ビデオ video
この節では、Dynamic Media でのビデオの操作について説明します。
クイックスタート:ビデオ quick-start-videos
次のワークフローの手順説明は、Dynamic Media でアダプティブビデオセットをすぐに使い始めることを目的としたものです。各手順に続いて、詳しい説明のあるトピックの見出しへのリンクが記載されています。
- Dynamic Media 設定の Dynamic Media Cloud Services の設定、および Dynamic Media のトラブルシューティングを参照してください。
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次の手順を実行して、Dynamic Media ビデオをアップロード します。
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独自のビデオエンコーディングプロファイルを作成します。または、ダイナミックメディアに付属する、事前定義済みの「アダプティブビデオエンコーディング」プロファイルを使用します。
- ビデオエンコーディングプロファイルを作成します。
- 詳しくは、ビデオエンコーディングのベストプラクティスを参照してください。
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ビデオ処理プロファイルを、プライマリソースビデオのアップロード先となる 1 つ以上のフォルダーに関連付けます。
- ビデオプロファイルをフォルダーに適用します。
- 詳しくは、デジタルアセットの整理を参照してください。
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指定フォルダーにプライマリソースビデオをアップロードします。追加したビデオは、そのフォルダーに割り当てたビデオ処理プロファイルに従ってエンコードされます。
- Dynamic Media では、最大長 30 分、最小解像度が 25 x 25 を超える短い形式のビデオが主にサポートされています。
- 15 GB までのビデオファイルをアップロードできます。
- ビデオをアップロードします。
- 詳しくは、サポートされる入力ファイル形式を参照してください。
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アセットまたはワークフロー表示から、ビデオエンコードの進行状況を監視します。
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次のいずれかの操作を行って、Dynamic Media ビデオを管理します。
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ビデオアセットの整理、参照、検索
- デジタルアセットの整理
- ビデオアセットを検索するかアセットを検索します。
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ビデオアセットをプレビューして公開します。
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ソースビデオとビデオのエンコードされたレンディションを、関連するサムネールと共に表示します。
ビデオをプレビューするかアセットをプレビューします。
ビデオレンディションを管理します。
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ビデオのメタデータを操作します。
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タイトル、説明、タグ、カスタムメタデータフィールドなど、ビデオのプロパティを編集:
ビデオのプロパティの編集
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ビデオをレビューおよび承認し、注釈を付け、完全なバージョン管理を維持します。
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次のいずれかの操作を行って、Dynamic Media ビデオを公開します。
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Adobe Experience Manager を WCM(web コンテンツ管理)システムとして使用する場合、web ページにビデオを直接追加できます。
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サードパーティの WCM システムを使用している場合、web ページにビデオをリンクするか、ビデオを埋め込むことができます。
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URL を使用したビデオの統合:
Web アプリケーションに URL をリンクします。 -
Web ページの埋め込みコードを使用したビデオの統合:
Web ページにビデオビューアを埋め込みます。
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Dynamic Media でのビデオの操作 working-with-video-in-dynamic-media
Dynamic Media のビデオは、高品質のアダプティブビデオを簡単に公開して、デスクトップ、タブレット、モバイルデバイスを含む複数の画面にストリーミングするエンドツーエンドのソリューションです。アダプティブビデオセットでは、同じビデオを、400 kbps、800 kbps、1000 kbps などの様々なビットレートと形式でエンコードしたバージョンにグループ分けします。デスクトップコンピューターまたはモバイルデバイスが、使用可能な帯域幅を検出します。
例えば、iOS モバイルデバイスでは、3G、4G、Wi-Fi などの帯域幅が検出されます。次に、アダプティブビデオセット内の様々なビデオビットレートの中から、適切なエンコード済みビデオが自動的に選択されます。ビデオはデスクトップ、モバイルデバイスまたはタブレットにストリーミングされます。
また、デスクトップまたはモバイルデバイスでネットワークの状態が変化した場合は、ビデオ画質が自動的に動的に切り替わります。また、顧客がデスクトップで全画面表示モードに入ると、アダプティブビデオセットはより高い解像度を使用して顧客の視聴エクスペリエンスを向上させるよう対応します。アダプティブビデオセットを使用すると、Dynamic Media ビデオを複数の画面とデバイスで再生する顧客にとって最適な視聴エクスペリエンスが提供されます。
再生または再生時に選択するエンコード済みビデオの決定に、ビデオプレーヤーが使用するロジックは、次のアルゴリズムに基づきます。
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ビデオプレーヤーは、プレーヤー自体の「初期ビットレート」に設定されている値に最も近いビットレートで、初期ビデオフラグメントを読み込みます。
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ビデオプレーヤーは、帯域幅の速度の変化に応じて、次の条件に従って切り替わります。
- プレーヤーは、見積もり帯域幅を超えない範囲内で、最も高い帯域幅でのストリームを選択します。
- プレーヤーは、使用可能な帯域幅の 80%ほどを見積もります。ただし、使用可能な帯域幅が上昇した場合は、帯域幅を大きく見積もりすぎてすぐに元の帯域幅に戻ることを防ぐために、より控えめな 70%ほどの見積もりとなります。
アルゴリズムの技術情報について詳しくは、https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/master/media/libstagefright/httplive/LiveSession.cpp を参照してください。
単一のビデオとアダプティブビデオセットを管理する際、次の機能がサポートされています。
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多数のサポートされているビデオ形式およびオーディオ形式からビデオをアップロードする。複数の画面で再生できるようにビデオを MP4 H.264 形式にエンコーディングする。事前定義済みのアダプティブビデオセット、1 つのビデオのエンコーディングプリセットを使用するか、独自のエンコーディングをカスタマイズしてビデオの品質とサイズを制御できます。
