DCS API呼び出しでサポートされている属性 supported-attributes-for-dcs-api-calls
Data Collection Servers(DCS)に渡すことができるデータの構文とサポートされている属性(キー値ペア)について説明します。この情報は、DCS リクエストの形式設定や DCS システムから返されるパラメーターの理解に役立ちます。
属性プレフィックス attribute-prefixes
DCS では、キー値ペアのキーに付加されている特定のプレフィックスに基づいて、渡すデータのタイプを分類します。
c_
d_
h_
p_
非公開の顧客定義属性。
DCS では、キーに p_
プレフィックスが含まれていれば、お客様独自の非公開データを受信します。非公開データは特性評価に使用されますが、アドビのシステムにはログとして記録されず、保存もされません。例えば、 customers = p_age<25
として定義されている特性があり、イベント呼び出しで p_age=23
を渡すとしましょう。これらの条件を仮定すると、年齢に基づき絞り込まれたユーザーはこの特性に絞り込まれますが、このキー値ペアは、Audience Manager にリクエストが受信された後で削除され、ログには記録されません。
d_ 属性 d-attributes
DCS からのレスポンスが必要でない限り、これらはすべてオプションです。DCS からのレスポンスが必要な場合は、d_rtbd=json
が必須です。
d_caller
d_cb
d_cid
Audience Manager で割り当てられたデータプロバイダー ID( DPID
)とデータプロバイダーユーザー ID( DPUUID
)のペアを 1 つ以上含んでいます。 DPID
と DPUUID
のペアを複数使用する場合、各ペアを非印字文字 %01
で区切ります。例:DPID%01DPUUUID
.
d_cid
は、(廃止予定だが、まだサポートされている) d_dpid
および d_dpuuid
に代わるものです。詳しくは、DPID と DPUUID に代わる CID を参照してください。
d_cid_ic
統合コードとそれに関連する一意のユーザー ID が単一のキー値ペアとして含まれています。
d_cid_ic
は、(廃止予定だが、まだサポートされている) d_dpid
および d_dpuuid
に代わるものです。詳しくは、DPID と DPUUID に代わる CID を参照してください。
d_coppa
idSyncDisable3rdPartySyncing
設定に依存します。Adobe Experience Platform ID サービスの COPPA のサポートを参照してください。d_cts=1
d_cts=2
オプションです。お客様のご依頼に応じて有効になります。担当の Adobe Audience Manager コンサルタントまたはカスタマーケアにお問い合わせください。
特性とセグメントを JSON
レスポンスに格納して返すように指定します。
-
d_cts=1
の場合は、セグメントのレガシーセグメント ID を返します。 -
d_cts=2
の場合は、セグメントのセグメント ID を返します。
サンプルレスポンスは次のようになります。
{ "stuff": [], "uuid": "07955261652886032950143702505894272138", "dcs_region": 7, "traits": [420020, 5421506], "segments": [984263, 985264], "tid": "ss3OTqPiQp0=" }
d_dpid
d_cid
と d_cid_ic
を参照してください。d_dpuuid
d_cid
と d_cid_ic
を参照してください。d_dst=1
JSON
レスポンスで返します。d_dst_filter
d_dst_filter
は、Adobe Analytics と Audience Manager の統合用に確保されている属性です。
それらの属性を使用する特性は、作成しないようお勧めします。アドビは、確保している属性をいつでも変更できます。
d_jsonv=1|0
JSON
のバージョンを指定します。通常、これは d_jsonv=1
に設定してください。 d_jsonv=0
に設定すると、ID の同期が無効になります。d_mid
d_nsid
d_ptfm
Audience Manager でモバイルからのリクエストとデスクトップからのリクエストを区別できるようにします。次の値がサポートされています。
ios
android
browser
all
d_rs
廃止されました。 d_rs
は、Adobe Analytics と Audience Manager のレガシー統合用に確保されている属性です。
それらの属性を使用する特性は、作成しないようお勧めします。アドビは、確保している属性をいつでも変更できます。
d_rtbd=json
DCS からの JSON
レスポンスが必要な場合には必須です。
- これを省略すると、DCS はヘッダーでピクセルを返します。
- これを含めると、DCS はレスポンスの本文で
JSON
オブジェクトを返します。次の例を参照してください。実際のレスポンスはもっと複雑になります。
{ "stuff": [], "uuid": "22920112968019678612904394744954398990", "dcs_region": 7, "tid": "ss3OTqPiQp0=" }
d_sid
SID
は、スコア ID を意味します。これは特性またはセグメントの一意の ID です。d_tdpid
特性評価用のデータソースを渡します。このデータソースに含まれている特性のみ評価されます。
例えば、以下の特性があるとしましょう。
- 次の仕様の 特性 T1:
- 特性ルール:「
key1 == val1
」 - データソース(DPID):1
- DPID 統合コード: ic1
- 次の仕様の 特性 T2:
- 特性ルール:「
key2 == val2
」 - データソース(DPID):2
- DPID 統合コード: ic2
サンプル呼び出し yourcompany.demdex.net/event?key1=val1&key2=val2&d_tdpid=1
では、特性 T1 のみ返されます。
d_tdpid_ic
目的は上記の d_tdpid
パラメーターとまったく同じです。ただし、このパラメーターでは、データソースは統合コードを使用して渡されます。
引き続き上記の特性に対して、次のサンプル呼び出しを考えてみましょう。
yourcompany.demdex.net/event?key1=val1&key2=val2&d_tdpid_ic=ic2
の場合、特性 T2 のみ返されます。
d_uuid
h_ Attributes
これらのヘッダーは、HTTP 呼び出し内のデータおよび応答のリクエストのような情報を格納します。
h_host
host name .demdex.net
と表示されます。Demdex ドメインの呼び出しについてを参照してください。h_user-agent
User-Agent
ヘッダー値に設定します。h_accept-language
Accept-Language
ヘッダー値に設定します。h_referer
Referer
ヘッダー値に設定します。h_referrer
Referrer
ヘッダー値に設定します。h_date
Date
ヘッダー値に設定します。