チャネルと通信タイプによるフリークエンシーキャップ rule-sets

チャネル ​ルールセットは、通信チャネルにキャップルールを適用します。例えば、1 日に 1 件以を超えるメールまたは SMS 通信を送信しないようにします。

チャネルルールセットを活用すると、通信タイプ別のフリークエンシーキャップを設定し、類似したメッセージで顧客に過剰な負荷がかかるのを防ぐことができます。例えば、顧客に送信する​ プロモーション情報 ​の数を制限するルールセットを作成したり、顧客に送信する​ ニュースレター ​の数を制限する別のルールセットを作成したりできます。作成するキャンペーンの種類に応じて、プロモーション情報またはニュースレターのルールセットのいずれかを適用することを選択できます。

IMPORTANT
チャネルレベルのキャップが正しく機能するようにするには、キャンペーンまたはジャーニーを作成する際に、最も優先度の高い名前空間を選択します。名前空間の優先度について詳しくは、ID サービスガイドを参照してください。

チャネルのキャップルールの作成

チャネルルールセットを作成するには、次の手順に従います。

NOTE
各チャネルドメインおよびジャーニードメインに対して、最大 10 個のアクティブなローカルルールセットを作成できます。
  1. ルールセット ​のリストにアクセスし、「ルールセットを作成」をクリックします。

  2. キャップルールを追加するルールセットを選択するか、新しいルールセットを作成します。

    • 既存のルールセットを使用するには、リストから選択します。チャネルのキャップルールは、「チャネル」ドメインを持つルールセットにのみ追加できます。この情報は、ルールセットリストの​ ドメイン ​列で確認できます。

    • 新しいルールセット内にキャップルールを作成するには、「ルールセットを作成」をクリックし、ルールセットの一意の名前を指定して、ルールセットドメイン ​ドロップダウンから「チャネル」を選択し、「保存」をクリックします。

  3. ルールセット画面で、「ルールを追加」ボタンをクリックし、ルールの一意の名前を定義します。

  4. カテゴリ ​フィールドでは、ルールが適用されるメッセージのカテゴリを指定します。現時点では、マーケティング ​カテゴリのみ使用できるので、このフィールドは読み取り専用です。

  5. キャップカウント」フィールドで、ルールのキャッピングを設定します。これは、次のフィールドでの選択に応じて、毎月、毎週、毎日または毎時、個々のユーザープロファイルに送信できるメッセージの最大数を意味します。

  6. 頻度キャップをリセット ​するドロップダウンリストから、キャッピングを毎時、毎日、毎週、毎月のいずれの頻度で適用するかを選択します。フリークエンシーキャップは、選択したカレンダーの期間に基づきます。対応する時間枠の開始時にリセットされます。

    各期間のカウンターの有効期限は次のとおりです。

    • 毎時 - 頻度キャップは、選択した時間数(最小 3 時間)に対して有効です。カウンターは、各時間枠の開始時に自動的にリセットされます。3 時間の頻度キャップの場合、UTC 時間の終了に合わせて 3 時間ごとにリセットされます。

      note availability
      AVAILABILITY
      この機能は、一連の組織でのみ使用できます(限定提供)。有効にするには、カスタマーケアにお問い合わせください。
    • 毎日:毎日の頻度キャップは、その日の 23:59:59 UTC まで有効で、翌日の開始時に 0 にリセットされます。

    • 毎週:頻度キャップは、カレンダー週が日曜日に始まるので、その週の土曜日 23:59:59 UTC まで有効です。有効期限は、ルールが作成された日時に関係なく適用されます。例えば、木曜日にルールが作成された場合、このルールは土曜日の 23:59:59 まで有効です。

    • 毎月:頻度キャップは、その月の最終日の 23:59:59 UTC まで有効です。例えば、1月の月次有効期限は 1月31日、23:59:59 UTC です。

    note important
    IMPORTANT
    • 正確性を確保するには、キャンペーンまたはジャーニーを作成する際に、最も優先度の高い名前空間を選択します。名前空間の優先度について詳しくは、Platform ID サービスガイド
      を参照してください