- 生成されるアダプティブビデオセットには、MP4 ビデオが含まれます。
- 注意:プライマリ/ソースビデオはアダプティブビデオセットには追加されません。
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すべての HTML5 ビデオビューアでのビデオキャプション。
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ビデオアセットを効率的に管理するための完全なメタデータサポートを使用して、ビデオを整理、参照および検索します。
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アダプティブビデオセットを web およびデスクトップ、タブレット、モバイルデバイスに配信します。
アダプティブビデオのストリーミングは、各種 iOS プラットフォームでサポートされています。詳しくは、Dynamic Media ビューアリファレンスガイドを参照してください。
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Dynamic Media ビデオビューアプリセットを使用してビデオを再生します。このビューアプリセットには、次のビューアが含まれます。
- 単一のビデオビューア。
- ビデオコンテンツと画像コンテンツの両方を組み合わせた混在メディアビューア。
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自社ブランドのニーズに合わせてビデオプレーヤーを設定します。
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単純な URL か埋め込みコードを使用して、ビデオを web サイト、モバイルサイトまたはモバイルアプリケーションに統合します。
Dynamic Media ビューアリファレンスガイドの Experience Manager Assets および Dynamic Media Classic のビューアおよび Experience Manager Assets 専用のビューアも参照してください。
ベストプラクティス:HTML5 ビデオビューアの使用 best-practice-using-the-html-video-viewer
Dynamic Media の HTML5 ビデオビューアプリセットは堅牢なビデオプレーヤーです。このプリセットを使用すれば、HTML5 ビデオ再生でよくある問題や、モバイルデバイスに関する問題の多くを回避できます。例えば、アダプティブビットレートストリーミング配信機能がなかったり、デスクトップブラウザーの範囲が限定されていたりすることなどです。
プレーヤーの設計面では、標準の web 開発ツールを使用してビデオプレーヤーの機能を設計できます。例えば、HTML5 と CSS を使用して、ボタン、コントロールおよびカスタムのポスター画像背景をデザインすることにより、カスタマイズした表示で顧客にリーチすることができます。
ビューアの再生側では、ブラウザーのビデオ機能を自動的に検出します。その後、HLS または DASH(アダプティブビデオストリーミングとも呼ばれる)を使用してビデオを配信します。または、これらの配信方法が使用できない場合は、HTML5 プログレッシブが代わりに使用されます。
HTML5 と CSS を使用して再生コンポーネントを設計できる機能を 1 つのプレーヤーに統合できます。埋め込み再生が可能で、ブラウザーの機能に応じてアダプティブストリーミングやプログレッシブストリーミングを使用できます。すべてのこの機能により、リッチメディアコンテンツの配信範囲をデスクトップユーザーとモバイルユーザーの両方に拡大し、ビデオエクスペリエンスを確実に効率化できます。
Dynamic Media ビューアリファレンスガイドの Experience Manager Assets 専用のビューアも参照してください。
HTML5 ビデオビューアを使用した、デスクトップコンピューターおよびモバイルデバイス上でのビデオ再生 playback-of-video-on-desktop-computers-and-mobile-devices-using-the-html-video-viewer
デスクトップおよびモバイルへのアダプティブビデオストリーミングの場合、ビットレートの切り替えに使用されるビデオは、アダプティブビデオセット内のすべての MP4 ビデオに基づいています。
ビデオの再生は、HLS または DASH、またはプログレッシブビデオダウンロードのいずれかを使用して行われます。6.0、6.1、6.2 など以前の Experience Manager バージョンでは、ビデオは HTTP 上でストリーミングされました。
一方、Experience Manager 6.3 以降では、DM ゲートウェイサービスの URL も常に HTTPS を使用するため、ビデオは HTTPS(つまり、HLS または DASH)でストリーミングされるようになりました。このデフォルトの動作はユーザーに影響しません。ブラウザーでサポートしている場合、ビデオストリーミングは常に HTTPS 上で行われます。次の表を参照してください。
したがって、次のようになります。
- HTTPS web サイトが HTTPS ビデオストリーミングに対応している場合は、ストリーミングが適しています。
- HTTP web サイトが HTTPS ビデオストリーミングに対応している場合は、ストリーミングが適しており、web ブラウザーから混合コンテンツに関する問題は発生しません。
DASH は国際標準であり、HLS は Apple の標準です。どちらもアダプティブビデオストリーミングに使用されます。どちらのテクノロジーも、ネットワーク帯域幅の容量に基づいて再生を自動的に調整します。また、HLS では、ビデオの残りがダウンロードされるまで待たなくても、ビデオ内の任意のポイントを「シーク」できます。
プログレッシブビデオは、ユーザーのデスクトップシステムやモバイルデバイスにダウンロードしてローカルに保存することで配信されます。
デバイス、ブラウザー、およびデスクトップコンピューターやモバイルデバイスでの Dynamic Media HTML5 ビデオビューアによるビデオの再生方法を次の表に示します。
Dynamic Media ビデオソリューションのアーキテクチャ architecture-of-dynamic-media-video-solution
次の図に、アップロード後、(Dynamic Media ハイブリッドモードの)DMGateway によってエンコードされ、公開されるビデオのオーサリングワークフローの全体像を示します。
ビデオのハイブリッド公開アーキテクチャ hybrid-publishing-architecture-for-videos
ビデオエンコーディングのベストプラクティス best-practices-for-encoding-videos
Dynamic Media を有効にし、ビデオクラウドサービスを設定済みの場合、Dynamic Media エンコードビデオ ワークフローがビデオをエンコードします。このワークフローは、ワークフローの処理履歴とエラー情報を取り込みます。Dynamic Media を有効にし、ビデオクラウドサービスを設定済みの場合、ビデオをアップロードすると、Dynamic Media エンコードビデオ ワークフローが自動的に有効になります。(Dynamic Media を使用していない場合は、DAM アセットの更新 ワークフローが有効になります)。
ここでは、ソースビデオファイルのエンコードにおけるベストプラクティスのヒントを説明します。
ソースビデオファイル source-video-files
ビデオファイルをエンコードする場合は、可能な限り高品質のソースビデオファイルを使用します。以前にエンコードされたビデオファイルの使用は避けてください。そのようなファイルは既に圧縮済みで、さらにエンコードすると標準を下回る品質のビデオが作成されるからです。
- Dynamic Media では、最大長 30 分、最小解像度が 25 x 25 を超える短い形式のビデオが主にサポートされています。
- 15 GB までのプライマリソースビデオファイルをアップロードできます。
次の表に、ソースビデオファイルのエンコード前の推奨サイズ、縦横比および最小ビットレートを示します。
ファイルのメタデータの取得 obtaining-a-file-s-metadata
