DPID と DPUUID に代わる CID cid-replaces-dpid-and-dpuuid
d_dpid
や d_dpuuid
の代わりに d_cid
または d_cid_ic
を使用するようにコードを更新してください。DPID および DPUUID 変数は引き続き機能しますが、これらは既に廃止されています。DPID や DPUUID の、d_ prefix
が付かないバージョンも同様です。
DPID と DPUUID:復習 dpid-dpuuid-review
DPID と DPUUID は、データプロバイダー ID とユーザー ID で構成されるキー値ペアです。これらのキー値ペアは、プロバイダー ID をユーザー ID にリンクするためのものです。これらはイベント呼び出し、受信同期イベント、ID 呼び出しの場合にデータの一部として送信されます。これらがなければ、Audience Manager などのサービスや機能は、ID を照合し同期させる方法がありません。これらの変数には、以下のように、d_
プレフィックスが付く場合も付かない場合もあります。なお、コードの 斜体 の部分には実際の情報が入ります。
d_dpid=data provider ID
dpid=data provider ID
d_dpuuid=data provider unique user ID
dpuuid=data provider unique user ID
これらのキー値ペアはまだ機能しますが、廃止されています。代わりに CID または CID_IC を使用するようにコードを更新してください。
CID と CID_IC:概要 cid-cidic-about
CID および CID_IC キー値ペアは DPID と DPUUID に取って代わるものです。これらは DPID や DPUUID と同じ機能を提供しますが、データプロバイダー ID(または統合コード)とユーザー ID が 1 つのキー値ペアに含まれているので、より効率的です。それぞれのキー値ペアでは、以下がおこなわれます。
- キーとそれに関連する値が = 記号で区切られます。
- 非印字 ASCII 文字 %01 で値が区切られます。
d_cid
と d_cid_ic
では以下の構文を使用します。なお、コードの 斜体 の部分には実際の情報が入ります。
d_cid=data provider ID%01user ID
d_cid_ic=integration code%01user ID
integration code は、データソース ID の代わりに使用できる代替 ID で、Audience Manager によって割り当てられます。統合コードを設定する必要がある場合は、データソースの作成を参照してください。
また、宣言された ID の URL 変数および構文も参照してください。
- DSID_20914(GAID 用):Android オペレーティングシステムを搭載したデバイスを表します。
- DSID_20915(IDFA 用):iOS オペレーティングシステムを搭載したデバイスを表します。
例
次の表にイベントタイプ別に例を示します。
- 新規:
.../event?d_cid=123%01987...
- 廃止:
.../event?d_dpid=123&d_dpuuid=987...
- 新規:
.../ibs:d_cid=123%01987...
- 廃止:
.../ibs:d_dpid=123&d_dpuuid=987
- 新規:
.../id?d_cid=123%01987...
- 廃止:
.../id?d_dpid=123&d_dpuuid=987
各呼び出しには、次のように、複数の d_cid
および d_cid_ic
キー値ペアを含めることもできます。
...?d_cid=123%01456&d_cid=123%01789&d_cid_ic=543%01333...
開発チーム向けの重要な考慮事項 dev-considerations
開発チームは、CID キー値ペアの次の変数に URL エンコーディングを適用する 必要 があります。
user ID
(dpuuid)
integration code
注意:ユーザー ID と統合コードを URL エンコードして から、連結して文字列にする必要があります。これは、2 つの変数を区切っている ASCII 文字 %01 を URL エンコーディングで表現してはいけないからです。
URL エンコーディングによって、+ や = などの予約済みの文字や安全でない文字を含んだユーザー ID や統合コードをサーバーに正しく送信できるようになります。
ASCII エンコーディング表を参考にしてください。
統合コードは、独自のデータソースとアクセス可能なグローバル 共有データソースに使用することができます。例えば、モバイル識別子データソースを扱う際に統合コードを使用できます。次の統合コードを以下の指定どおりに使用します。
- DSID_20914(GAID 用):Android オペレーティングシステムを搭載したデバイスを表します。
- DSID_20915(IDFA 用):iOS オペレーティングシステムを搭載したデバイスを表します。