のコンポーネントがあり、コアコンポーネント上に構築されています。

  • メールコアコンポーネント - コアコンポーネントの上に構築され、特に Adobe Campaign で使用するためのコンポーネントを検出します。
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