ファイルのメタデータは、ビデオ編集ツールを使用してメタデータを表示するか、メタデータを取得するために設計されたアプリケーションを使用して取得できます。以下は、サードパーティアプリケーションの MediaInfo を使用してビデオファイルのメタデータを取得する手順です。
- MediaInfo のダウンロードページに移動します。
- GUI バージョンのインストーラーを選択してダウンロードし、インストール手順に従って操作します。
- インストールの完了後、ビデオファイルを右クリックして(Windows® のみ)MediaInfo を選択するか、MediaInfo を開いてビデオファイルをアプリケーションにドラッグします。ビデオの幅、高さ、fps など、ビデオファイルに関連するすべてのメタデータが表示されます。
縦横比 aspect-ratio
プライマリソースビデオファイルのビデオエンコーディングプリセットを選択または作成するときには、同じ縦横比をプリセットに使用してください。このアプローチにより、プライマリソースビデオファイルとの一貫性が確保されます。縦横比とは、ビデオの高さに対する幅の比率のことです。
ビデオファイルの縦横比を求めるには、ファイルのメタデータを取得します。ファイルの幅と高さを記録します(前述のファイルのメタデータの取得を参照)。その後、次の式を使用して縦横比を計算します。
幅/高さ = 縦横比
次の表に、この式の解を一般的な縦横比に変換した結果を示します。
例えば、幅 1,440、高さ 1,080 のビデオの縦横比は 1,440/1,080、つまり 1.33 になります。このビデオファイルをエンコードするには、縦横比 4:3 のビデオエンコーディングプリセットを選択します。
ビットレート bitrate
ビットレートとは、1 秒間のビデオ再生を構成するエンコードされたデータの量です。ビットレートは、1 秒あたりのキロビット数(Kbps)の単位で測定します。
ビットレートエンコーディングは 2 種類あり、そのどちらかを選択できます。
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固定ビットレートエンコーディング(CBR)- CBR エンコーディングでは、ビットレートまたは 1 秒あたりのビット数が、エンコーディングプロセス全体で同じ数値に維持されます。CBR エンコーディングでは、設定されているデータレートが、ビデオ全体での設定値として使用されます。また、CBR エンコーディングでは、メディアファイルの品質は最適化されませんが、その分、空き容量の節約になります。ビデオ全体に同じようなモーションレベルが含まれている場合は、CBR を使用します。CBR は、ビデオコンテンツのストリーミングに最も一般的に使用されています。カスタムで追加するビデオエンコーディングパラメーターの使用も参照してください。
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可変ビットレートエンコーディング(VBR)- VBR エンコーディングでは、コンプレッサーで必要となるデータに基づいて、設定したデータレートが下限から上限の範囲内で調整されます。つまり、VBR エンコーディングプロセスでは、メディアファイルのビットレートが、そのニーズに応じて動的に増減します。
VBR は、CBR よりエンコードに時間がかかりますが、生成されるメディアファイルは最高品質となります。VBR は、ビデオコンテンツの HTTP プログレッシブ配信に最も一般的に使用されます。
VBR と CRB のどちらを使用するべきかVBR と CBR のどちらを選択すべきかと言えば、ほとんどの場合、メディアファイルには VBR を使用することをお勧めします。VBR は、優位性のあるビットレートで CBR より高品質のファイルを生成します。VBR を使用するときは、2 パスエンコーディングを使用し、最大ビットレートをターゲットビデオのビットレートの 1.5 倍に設定してください。
ビデオエンコーディングプリセットを選択するときは、ターゲットユーザーの接続速度を考慮してください。その速度の 80%のデータレートを持つプリセットを選択します。例えば、ターゲットユーザーの接続速度が 1,000 Kbps の場合、ビデオデータレートが 800 Kbps のプリセットが最適です。
次の表に、一般的な接続速度のデータレートを示します。
解像度 resolution
解像度 は、ビデオファイルの高さと幅をピクセル単位で表したものです。ほとんどのソースビデオは、1920 x 1080 などの高解像度で保存されます。ストリーミング用のソースビデオは、比較的低い解像度(640 x 480 以下)に圧縮されます。
解像度とデータレートは、ビデオ画質を決定する統合的な 2 つの要素です。同じビデオ画質を維持するには、ビデオファイルのピクセル数が多いほど(解像度が高いほど)、データレートを高くする必要があります。例えば、320 x 240 の解像度と 640 x 480 の解像度のビデオファイルで、フレームあたりのピクセル数を考えてみましょう。
640 x 480 ファイルのピクセル数は、フレームあたり 4 倍になります。この 2 つの解像度の例でデータレートを同じにするには、640 x 480 ファイルを 4 倍に圧縮します。これにより、ビデオの画質が低下する可能性があります。そのため、250 kbps のビデオデータレートの場合、320 x 240 の解像度では高画質になりますが、640 x 480 の解像度では高画質になりません。
一般に、高いデータレートを使用するほど、ビデオの画質は良くなり、高い解像度を使用するほど、その画質を維持するために必要になるデータレートも(解像度が低い場合と比較して)増加します。
解像度とデータレートには関連があるので、ビデオをエンコードする際には次の 2 つの方法から選択できます。
- データレートを選択してから、選択したデータレートできれいに表示される最高の解像度でエンコードします。
- 解像度を選択してから、選択した解像度で高品質のビデオを配信するために必要になるデータレートでエンコードします。
プライマリソースビデオファイルのビデオエンコーディングプリセットを選択(または作成)する場合は、次の表を使用して正しい解像度をターゲットにします。
Fps(1 秒あたりのフレーム数) fps-frames-per-second
米国と日本では、ほとんどのビデオが 29.97 fps で撮影されます。ヨーロッパでは、ほとんどのビデオが 25 fps で撮影されます。映画は 24 fps で撮影されます。
プライマリソースビデオファイルの fps レートに一致するビデオエンコーディングプリセットを選択します。例えば、プライマリソースビデオが 25 fps の場合は、25 fps のエンコーディングプリセットを選択します。デフォルトでは、すべてのカスタムエンコーディングでプライマリソースビデオファイルの fps が使用されます。そのため、ビデオエンコーディングプリセットを作成するときに、fps 設定を明示的に指定する必要はありません。
ビデオエンコーディングのサイズ video-encoding-dimensions
最適な結果を得るには、ソースビデオがエンコードされたすべてのビデオの整数倍になるようにエンコーディングのサイズを選択します。
この比率を計算するには、ソースの幅をエンコードされた幅で割って、幅の比率を求めます。次に、ソースの高さをエンコードの高さで割って高さの比率を求めます。
結果の比率が整数の場合、ビデオは最適に拡大/縮小されます。結果の比率が整数でない場合は、余ったピクセルのアーティファクトがディスプレイに残るので、ビデオの画質に影響します。この影響は、ビデオにテキストが含まれる場合に特に目立ちます。
例えば、ソースビデオが 1920 x 1080 だとします。次の表では、エンコードされた 3 つのビデオで使用する、最適なエンコード設定を示しています。
エンコードされたビデオのファイル形式 encoded-video-file-format
Dynamic Media では、MP4 H.264 ビデオエンコーディングプリセットの使用をお勧めします。MP4 ファイルでは H.264 ビデオコーデックが使用されるので、高品質のビデオを圧縮されたファイルサイズで作成できます。
ビデオレポートの表示 viewing-video-reports
ビデオレポートには、指定した期間にわたるいくつかの集計指標が表示されます。ユーザーはビデオレポートを使用して、公開済み の個々のビデオやビデオの集合が期待どおりに動作しているかどうかを監視できます。次の上位指標データは、web サイト全体で公開されているすべてのビデオについて集計されます。
