ID の概要

Adobe Experience Platform Identity Service を利用すると、すべてのデバイスやシステム間で ID を橋渡しできるので、顧客とその行動をより確実に把握できるようになります。通常、顧客は複数のチャネルを通じてブランドとやり取りします。例えば、web サイトのオンライン閲覧、店頭での購入、ロイヤルティプログラムへの参加、サポートを受けるためのヘルプデスクへの電話などがあります。これらの複数のシステムで、その顧客用に作成された ID がありますが、Identity Service を使用すると、それらの ID を統合して全体像を把握できるようになります。

5 つの異なるチャネル間でブランドとやりとりする 5 人の顧客が同一人物であることが分かれば、各インタラクションを通じて一貫性のあるパーソナライズされた関連性のあるエクスペリエンスを顧客に提供することができます。顧客に関する情報がさらに多くなると(例えば、Web サイトの匿名ブラウザーがアカウントにサインアップしてログインする)、情報が結合され、顧客の姿がより明確になります。

ID 名前空間

ID 名前空間は Identity Service のコンポーネントで、顧客 ID に追加のコンテキストを提供するインジケーターとして機能します。よく使用される ID 名前空間の例としては、「メール」が挙げられます。複数の web サイトで同じメールアドレスが使用されると、実際には同じ顧客に属する複数の異なる ID(それぞれが一意の顧客 ID を持つ)をまとめることができます。Experience Platform では、ID 名前空間を使用して、ユーザーインターフェイス内で個々のプロファイルを検索できます。プロファイルの表示について詳しくは、プロファイル参照の概要を参照してください。ID 名前空間について詳しくは、「ID 名前空間の概要」を参照してください。

ID グラフ

ID グラフは、異なる ID 間の関係のマップで、顧客が様々なチャネルを通じてブランドとどのようにやり取りするかを視覚的に示します。 すべての顧客 ID グラフは、顧客の行動に応じて、ID サービスによって一括で管理および更新されます。

Identity Service は、組織にのみ表示され、データに基づいて構築された id グラフを管理します。 Identity Service 取り込まれたデータレコードに複数の ID が含まれている場合にグラフが拡張され、見つかった ID 間の関係が追加されます。

次の手順

ID および ID 間の関係は Identity Service で定義および維持管理され、Real-Time Customer Profile で活用されて個々の顧客とそのインタラクションの全体像が作成されます。詳しくは、ID サービスのドキュメントを参照してください。

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