オーディエンスを読み取り read-audience
オーディエンスを読み取り アクティビティを使用すると、以前保存または読み込んだ既存のオーディエンスを取得して、調整されたキャンペーン内で再利用できます。このアクティビティは、新しいセグメント化プロセスを実行せずに、定義済みの一連のプロファイルをターゲティングする場合に特に便利です。
オーディエンスが読み込まれたら、必要に応じて、一意の ID フィールドを選択し、オーディエンスにターゲティング、パーソナライゼーションまたはレポートを行うプロファイル属性を追加し、オーディエンスを絞り込むことができます。
オーディエンスを読み取りキャッシュ cache
オーケストレーションキャンペーンをテストする際、オーディエンスを読み取り アクティビティでは通常、データ取得に時間がかかり、テスト実行が長くなる場合があります。これを高速化するために、オーディエンスを読み取り のキャッシュを使用できます。
キャッシュには、選択した属性と共にオーディエンスが 最大 2 時間 保存されます。この間、後続のテスト実行ではキャッシュした結果が使用されるので、データを再度取得する必要がなくなります。2 時間 が経過したら、データを新たに取得する必要があります。
キャッシュは、オーディエンス自体ではなく、オーケストレーションキャンペーンに対して保存されます。同じオーディエンスを、別のオーケストレーションキャンペーン内の オーディエンスを読み取り アクティビティで使用する場合、システムはデータを引き続き再度取得する必要があります。
次の場合、キャッシュは保持されません。
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オーディエンスを読み取り アクティビティを新しい属性で更新すると、キャッシュは新しい属性データで更新されます。その結果、データを再度取得する必要があるので、更新後の最初のテスト実行にはより長い時間がかかります。
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オーケストレーションキャンペーンを公開すると、ライブのオーケストレーションキャンペーンの実行時に最新のデータが取得されます。
オーディエンスを読み取りアクティビティの設定 read-audience-configuration
オーディエンスを読み取り アクティビティを設定するには、次の手順に従います。
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オーディエンスを読み取り アクティビティを追加する前に、キャンペーン設定で「結合ポリシー」を選択します。
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オーディエンスを読み取り アクティビティを調整されたキャンペーンに追加します。
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アクティビティに ラベル を入力します。このラベルは、オーディエンスの名前として機能します。
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キャンペーンターゲティングディメンションから エンティティ を選択します。この設定は、オーディエンスをターゲットディメンションに紐付けするのに使用されるターゲットエンティティと属性を定義します。
➡️このページで説明されている手順に従って、キャンペーンターゲティングディメンションを作成します。
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「属性を追加」を選択して、選択したオーディエンスに追加のデータを補足します。この手順でオーディエンスにプロファイル属性を追加すると、これらの属性が追加された受信者リストが生成されます。
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オーディエンスに追加する 属性 を選択します。属性ピッカーには、結合プロファイルスキーマ のフィールドが表示されます。
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CSV ベースのオーディエンスの場合、このスキーマには プロファイル 属性とカスタムオーディエンスレベル属性の両方が含まれます。これらの属性は、次のスキーマパスにあります。
<audienceid> > _ajobatchjourneystage > audienceEnrichment > CustomerAudienceUpload > <audienceid>
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標準の AEP オーディエンスの場合、オーディエンス固有の埋め込みフィールドは含まれないため、プロファイル 属性のみを使用できます。
note note NOTE 一部の属性は、ピッカーに表示されていても実行時に使用できるかどうかは、オーディエンスデータが正常に調整され、Adobe Experience Platform プロファイル と結合されたかどうかによって決まります。 -
オーディエンスを作成すると、読み取り専用となり、編集できなくなります。使用できるようになるのは、作成プロセスが完全に完了した後のみです。
例
次の例では、オーディエンスを読み取り アクティビティを使用して、ニュースレターを購読しているプロファイルの以前作成および保存したオーディエンスを取得します。その後、オーディエンスに ロイヤルティメンバーシップ 属性を付加すると、ロイヤルティプログラムの登録メンバーであるユーザーのターゲティングができるようになります。