- ビデオ開始
- 完了率
- ビデオの平均視聴時間
- ビデオの合計視聴時間
- 訪問別ビデオ数
すべての 公開済み ビデオの表も表示されるので、ビデオ開始数の合計に基づいて、web サイトで視聴された上位のビデオを追跡できます。
リストのビデオ名を選択すると、ビデオのオーディエンス保持(ドロップオフ)レポートが折れ線グラフの形式で表示されます。グラフには、ビデオの再生中の任意の時間のビュー数が表示されます。ビデオを再生すると、プレーヤーの時間インジケーターと同期して縦棒が表示されます。この折れ線グラフのデータが急激に下降するところは、オーディエンスが関心をなくして再生を終了したところです。
ビデオが Adobe Experience Manager Dynamic Media 以外でエンコードされた場合、オーディエンス保持(ドロップオフ)グラフおよび表内の再生率データは利用できません。
デフォルトでは、ビデオレポートを最初に開いたときに、今月初めから今月の今日の日付までのビデオデータが表示されます。ただし、独自の日付範囲を指定して、デフォルトの日付範囲を上書きすることができます。次回ビデオレポートを開くと、指定した日付範囲が使用されます。
ビデオレポートの正常動作のために、Dynamic Media クラウドサービスの設定時に、レポートスイート ID が自動的に作成されます。そのときに、そのレポートスイート ID がパブリッシュサーバーにプッシュされ、アセットのプレビューの際に URL のコピー機能で使用できるようになります。ただし、そのためにはパブリッシュサーバーを事前にセットアップしておく必要があります。パブリッシュサーバーがセットアップされていない場合でも、公開してビデオレポートを確認することはできます。ただし、その際には Dynamic Media クラウド設定に戻って「OK」を選択する必要があります。
ビデオレポートを表示するには:
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Experience Manager の左上隅にある Experience Manager ロゴを選択します。左パネルで、ツール(ハンマーアイコン)/アセット/ビデオレポート に移動します。
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ビデオレポートページで、次のいずれかの操作を行います。
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右上隅付近にある ビデオレポートを更新 アイコンを選択します。「更新」を使用するのは、レポートの終了日が今日の日付である場合のみです。この機能によって、前回のレポート実行以降に発生したビデオトラッキングを確認できます。
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右上隅付近にある 日付選択 アイコンを選択します。ビデオデータを表示する開始日と終了日の範囲を指定し、「レポートを実行」を選択します。
「トップの指標」グループボックスに、サイト全体にわたるすべての公開済みビデオに関する様々な集計値が表示されます 。
-
-
上位の公開済みビデオを示した表で、ビデオ名を選択してビデオを再生し、そのビデオのオーディエンス保持(ドロップオフ)レポートを表示します。
Dynamic Media アカウントで DASH、マルチキャプション、マルチオーディオトラック、AI 生成キャプションのサポートを有効にする enable-dash
Dynamic Media では、次のサポートを有効にすることができます。
- DASH
- マルチキャプションとオーディオトラック
- AI 生成キャプション(早期アクセス)
アドビカスタマーサポートケースの作成と送信によります。
上記の 3 つの機能のいずれかを有効にすると、それらがすべて有効になります。そのため、DASH のみを有効にする場合は、実際には上記の 3 つの機能すべてを有効にしています。
アカウントで DASH を有効にする場合の主なメリットには、次のようなものがあります。
• アダプティブビットレートストリーミング用に DASH ストリームビデオをパッケージ化します。この方法では配信の効率が向上します。アダプティブストリーミングにより、顧客に最適な視聴エクスペリエンスが提供されます。
• Dynamic Media プレイヤーでブラウザーに最適化されたストリーミングにより、HLS と DASH のストリーミングを切り替え、最高のサービス品質を確保できます。Safari ブラウザーを使用すると、ビデオプレーヤーが HLS に自動的に切り替わります。
• ビデオビューアプリセットを編集して、優先ストリーミング方式(HLS または DASH)を設定できます。
• 最適化されたビデオエンコーディングにより、DASH 機能を有効にしながら、追加のストレージを使用しなくて済みます。HLS と DASH の両方に対して 1 つのビデオエンコーディングセットが作成され、ビデオの保存コストが最適化されます。
• 顧客にとってビデオ配信がより利用しやすくなります。
• API を使用してストリーミング URL を取得することもできます。
Dynamic Media アカウントで DASH、マルチキャプション、マルチオーディオトラック、AI 生成キャプションのサポートを有効にするには:
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サポートケースを作成するには、手順に従いながら次の情報を入力します。
- 主要連絡先の氏名、メールアドレス、電話番号。
- Cloud Service 環境(プログラム ID および環境 ID)。
- Dynamic Media の会社アカウント名。
- Dynamic Media の地域:北米(NA)、アジア太平洋(APAC)またはヨーロッパ中東アジア(EMEA)。
- AEM as a Cloud Service で、Dynamic Media アカウントで DASH、マルチキャプション、マルチオーディオトラック、AI 生成キャプション(早期アクセス)のサポートを有効にするように指定します。
-
アドビカスタマーサポートでは、リクエストが送信された順序に基づいて、お客様の待機リストに追加します。
-
アドビがお客様のリクエストを処理する準備が整うと、カスタマーサポートがお客様に連絡し、有効化の目標日を調整して設定します。
-
アドビカスタマーサポートから、完了後に通知があります。
-
次のいずれかの操作を行います。
- 通常通り、ビデオビューアプリセットを作成します。
- 通常通り、ビデオプロファイルを作成します。
- ビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを追加します。
Dynamic Media におけるビデオの複数のキャプションとオーディオトラックのサポートについて about-msma
Dynamic Media で複数のキャプションとオーディオトラック機能を使用すると、プライマリビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを簡単に追加できます。この機能により、グローバルなオーディエンスがビデオにアクセスできるようになります。1 つの公開済みプライマリビデオを複数の言語でグローバルオーディエンスに向けてカスタマイズし、様々な地理的地域のアクセシビリティガイドラインに従うことができます。また、作成者は、ユーザーインターフェイスの 1 つのタブからキャプションとオーディオトラックを管理することもできます。
プライマリビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを追加する際に考慮するユースケースとしては、次のようなものがあります。
アクセシビリティ用代替テキスト
解説トラック
説明オーディオ
すべての Dynamic Media でサポートされるビデオ形式およびすべての Dynamic Media ビデオビューア(Dynamic Media Video_360 ビューアを除く)は、複数のキャプションおよびオーディオトラックでの使用がサポートされています。
複数のキャプションとオーディオトラック機能を Dynamic Media アカウントで使用できるようにするには、アドビカスタマーサポートが機能の切替スイッチを有効(オン)にする必要があります。
ビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを追加 add-msma
ビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを追加する前に、次を確認しておく必要があります。
- Dynamic Media が AEM 環境で設定されている。
- Dynamic Media ビデオプロファイルが、ビデオが取り込まれるフォルダーに適用されている。
- Dynamic Media アカウントでマルチキャプションおよびマルチオーディオトラックが有効になっている。
追加されたキャプションはでサポートされる形式は、WebVTT および AdobeVTT 形式です。また、追加されたオーディオトラックファイルでサポートされる形式は、MP3 形式です。
ビデオに複数のキャプションとオーディオトラックを追加するには:
-
既にビデオプロファイルが割り当てられているフォルダーにプライマリビデオをアップロードします。
-
複数のキャプションおよびオーディオトラックを追加する、アップロード済みビデオアセットに移動します。
-
リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
-
ツールバーで、プロパティアイコン(中に「i」がある円)をタップします。
カード表示で選択したビデオアセット。
-
ビデオのプロパティページで、「キャプションとオーディオトラック」タブを選択します。
note tip TIP 「キャプションとオーディオトラック」タブが表示されない場合、次の 2 つのいずれかを意味します。 - 選択したビデオが存在するフォルダーには、ビデオプロファイルが割り当てられていません。その場合は、フォルダーへのビデオプロファイルの適用を参照してください。
- または、Dynamic Media でビデオを再処理する必要があります。その場合は、フォルダー内の Dynamic Media アセットの再処理を参照してください。
上記のいずれかのタスクを完了したら、次の手順に戻ります。
ビデオのプロパティページの「キャプションとオーディオトラック」タブ。
-
(オプション)ビデオに 1 つまたは複数のキャプションファイルを追加するには、次の手順を実行します。
- 「キャプションをアップロード」を選択します。
- 1 つまたは複数の
.vtt
(Video Text Tracks)ファイルに移動して選択し、開きます。 - キャプションをメディアプレーヤーに表示するには、アップロードした各キャプションファイルに関する必要な詳細(メタデータ)を追加する必要があります。キャプションファイル名の右側にある鉛筆アイコンを選択します。キャプションを編集ダイアログボックスで、次の必要なファイルの詳細情報を入力し、「保存」を選択します。アップロードした各キャプションファイルに対して、この手順を繰り返します。
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 3-row-2 4-row-2 キャプションメタデータ 説明 ファイル名 デフォルトのファイル名は、元のファイル名から派生します。ファイル名はアップロード時にのみ変更でき、後で変更することはできません。ファイル名の文字数の要件は、AEM Assets と同じです。
追加のキャプションファイルとオーディオトラックファイルに同じファイル名を使用することはできません。言語 キャプションの言語を選択します。 タイプ 使用するキャプションのタイプを選択します。
サブタイトル - ダイアログを翻訳または文字起こししたビデオと共に表示されるキャプションテキスト。
キャプション - キャプションテキストには、背景雑音と話者の識別が含まれます。また、会話の翻訳または文字起こしと共に、その他の関連情報も含まれます。この機能により、聴覚障害のある人にとってコンテンツのアクセシビリティが向上します。ラベル メディアプレーヤーの オーディオまたはキャプションを選択 ポップアップリストのキャプションの名前に表示されるテキスト。ラベルは、サブタイトルまたはキャプショントラックに対応するユーザーに表示される内容です。例:英語(CC)。 必要に応じて、後でキャプションメタデータを変更または編集できます。ビデオが公開されると、これらの詳細が公開されたビデオの公開 URL に反映されます。
-
(オプション)ビデオに 1 つまたは複数のオーディオトラックを追加するには、次の手順を実行します。
- 「オーディオトラックをアップロード」を選択します。
- 1 つまたは複数の .mp3 ファイルに移動して選択し、開きます。
- メディアプレーヤーの オーディオまたはキャプションを選択 ポップアップリストにオーディオトラックを表示するには、各オーディオトラックファイルに必要な詳細を追加します。適切に表示する必要な情報をすべて含めます。オーディオトラックのファイル名の右側にある鉛筆アイコンを選択します。オーディオトラックを編集ダイアログボックスで、次の必要な詳細情報を入力し、「保存」を選択します。アップロードした各オーディオトラックファイルに対して、この手順を繰り返します。
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 3-row-2 4-row-2 オーディオトラックメタデータ 説明 ファイル名 デフォルトのファイル名は、元のファイル名から派生します。ファイル名はアップロード時にのみ変更でき、後で変更することはできません。ファイル名の文字数の要件は、AEM Assets と同じです。
追加のオーディオトラックファイルやキャプションファイルに同じファイル名を使用することはできません。言語 オーディオトラックの言語を選択します。 タイプ 使用するオーディオトラックのタイプを選択します。
オリジナル - 元々ビデオに添付されていたオーディオトラック。ラベルには[Original]
と表示され、デフォルトで英語が選択されています。オーディオトラックを編集 ダイアログボックスで ラベル と 言語 は変更できますが、プライマリビデオが再処理されていると、デフォルトは元の値になります。
標準 - 元の言語以外の言語のアドオンオーディオトラック。
オーディオの説明 - ビデオ内の非言語的動作やジェスチャーの記述的ナレーションも含まれるオーディオトラック。視覚障害のあるユーザー向けのコンテンツアクセシビリティを高めます。ラベル オーディオトラックの名前として、メディアプレーヤーの オーディオまたはキャプションを選択 ポップアップリストに表示されるテキスト。ラベルは、オーディオトラックに対応する顧客に表示される内容です。例えば、 English [Original]
などです。ビデオに添付されるオーディオのラベルは、デフォルトでは[Original]
に設定されます。必要に応じて、後でこのオーディオトラックメタデータを変更または編集できます。 ビデオが公開されると、これらの詳細が公開されたビデオの公開 URL に反映されます。
-
ページの右上隅にある 保存して閉じる ドロップダウンリストで、「保存」を選択します。ファイルがアップロードされ、メタデータ処理が開始されます(インターフェイスのステータス列を参照)。
note note NOTE インスタンスのキャッシュ設定に基づき、メタデータ処理がプレビューおよび公開済み URL に反映されるまでに数分かかる場合があります。 -
(オプション)前の手順で「保存」を選択する代わりに「保存して閉じる」を選択した場合でも、アップロードしたファイルの処理ステータスを表示できます。詳しくは、アップロードされたキャプションファイルとオーディオトラックファイルのライフサイクルステータスを表示するを参照してください。
-
(オプション)公開する前にビデオをプレビューして、キャプションとオーディオが期待どおりに動作することを確認します。複数のキャプションとオーディオトラックがあるビデオのプレビューを参照してください。
-
ビデオを公開します。詳しくは、アセットの公開を参照してください。
既に公開されているビデオへのキャプションとオーディオトラックのファイルの追加について
公開されているビデオに追加のキャプションファイルまたはオーディオトラックファイルをアップロードした後に、準備が整うと、これらのファイルは Processed
ステータスになります。そうすると、Dynamic Media でビデオをプレビューして、新しいファイルをを見たり、聞いたりできます。
ただし、プレビュー後、新しく追加されたキャプションまたはオーディオトラックファイルも公開されるようにするには、ビデオを再度 公開 する必要があります。公開後、キャプションやオーディオは、Dynamic Media のパブリック URL で使用できるようになります。
