この節では、Adobe Campaign の現在のバージョンと他のソリューションおよびサービスとの間で使用できる機能統合について説明します。
次に示す各統合では、Adobe Campaign の配信と詳細なキャンペーン管理機能を、一連のソリューションと組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンスをパーソナライズできます。
デフォルトでは、Adobe Campaign は既に Adobe Experience Cloud アカウントにリンクされています。
環境によっては、Adobe Experience Cloud に他のソリューションをリンクすることができます。これらは組織(テナントとも呼ばれます)としてリンクされます。
組織とは、管理者がグループとユーザーを設定し、Experience Cloud でのシングルサインオンを制御できるエンティティのことです。組織は、すべての Experience Cloud 製品およびソリューションにまたがるログイン会社のように機能します。ほとんどの場合、組織は勤務先の会社名です。ただし、1 つの会社が多くの組織を持つことができます。ユーザーと組織の管理について詳しくは、Adobe Experience Cloud ヘルプポータルを参照してください。
他のシステムのデータフローを Adobe Campaign と統合する場合は、API のドキュメントを参照してください。
Adobe Campaign Standard は、Microsoft Dynamics 365 にも接続できます。この統合により、CRM システムで利用可能なすべての連絡先データを同期でき、関連するすべての連絡先データをキャンペーンアクティビティで利用できます。この統合について詳しくは、Campaign と Dynamics 365 の使用を参照してください。
ソリューション |
使用例 |
参照 |
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Adobe Experience Manager |
E メールコンテンツや Adobe Campaign データベースにマッピングされたフォームを Adobe Experience Manager で直接作成することができます。 |
Campaign とExperience Managerの使用, 統合Experience ManagerとCampaign Standard, Experience Managerとキャンペーンを含む E メールの作成 |
Adobe Target |
Adobe Campaign で作成、送信された E メールが開封されたときに Adobe Target が動的に自動生成した画像を挿入することができます。 |
Campaign と Target の使用, Campaign と Target の統合, リアルタイムでの電子メール画像のパーソナライズ ビデオ(手順 3) |
Adobe Analytics |
E メール配信の成功を Adobe Analytics で直接追跡できます。 |
Analytics との Campaign データの共有、Campaign で統合レポートを作成するための KPI の共有ビデオ(手順 1) |
Adobe Audience Manager と People コアサービス(プロファイルとオーディエンス) |
お使いの Adobe Experience Cloud の各アプリケーションとオーディエンスを交換できます。 |
People コアサービス(プロファイルとオーディエンス) |
アドビのリアルタイムカスタマーデータプラットフォーム(RTCDP) |
Adobe Campaign とアドビのリアルタイムカスタマーデータプラットフォーム(RTCDP)の統合により、セグメントデータを共有し、オーディエンスを Adobe Campaign にインポートできます。 | ソースと宛先の概要 |
AdobeAssets コアサービスと Assets On Demand |
Adobe Campaign で作成した E メールとランディングページに Adobe Experience Cloud ライブラリからアセットを挿入することができます。 |
Assets コアサービスと Assets On Demand |
Points of Interest(Analytics for Mobile) |
モバイルアプリケーションの購読者から Points of Interest データを収集し、Adobe Campaign を使用してパーソナライズされたマーケティングメッセージを送信できます。 |
Campaign および Points of Interest データを利用した位置情報マーケティングメッセージの送信(Analytics for Mobile) |
Adobe Experience Cloud トリガー |
Adobe Analytics によって Web サイト上で追跡される特定の行動に応じて、Adobe Campaign を使用して顧客にパーソナライズされた E メールを送信できます。 |
Campaign Standard での Experience Cloud Triggers の使用、離脱トリガー(Campaign の使用例)、サイトアクティビティに基づくリマーケティングメッセージのトリガービデオ(手順 2) |
Adobe Journey Orchestration |
標準のアクションを使用して、AdobeJourney OrchestrationのコンテキストでAdobe Campaign Standardのトランザクションメッセージ機能を使用して、E メール、プッシュ通知、SMS を送信できます。 |
AdobeJourney OrchestrationとAdobe Campaign Standardの使用 |
Adobe Dreamweaver |
Dreamweaver で E メールコンテンツを編集し、Adobe Campaign と同期できます。 |
Dreamweaverでパーソナライズされた E メールを作成 ビデオ、 Dreamweaverの Campaign 拡張機能を使用する |
Adobe Experience Platform SDK |
Experience PlatformSDK を使用して、Adobe Campaign でのモバイルアプリケーションプロパティのアクティベーションプロセスを自動化できます。 |
Experience Platform SDK を使用したモバイルアプリケーションの設定 |