Experience Cloud ID サービスとの直接統合 direct-integration-with-the-experience-cloud-id-service
これを実装すると、アドビの JavaScript コードや SDK コードを受け入れたり処理したりすることができないデバイスでも ID サービスを使用できるようになります。これには、ゲーム機やスマート TV など、インターネットに接続可能な機器が含まれます。構文、コードサンプル、定義については、この節を参照してください。
構文 section-a4754afec5ad40b6be00d6f1011d68bb
VisitorAPI.js または SDK コードライブラリを使用できないデバイスは、ID サービスで使用されるデータ収集サーバー(DCS)を直接呼び出すことができます。これをおこなうには dpm.demdex.net
を呼び出し、次の形式のリクエストを使用します。斜体 の部分には実際の情報が入ります。
この構文の例において、d_
というプレフィックスは呼び出し内のキーと値のペアがシステムレベルの変数であることを示します。ID サービスには多くの d_
パラメーターを渡すことができますが、上のコードに示されているキーと値のペアに特に注目してください。他の変数について詳しくは、DCS API 呼び出しでサポートされる属性を参照してください。
ID サービスは HTTP 呼び出しと HTTPS 呼び出しをサポートします。セキュアなページからデータを渡す際には HTTPS を使用してください。
リクエストのサンプル section-26302b8851704888b6f8e6b2071bcdb0
リクエストは以下のサンプルのようになります。長い変数は短縮されています。
レスポンスのサンプル section-89bc103b3e9e4a8b98e74c32897b1200
ID サービスは、以下のような JSON オブジェクトでデータを返します。レスポンスは異なる場合があります。
{
"d_mid":"12345",
"dcs_region":"6",
"id_sync_ttl":"604800",
"d_blob":"wxyz5432"
}
リクエストパラメーターおよびレスポンスパラメーターの定義 section-4a9912b545364dc4acad4f1ea5ec641d
リクエストパラメーター
データプロバイダー ID(DPID)、一意のユーザー ID(DPUUID)および認証済み状態 IDを ID サービスに渡すオプションのパラメーター。コードサンプルで示すように、DPID と DPUUID の間は非表示の制御文字 %01 で区切ります。
DPID および DPUUID
d_cid パラメーターでは、関連する DPID と DPUUID の各組み合わせを同じ d_cid パラメーターに割り当てます。これにより、複数の ID セットを単一のリクエストで設定できます。また、DPID、DPUUID、および任意の認証フラグの間は非表示の制御文字 %01 で区切ります。以下の例では、プロバイダー ID とユーザー ID が 太字 のテキストで強調されています。
- 構文:...d_cid=DPID%01DPUUID%01認証状態...
- 例:...d_cid=123%01456%011...
認証状態
これは d_cid パラメーターのオプションの ID です。整数で表され、以下に示す認証状態によってユーザーを識別します。
- 0(不明)
- 1(認証済み)
- 2(ログアウト済み)
認証状態を指定するには、ユーザー ID(UUID)変数の後にこのフラグを設定します。また、UUID と任意の認証フラグの間は非表示の制御文字 %01 で区切ります。以下の例では、認証 ID が 太字 のテキストで強調されています。
構文:...d_cid=DPID%01DPUUID%01認証状態
例:
- 不明:...d_cid=123%01456%010...
- 認証済み:...d_cid=123%01456%011...
- ログアウト済み:...d_cid=123%01456%012...
レスポンスパラメーター
一部のレスポンスパラメーターはリクエストの一部であり、上の節で定義されています。