即時公開されるように Dynamic Media を設定したシナリオでは、追加のキャプションまたはオーディオのファイルをアップロードすると、キャプションまたはオーディオのファイルのアップロード後にビデオの公開が直ちにトリガーされます。
キャプション修飾子が付いた既存の URL があるビデオへの複数のキャプションの追加
Dynamic Media では、URL 修飾子を使用して、ビデオにキャプションを 1 つ追加できます。詳しくは、ビデオへのキャプションの追加を参照してください。
公開済みビデオでは、URL 修飾子を使用して追加されたキャプションよりも、複数のキャプションの変更が優先されます。
キャプション修飾子が付いた既存の URL があるビデオに複数のキャプションを追加するには:
- 既に修飾子として追加されているキャプションファイルをビデオにアップロードして、ファイルを明示的に管理できます。
- 必要に応じて、その他のキャプションファイルをアップロードします。
- 通常どおりにビデオを公開します。
キャプション修飾子を持つ既存の URL で、複数のキャプションを読み込めるようになりました。
アップロードされたキャプションファイルとオーディオトラックファイルのライフサイクルステータスを表示する lifecycle-status-video
プライマリビデオにアップロードされたキャプションやオーディオトラックのファイルのライフサイクルステータスを確認できます。これは、プロパティ の「キャプションとオーディオトラック」タブから行うことができます。
ビデオのライフサイクルステータスを表示するには:
- ライフサイクルステータスを表示するビデオアセットに移動します。
- リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
- ツールバーで、プロパティアイコン(中に「i」がある円)をタップします。
- プロパティページで、「キャプションとオーディオトラック」タブを選択します。ステータス列で、各キャプションファイルまたはオーディオファイルのステートをメモします。
アップロードされた各キャプションおよびオーディオトラックのファイルのライフサイクルステータス。
複数のオーディオトラックがあるビデオでのデフォルトオーディオの設定
デフォルトでは、ビデオの元々のオーディオが、再生されるオーディオとしてデフォルトで設定されます。
ただし、アップロードしたオーディオトラックファイルは、ビデオをビューアーに読み込んだ後に再生されるデフォルトのオーディオとして設定できます。プロパティのユーザインターフェイスの「キャプションとオーディオトラック」タブでは、Default
ラベルは、ビデオ再生用のオーディオトラックファイルの右側に適用されます。
- Chrome - ビデオに設定されているデフォルトのオーディオが再生されます。
- Safari - Safari でデフォルト言語が設定されている場合、オーディオは設定されたデフォルト言語で再生されます(ビデオのマニフェストで使用できる場合)。それ以外の場合は、ビデオのプロパティの一部として設定されたデフォルトのオーディオが再生されます。
複数のオーディオトラックがあるビデオのデフォルトオーディオを設定するには:
-
デフォルトのオーディオトラックを設定するビデオアセットに移動します。
-
リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
-
ツールバーで、プロパティアイコン(中に「i」がある円)をタップします。
-
プロパティページで、「キャプションとオーディオトラック」タブを選択します。
-
オーディオトラック の見出しで、ビデオのデフォルトとして設定するオーディオトラックファイルを選択します。
-
「デフォルトとして設定」を選択します。
デフォルトとして設定 ダイアログボックスで、「置換」を選択します。ビデオのデフォルトオーディオトラックの設定
-
右上隅で「 保存して閉じる」を選択します。
-
ビデオを公開します。詳しくは、アセットの公開を参照してください。
複数のキャプションとオーディオトラックがあるビデオのプレビュー preview-video-audio-subtitle
キャプションファイルとオーディオトラックファイルをビデオにアップロードして処理した後、Dynamic Media ビデオビューアーを使用して、様々なトラックをプレビューできます。これにより、ビデオが顧客に対してどのように表示され、聞こえるかを確認し、ビデオが期待どおりに動作していることを確認できます。
このビデオに満足したら、次の操作を実行できます。 公開する 次のいずれかの方法を使用します。
Web ページへのビデオビューアまたは画像ビューアの埋め込みを参照してください。Web アプリケーションへの URL のリンクを参照してください。インタラクティブコンテンツに相対 URL のリンク(特に Experience Manager Sites ページへのリンク)がある場合、URL ベースのリンク方法は使用できません。ページへの Dynamic Media アセットの追加を参照してください。
複数のキャプションとオーディオトラックを持つビデオをプレビューするには:
-
アセット で、複数のキャプションとオーディオトラックを追加した既存のビデオに移動します。
-
ビデオアセットをクリックすると、プレビューモードで開くことができます。
-
プレビューページの左上隅付近にあるドロップダウンリストを選択し、「ビューアー」を選択します。
-
ビューアーのリストから、ビデオプレビューに使用するビューアーを選択します。例として、次のスクリーンショットでは ビデオ ビューアーが選択されています。
-
右下隅付近のボリュームアイコンの左側にある吹き出しアイコンを選択し、聞きたい、見たい、またはその両方を行いたいオーディオまたはキャプションを選択します。必要に応じて、「キャプション」で オフ をクリックして、キャプションの表示を無効にすることもできます。
ビデオ再生用のオーディオとキャプションを選択するユーザーのシミュレーション。
-
再生を開始するには、ビデオの 再生 ボタンを選択します。
左下隅には「URL」ボタンと「埋め込み」ボタンがあります。これらのボタンはそれぞれ、web アプリケーションにビデオの URL をリンクするため、web ページにビデオを埋め込むために使用します。 -
プレビューページの右上隅付近にある「閉じる」を選択します。
ビデオからのキャプションまたはオーディオトラックファイルの削除
ビデオからキャプションファイルやオーディオトラックファイルを削除できます。公開済みのキャプションまたはオーディオトラックのファイルを削除すると、そのビデオの公開済み URL に自動的に反映されます。
プライマリビデオから抽出されたオリジナルのオーディオトラックは削除できません。
ビデオからキャプションファイルまたはオーディオトラックファイルを削除するには:
-
デフォルトのオーディオトラックを設定するビデオアセットに移動します。
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リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
-
ツールバーで、プロパティアイコン(中に「i」がある円)をタップします。
-
プロパティページで、「キャプションとオーディオトラック」タブを選択します。
-
次のいずれかの操作を行います。
- キャプション - キャプション の見出しで、ビデオから削除する 1 つまたは複数のキャプションファイルを選択し、「削除」をクリックします。
- オーディオトラック - オーディオトラック の見出しで、ビデオから削除する 1 つまたは複数のオーディオトラックファイルを選択し、「削除」をクリックします。
-
削除ダイアログボックスで、「OK」をクリックします。
-
ビデオを公開します。
ビデオにアップロードされたキャプションまたはオーディオトラックファイルをダウンロード
ビデオにアップロードしたキャプションまたはオーディオトラックファイルをダウンロードできます。選択したすべてのファイルを .zip
としてダウンロードするか、ファイルごとに個別のダウンロードフォルダーを作成するかを選択できます。
プライマリビデオファイルから抽出された、元のオーディオトラックはダウンロードできません。
ユースケース:.vtt
ファイルにエラーが見つかった場合は、キャプションファイルのダウンロードが必要になる場合があります。間違った .vtt
ファイルをダウンロードし、プレーンテキストエディターで開いて、修正するだけです。.vtt
