特定の訪問者のロールアップレポートの表示
このドキュメントでは、特定のユーザーに対して複数の Analytics プロパティからデータを集計し、そのデータを 1 つのレポートに表示する SQL の例を示します。 Adobe Experience Platform クエリサービスを使用すると、Experience Events を使用してさまざまなユースケースをキャプチャするクエリを作成できます。 エクスペリエンスイベントは、エクスペリエンスデータモデル(XDM) ExperienceEvent クラスで表されます。このクラスは、ユーザーが web サイトまたはサービスとやり取りする際に、システムの不変スナップショットと非集計スナップショットをキャプチャします。 エクスペリエンスイベントは、タイムドメイン分析にも使用できます。 訪問者レポートの生成に関するユースケースについて Experience Events、 次の手順の節を参照してください。
XDM と Experience Events について詳しくは、XDM System 概要を参照してください。 クエリサービスと Experience Events を組み合わせることで、ユーザー間の行動のトレンドを効果的に追跡できます。 次のドキュメントでは、Experience Events を含むクエリの例を示します。
目的
次の SQL の例では、指定したユーザーの様々な分析値の集計レポートを表示する方法を示しています。
SELECT
endUserIds._experience.aaid.id,
SUM(web.webPageDetails.pageviews.value) as pageViews,
SUM(_experience.analytics.event1to100.event1.value) as A,
SUM(_experience.analytics.event1to100.event2.value) as B,
SUM(_experience.analytics.event1to100.event3.value) as C,
SUM(
CASE
WHEN _experience.analytics.customDimensions.evars.evar1 = 'parkas'
THEN 1
ELSE 0
END) as viewedParkas
FROM your_analytics_table
WHERE endUserIds._experience.aaid.id = '457C3510571E5930-69AA721C4CBF9339'
GROUP BY endUserIds._experience.aaid.id
ORDER BY pageViews DESC;
クエリ結果が次のテーブルに表示されます。
id | pageViews | A | B | C | viewedParkas
----------------------------------+-----------+-------+-------+-------+--------------
457C3510571E5930-69AA721C4CBF9339 | 706.0 | 83.0 | 7.0 | 38.0 | 22
次の手順 next-steps
このドキュメントでは、Experience Events でクエリサービスを使用して、指定されたユーザーの分析値の集計レポートを表示する方法をより深く理解しました。
その他の訪問者ベースの使用例については、次の使用例を参照してください。