    • 通信が配信されると、プロファイルカウンターの値が更新されます。大量の通信を送信する場合は、スループットに応じて、通信の開始から数分または数時間後に受信者にメールが届く可能性があるので(同時に数百万の通信を送信する場合)、この点に注意してください。これは、受信者が 2 つの通信を同時期に次々に受信する場合に重要です。受信者が通信を受信し、それに応じてカウンター値を更新できるように、通信の間隔を可能な限り 2 時間以上空けることをお勧めします。

  7. すべて」フィールドを使用すると、指定した期間に応じて、複数の時間、日、週、月にわたってフリークエンシーキャップルールを繰り返すことができます。例:フリークエンシーキャップルールを 2 週間適用します。

    選択した期間タイプに一致する値を入力します。「時間単位」に 3~23、「日単位」に 1~30、「週単位」に 1~4、「月単位」に 1~3 の値を入力します。

    新しい時間枠が開始されると、カウンターは自動的に 0 にリセットされます。2 日間の頻度キャップの場合、このリセットは 2 日ごとに午前 0 時(UTC)に行われます。

  8. このルールに使用するチャネルを「メール」、「SMS」、「プッシュ通知」または「ダイレクトメール」から選択します。

  9. 選択したすべてのチャネルに対して合計数としてキャップを適用する場合は、複数のチャネルを選択します。

    例えば、キャップを 5 に設定し、メールチャネルと SMS チャネルの両方を選択します。プロファイルが既に 3 件のマーケティングメールと 5 件のマーケティング SMS を受信している場合、このプロファイルは、次に配信されるマーケティングメールまたは SMS の対象から除外されます。

  10. 保存」をクリックして、ルールの作成を確定します。メッセージが、ドラフト ​ステータスでルールリストに追加されます。

  11. 上記の手順を繰り返して、必要な数のルールをルールセットに追加します。

  12. キャップルールをメッセージに適用する準備が整ったら、ルールセットと、追加したルールをアクティブ化します。ルールセットのアクティブ化方法の詳細情報

メッセージにルールセットを適用する apply-frequency-rule

メッセージにルールセットを適用するには、次の手順に従います。

  1. ジャーニーまたはキャンペーンメッセージの作成時、ルールセットに定義したチャネルの 1 つを選択し、メッセージのコンテンツを編集します

  2. コンテンツ編集画面で、「ビジネスルールを追加」ボタンをクリックします。

  3. 作成したルールセットを選択します。

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    NOTE
    アクティブ化したルールセットのみがリストに表示されます。
  4. ジャーニーまたはキャンペーンをアクティブ化する前に、実行は少なくとも 10 分後にスケジュールしてください。

    これにより、選択したビジネスルールのプロファイルのカウンター値を入力する十分な時間を確保できます。キャンペーンをすぐにアクティブ化すると、ルールセットカウンターの値が受信者のプロファイルに入力されず、メッセージがカスタムルールセットのフリークエンシーキャップルールにカウントされません。また、すぐにアクティブ化されたジャーニーやキャンペーンと API トリガーキャンペーンでは、キャップが正しく機能しない場合があります。

  5. Customer Journey Analytics レポートおよびライブレポートでは、配信から除外されたプロファイルの数を確認でき、配信から除外されたユーザーの理由として考えられる頻度ルールが一覧表示されます。

NOTE
複数のルールを同じチャネルに適用できますが、下限のキャップに達すると、プロファイルは次の配信から除外されます。

プロファイルのフリークエンシーキャップに達すると、次の期間までカウンターをリセットする方法はないので、頻度ルールをテストする場合は、新しく作成したテストプロファイルを使用することをお勧めします。ルールを非アクティブ化すると、キャップを設定したプロファイルがメッセージを受け取ることはできますが、カウンターの増分は削除されません。

チュートリアルビデオ video

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