ファイルを保存したら、もう一度アップロードします。次に、「キャプションを翻訳」オプションを使用して、修正した .vtt
ファイルを再翻訳します。
ビデオにアップロードされたキャプションまたはオーディオトラックファイルをダウンロードするには:
-
デフォルトのオーディオトラックを設定するビデオアセットに移動します。
-
リスト表示またはカード表示のアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
-
ツールバーで、プロパティアイコン(中に「i」がある円)をタップします。
-
プロパティページで、「キャプションとオーディオトラック」タブを選択します。
-
次のいずれかの操作を行います。
- キャプション - キャプション 見出しで、ビデオからダウンロードする 1 つ以上のキャプションファイルを選択し、「ダウンロード」を選択します。
- オーディオトラック - オーディオトラック 見出しで、ビデオからダウンロードする 1 つ以上のオーディオトラックファイルを選択し、「ダウンロード」を選択します。
-
ダウンロードダイアログボックスで、以下のオプションを設定します。
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 3-row-2 4-row-2 オプション 説明 名前を付けて保存 「名前を付けて保存」テキストフィールドに指定されたデフォルトのファイル名を使用するか、独自の名前を指定します。 アセットごとに個別のフォルダーを作成 ダウンロード用に選択したキャプションファイルまたはオーディオトラックファイルごとにフォルダーを作成します。 メール デフォルトのメールプログラムを使用して、.zip ファイルを指定したメールアドレスに送信します。 アセット ダウンロードするファイルの数と、選択したすべてのファイルの合計サイズを指定します。このオプションの選択を解除すると、「ダウンロード」ボタンが暗くなり(オフになり)、ファイルをダウンロードできなくなります。 -
「ダウンロード」を選択します。
-
ビデオを公開します。詳しくは、アセットの公開を参照してください。
ビデオにクローズドキャプションを追加 adding-captions-to-video
1 つのビデオまたはアダプティブビデオセットにクローズドキャプションを追加すると、ビデオの配信先をグローバルマーケットまで拡大できます。クローズドキャプションを追加すると、音声をダビングする必要も、異なる言語ごとにネイティブスピーカーの音声を使って再録音する必要もなくなります。ビデオは、録画された言語で再生されます。外国語のキャプションが表示されるので、異なる言語を使用する視聴者もオーディオ部分を理解できます。
クローズドキャプションを使用すると、耳が聞こえない人や聞こえにくい人に対して、より高いアクセシビリティを提供できます。
詳しくは、Dynamic Media のアクセシビリティを参照してください。
Dynamic Media では、キャプションファイルを JSON(JavaScript Object Notation)形式に変換できます。このように変換できるので、JSON テキストを、ビデオの完全なトランスクリプトとして表示せずに web ページに埋め込むことができます。この後、検索エンジンがコンテンツをクロールまたはインデックス作成できます。これにより、ビデオを検索しやすくなり、ビデオコンテンツの詳細がユーザーに提供されます。
URL での JSON 機能の使用について詳しくは、静的な(画像以外の)コンテンツの提供を参照してください。
ビデオにキャプションを追加するには:
-
サードパーティのアプリケーションまたはサービスを使用して、ビデオのキャプションファイルを作成します。
作成するファイルは、WebVTT(Web ビデオテキストトラック)標準に従っている必要があります。キャプションファイル名の拡張子は
.vtt
です。WebVTT キャプション標準をよく確認してください。WebVTT:Web Video Text Tracks 形式(英語)を参照してください。
Dynamic Media 以外で WebVTT キャプションファイルの作成に使用できる、無料と有料のツールやサービスを提供している web サイトが多数あります。
サイトの画面に表示される指示に従って、WebVTT ファイルを作成して保存します。終了したら、キャプションファイルの内容をコピーし、空のテキストエディターに貼り付けて、ファイル拡張子 VTT を付けて保存します。
.vtt
ファイルと呼び出しを作成する必要があります。一般に、キャプションの .vtt
ファイルにはビデオファイルと同じ名前を付け、名前の末尾に言語ロケール(-EN、-FR、-DE、-JA など)を追加します。このようにすると、既存の WCM システムを使用してビデオの URL を自動的に生成する際に役立ちます。
-
Experience Manager で、WebVTT キャプションファイルを DAM にアップロードします。
-
アップロードしたキャプションファイルに関連付ける、公開済み ビデオアセットに移動します。
URL をコピーするには、その 前に アセットを 公開 しておく必要があります。
アセットの公開を参照してください。
-
次のいずれかの操作を行います。
-
ポップアップビデオビューアエクスペリエンスの場合、「URL」ボタンをクリックします。URL ダイアログボックスで、URL を選択してクリップボードにコピーし、その URL を単純なテキストエディターに貼り付けます。コピーしたビデオの URL を次の構文で追加します。
&caption=<server_path>/is/content/<path_to_caption.vtt_file,1>
キャプションパスの末尾にある
,1
に注意します。パスの VTT ファイル名拡張子の直後で、ビデオプレーヤーバーのクローズドキャプションボタンの有効(オン)と無効(オフ)を任意に切り替えることができます。それぞれ、,1
または,0
を設定します。 -
埋め込みビデオビューアエクスペリエンスの場合は、「埋め込みコード」を選択します。埋め込みコードダイアログボックスで、埋め込みコードを選択してクリップボードにコピーし、そのコードを単純なテキストエディターに貼り付けます。コピーした埋め込みコードを次の構文で追加します。
videoViewer.setParam("caption","<path_to_caption.vtt_file,1>");
キャプションパスの末尾にある
,1
に注意します。パスの VTT ファイル名拡張子の直後で、ビデオプレーヤーバーのクローズドキャプションボタンの有効(オン)と無効(オフ)を任意に切り替えることができます。それぞれ、,1
または,0
を設定します。
-
ビデオにチャプターマーカーを追加 adding-chapter-markers-to-video
1 つのビデオまたはアダプティブビデオセットにチャプターマーカーを追加すると、長編ビデオの視聴と操作が簡単になります。ビデオの再生中に、ビデオタイムライン(ビデオスクラバーとも呼ばれる)のチャプターマーカーを選択することができます。これにより、ユーザーは、関心があるポイントや、新しいコンテンツ、トレーニング、デモンストレーションなどにすぐに移動できます。
ビデオのチャプターリストを作成する方法は、キャプションを作成する方法とほとんど同じです。つまり、WebVTT ファイルを作成します。ただし、この WebVTT ファイルは、WebVTT キャプションファイルと分けておく必要があります。キャプションとチャプターを 1 つの WebVTT ファイルにまとめることはできません。
チャプターナビゲーション機能を備えた WebVTT ファイルを作成する際に使用するフォーマットの例として、次のサンプルを使用できます。
ビデオチャプターナビゲーション機能を備えた WebVTT ファイル webvtt-file-with-video-chapter-navigation
WEBVTT
Chapter 1
00:00.000 --> 01:04.364
The bicycle store behind it all.
Chapter 2
01:04.364 --> 02:00.944
Creative Cloud.
Chapter 3
02:00.944 --> 03:02.937
Ease of management for a working solution.
Chapter 4
03:02.937 --> 03:35.000
Cost-efficient access to rapidly evolving technology.
