データのハーモナイズ
Mix Modeler内のデータは、データのソースに応じて異なる性質を持ちます。 データには次の種類があります。
- 集計または概要データ。例えば、ウォールドガーデンデータソースから収集したデータ、またはビルボードキャンペーン、イベントまたは物理的な広告キャンペーンの実行から収集したオフライン広告データ(支出など)、
- イベントデータ(例:ファーストパーティデータソースから)。 このイベントデータは、Adobe AnalyticsからAdobe Analytics ソースコネクタを介して収集されたデータ、Experience PlatformWeb、Mobile SDK、Edge NetworkAPI を介して収集されたデータ、ソースコネクタを使用して取り込まれたデータなどがあります。
Mix Modelerのハーモナイゼーションサービスは、集計データとイベントデータを一貫性のあるデータビューに同化します。 このデータビューは、内部および外部の要因データと組み合わされ、Mix Modelerのモデルのソースとなります。 このサービスは、様々なデータセットにわたって最も高い精度を使用します。 例えば、あるデータセットの精度が月単位で、残りのデータセットの精度が週単位と日単位の場合、調和サービスは月単位の精度を使用してデータビューを作成します。
統一データの例
Mix Modelerに使用できるデータセットが次のような場合を考えてみます。
データセット 1
YouTubeのマーケティング活動データセットが含まれ、集計データセットの精度が日次に設定されます。
データセット 2
facebookのマーケティング活動データセットが含まれ、集計データセットの精度が毎週に設定されます。
データセット 3
集計データセットの精度が日次に設定されたコンバージョンデータセット。
データセット 4
顧客からのサンプルエクスペリエンスイベントデータセット(Web SDK イベント)。
精度を毎週に設定した、統一されたデータセットを作成したい場合。 イベントデータは週の精度に集計され、統一データセットに追加されます。 結果は次のようになります。
統一データセット
統一データの設定
簡略化された 例のように統一データセットを作成するには、次の手順に従う必要があります。
- 既に使用可能なグローバルな統一フィールドの他に使用する追加の 統一フィールドを定義します。
- データセットルールを設定して、集計またはエクスペリエンスイベントデータセットのフィールドを統一されたフィールドにマッピングします。
- 定義した標準および追加の統一フィールドを使用して マーケティングタッチポイントを定義します。
- 定義した標準フィールドと追加の統一フィールドを使用して、 コンバージョンを定義します。
統一データの表示
統一されたデータを表示するには、Mix Modelerインターフェイスで次の手順を実行します。
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左パネルから Harmonized datasets を選択します。
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上部バーの「Harmonized Data」を選択します。 統一されたデータの概要は、定義したフィールド、データセットルール、マーケティングタッチポイントおよびコンバージョンに基づいて表示されます。
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統一データの要約のベースとなる期間を再定義するには、Date range の日付範囲を入力するか、 を使用してデータ範囲を選択します。
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統一データテーブルに表示される統一フィールド列を変更するには、 を使用して Column settings ダイアログを開きます。
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AVAILABLE COLUMNS から 1 つ以上の列を 選択し、 を使用して、これらの列を SELECTED COLUMNS に追加します。
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SELECTED COLUMNS から 1 つ以上の列を 選択し、 を使用して、選択した列を削除し、これらの列を AVAILABLE COLUMNS に戻します。
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DEFAULT SORT から列を選択し、Ascending または Descending を切り替えます。
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表示される列の順序を変更するには、ドラッグ&ドロップで列 SELECTED COLUMNS 上下に移動します。
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Submit を選択して、列設定の変更を送信します。 「Close」を選択して、加えた変更をキャンセルします。
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