clickCollectionEnabled

clickCollectionEnabled プロパティは、Web SDK がリンクデータを自動的に収集するかどうかを決定するブール値です。 この変数を設定しない場合、デフォルト値は true になります。つまり、リンクトラッキングデータはデフォルトで自動的に収集されます。 このプロパティを false に設定すると、リンクデータを手動で追跡する場合に便利です。

clickCollectionEnabled が有効な場合、次の XDM 要素が自動的にデータを入力します。

  • xdm.web.webInteraction.name
  • xdm.web.webInteraction.type
  • xdm.web.webInteraction.URL

このブール値を有効にすると、デフォルトで内部リンク、ダウンロードリンク、離脱リンクがすべて自動的に追跡されます。 自動リンクトラッキングをより詳細に制御する場合、Adobeでは clickCollection オブジェクトを使用することをお勧めします。

自動リンクトラッキングロジック

onClick 属性がない場合、Web SDK は <a> および <area> のHTML要素に対するすべてのクリックを追跡します。 クリックは、ドキュメントに添付された capture クリックイベントリスナーでキャプチャされます。 有効なリンクをクリックすると、次のロジックが順に実行されます。

  1. リンクが downloadLinkQualifier 内の値に基づいて条件に一致する場合、またはリンクに downloadHTML属性が含まれている場合、xdm.web.webInteraction.type"download" に設定されます(clickCollection.downloadLinkEnabled が有効になっている場合)。
  2. リンク ターゲット ドメインが現在の window.location.hostname と異なる場合、xdm.web.webInteraction.type"exit" に設定されます(clickCollection.exitLinkEnabled が有効な場合)。
  3. リンクが "download" または "exit" の対象として認定されない場合、xdm.web.webInteraction.type"other" に設定されます。

いずれの場合も、xdm.web.webInteraction.name はリンクテキストラベルに設定され、xdm.web.webInteraction.URL はリンク先の URL に設定されます。 URL へのリンク名を設定する場合は、clickCollection オブジェクトで filterClickDetails コールバックを使用して、この XDM フィールドを上書きできます。

Web SDK タグ拡張機能を使用した自動リンクトラッキングの有効化 tag-extension

この変数は、タグ拡張機能によって自動的に管理されるので、明示的に設定する必要はありません。 タグ拡張機能の設定時に次のいずれかを選択すると、該当するリンクトラッキングデータが収集されます。

  • ​ 内部リンククリック数の収集 ​
  • ​ 外部リンククリック数の収集 ​
  • ​ ダウンロードリンクのクリック数を収集 ​

詳細は、clickCollection を参照してください。

Web SDK JavaScript ライブラリを使用して自動リンクトラッキングを有効にします library

configure コマンドを実行するときは、clickCollectionEnabled のブール値を設定します。 Web SDK の設定時にこのプロパティを省略すると、デフォルトは true になります。 xdm.web.webInteraction.typexdm.web.webInteraction.value を手動で設定する場合は、この値を false に設定します。

alloy(configure, {
  datastreamId: "ebebf826-a01f-4458-8cec-ef61de241c93",
  orgId: "ADB3LETTERSANDNUMBERS@AdobeOrg",
  clickCollectionEnabled: false
});
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