上記の例では、Chapter 1
はキュー識別子で、オプションです。00:00:000 --> 01:04:364
のキュー時間は、チャプターの開始時間と終了時間を、00:00:000
という形式で指定しています。最後の 3 桁はミリ秒で、000
のまま残しておくこともできます。チャプタータイトルの The bicycle store behind it all
は、チャプターの内容を示す実際の説明です。ユーザーが、タイムラインのビジュアルキューポイントにマウスポインターを置くと、キュー識別子、開始キュー時間およびチャプタータイトルが、ビデオプレーヤー内にポップアップ表示されます。
HTML5 ビデオビューアを使用するので、作成するチャプターファイルが WebVTT(Web Video Text Tracks)標準に準拠していることを確認してください。チャプターファイルの拡張子は .vtt
です。WebVTT キャプション標準をよく確認してください。
WebVTT:Web Video Text Tracks 形式(英語)を参照してください。
ビデオにチャプターマーカーを追加するには:
-
この
.vtt
ファイルを UTF8 エンコーディングで保存して、チャプタータイトルテキストの文字レンディションに関する問題を回避します。一般に、チャプター VTT ファイルの名前には、ビデオファイルと同じ名前を付けて、名前の末尾にチャプターを追加します。このようにすると、既存の WCM システムを使用してビデオの URL を自動的に生成する際に役立ちます。
-
Experience Manager で、WebVTT チャプターファイルをアップロードします。
アセットのアップロードを参照してください。
-
次のいずれかの操作を行います。
table 0-row-2 1-row-2 html-authored no-header ポップアップビデオビューアエクスペリエンスの場合、 - アップロードしたチャプターファイルに関連付ける、公開済み ビデオアセットに移動します。URL をコピーするには、その 前に アセットを 公開 しておく必要があります。アセットの公開を参照してください。
- ドロップダウンメニューで「ビューア」を選択します。
- 左パネルで、ビデオビューアプリセット名を選択します。ビデオのプレビューが別のページで開きます。
- 左パネルの下部にある「URL」ボタンをクリックします。
- URL ダイアログボックスで、URL を選択してクリップボードにコピーし、その URL を単純なテキストエディターに貼り付けます。
- ビデオのコピー済み URL を次の構文で追加すると、チャプターファイルのコピー済み URL に関連付けることができます。
&navigation=<full_copied_URL_path_to_chapter_file.vtt>
埋め込みビデオビューアエクスペリエンスの場合、 - アップロードしたチャプターファイルに関連付ける、公開済み ビデオアセットに移動します。URL をコピーするには、その 前に アセットを 公開 しておく必要があります。アセットの公開を参照してください。
- ドロップダウンメニューで「ビューア」を選択します。
- 左パネルで、ビデオビューアプリセット名を選択します。ビデオのプレビューが別のページで開きます。
- 左パネルの下部にある「埋め込み」を選択します。
- 埋め込みコードダイアログボックスで、コード全体を選択してクリップボードにコピーし、そのコードを単純なテキストエディターに貼り付けます。
- ビデオの埋め込みコードを次の構文で追加して、チャプターファイルのコピー済み URL に関連付けることができます。
videoViewer.setParam("navigation","<full_copied_URL_path_to_chapter_file.vtt>"
ビデオサムネールについて about-video-thumbnails
ビデオサムネールとは、ビデオフレームまたは画像アセットの縮小バージョンで、顧客向けのビデオを表すものです。サムネールは、顧客にビデオの選択を促すものにします。
Experience Manager 内のすべてのビデオには、サムネールを関連付ける必要があります。デフォルトでは、Experience Manager にビデオをアップロードすると、最初のフレームがサムネールとして使用されます。ただし、ブランド設定やビジュアル検索用にサムネールをカスタマイズできます。ビデオのサムネールをカスタマイズするには、ビデオを再生して、使用するフレームで一時停止します。あるいは、Digital Asset Manager に既にアップロードして、公開済み の画像アセットを選択することもできます。
ビデオのサムネールを変更すると、ビデオの再処理時に Asset compute サービスを介したサムネールの生成がスキップされます。
ビデオのサムネールをカスタマイズする機能は、ビデオが保存されているフォルダーにビデオプロファイルを適用した後でのみ使用できます。
カスタムビデオサムネールの追加 adding-a-custom-video-thumbnail
-
次の作業が完了していることを確認してください。
-
ビデオアセット用のフォルダーの作成。
-
-
サムネイル画像を変更するアップロード済みビデオアセットに移動します。
-
[リスト表示] または [カード表示] のいずれかのアセット選択モードで、ビデオアセットを選択します。
-
ツールバーで、プロパティ アイコン (「i」と書かれた円) を選択します。
-
ビデオの [プロパティ] ページで、[サムネールを変更] を選択します。
-
「サムネイルを変更」ページで以下のいずれかを行います。
-
ビデオのフレームを新しいサムネイルとして使用するには:
- ツールバーで「ビデオからフレームを選択」オプションをクリックします。
- [再生] ボタンを選択し、ビデオの新しいサムネールとしてキャプチャするフレームの [一時停止] ボタンを選択します。
-
画像アセットを新しいサムネールとして使用するには、次の手順を行います。
- ツールバーで [アセットからサムネイルを選択] を選択します。
- [サムネールを選択] を選択します。
- 使用を希望する、以前にアップロードおよび公開された画像アセットに移動します。アセットは、ビデオのサムネール画像として機能するように自動的にサイズ変更されます。
- 画像アセットを選択し、[選択] を選択します。
-
-
[サムネイルを変更]ページで [変更を保存] を選択します。
-
ビデオの [プロパティ] ページで、右上にある [保存して閉じる] を選択します。
Dynamic Media アセットの Dynamic Media URL の変更
標準ビューアでは、Dynamic Media で処理されたビデオを再生できます。また、マニフェスト URL に直接アクセスし、独自のカスタムビューアを使用して再生することもできます。次に、ビデオのマニフェスト URL を取得する API を示します。
getVideoManifestURI API について
getVideoManifestURI
API は cq-scene7-api:com.day.cq.dam.scene7.api
を通じて公開され、次のマニフェスト URL を生成するために使用できます。
/**
* Returns the manifest url for videos
* @param resource video resource
* @param manifestType type of video streaming manifest being requested
* @param onlyIfPublished return a manifest only if the video is published
* @return the manifest url for videos
*
* @throws Exception
*/
@Nullable
String getVideoManifestURI(Resource resource, ManifestType manifestType, boolean onlyIfPublished) throws Exception;
getVideoManifestURI API パラメーター
この API では、次の 3 つのパラメーターを取り込みます。
resource
manifestType
ManifestType.DASH
または ManifestType.HLS
のいずれかonlyIfPublished
上記のメソッドを使用してビデオのマニフェスト URL を取得するには、ビデオエンコーディングプロファイルを「ビデオのアップロード」フォルダーに追加します。Dynamic Media は、フォルダーに割り当てられたビデオエンコーディングファイルで見つかったエンコーディングに基づいて、これらのビデオを処理します。これで、上記の API を呼び出して、アップロードされたビデオのマニフェスト URL を取得できるようになりました。
エラーシナリオ
エラーがある場合、API は null を返します。例外は、Experience Manager エラーログに記録されます。ログに記録されるこれらのエラーは、すべて Could not generate Video Manifest URI
で始まります。次のシナリオでは、このようなエラーが発生する可能性があります。
-
IllegalArgumentException
は、次のいずれかに関してログに記録されます。- 渡された
resource
パラメーターが null である。 - 渡された
resource
パラメーターがビデオではない。 - 渡された
manifestType
パラメーターが null である。 onlyIfPublished
パラメーターは true として渡されたものの、ビデオが公開されていない。- Dynamic Media のアダプティブビデオセットを使用してビデオが取り込まれていない。
- 渡された
-
IOException
は、Dynamic Media への接続で問題が発生した場合にログに記録されます。 -
渡された
manifestType
パラメーターがManifestType.DASH
であるにもかかわらず、ビデオが DASH 形式で処理されていない場合、UnsupportedOperationException
はログに記録されます。