AEM コンポーネントの開発 developing-aem-components

AEM コンポーネントを使用して、web ページ上で使用できるコンテンツを保持、書式設定およびレンダリングします。

  • ページをオーサリングするとき、作成者はコンポーネントを使用してコンテンツを編集および設定できます。

    • コマースサイトを構築するときは、コンポーネントを使用して、例えばカタログの情報を収集してレンダリングできます。詳しくは、e コマースの開発を参照してください。

    • コミュニティサイトを構築するときは、コンポーネントを使用して、訪問者に情報を提供したり、訪問者から情報を収集したりできます。詳しくは、コミュニティの開発を参照してください。

  • パブリッシュインスタンス上では、コンポーネントがコンテンツをレンダリングし、適切なタイミングで web サイト訪問者に表示します。

NOTE
このページの内容は、AEM コンポーネント - 基本を踏まえたものです。
CAUTION
/libs/cq/gui/components/authoring/dialog の下にあるコンポーネントは、エディター(オーサリングのコンポーネントダイアログ)で使用することのみが意図されています。他の場所で使用すると(インスタンスのウィザードダイアログ内など)、予期したとおりに動作しないことがあります。

コードサンプル code-samples

このページでは、AEM 用の新しいコンポーネントの開発に必要なリファレンスドキュメント(またはリファレンスドキュメントへのリンク)を紹介します。実践的な例については、AEM コンポーネントの開発 - コードサンプルを参照してください。

構造 structure

コンポーネントの基本構造については、AEM コンポーネント - 基本のページで説明しています。このドキュメントでは、タッチ対応 UI とクラシック UI の両方を扱っています。新しいコンポーネントでクラシック設定を使用する必要がない場合でも、既存のコンポーネントから継承する際にクラシック設定について知っていると役立ちます。

既存のコンポーネントおよびダイアログの拡張 extending-existing-components-and-dialogs

実装するコンポーネントによっては、構造全体を最初から定義して開発するのではなく、既存インスタンスを拡張したり、カスタマイズしたりするだけで済むことがあります。

既存のコンポーネントまたはダイアログを拡張またはカスタマイズする際に、構造全体またはダイアログに必要な構造をコピーまたは複製してから変更を加えることができます。

既存コンポーネントの拡張 extending-an-existing-component

既存コンポーネントは、リソースタイプ階層および関連する継承メカニズムを使用して拡張できます。

NOTE
コンポーネントは、検索パスロジックに基づいたオーバーレイを使用して再定義することもできます。ただし、そのような場合は Sling Resource Merger が呼び出されないので、/apps でオーバーレイ全体を定義する必要があります。
NOTE
コンテンツフラグメントコンポーネントもカスタマイズおよび拡張できますが、構造全体やアセットとの関係を考慮する必要があります。

既存のコンポーネントダイアログのカスタマイズ customizing-a-existing-component-dialog

Sling Resource Merger を使用し、sling:resourceSuperType プロパティを定義することで、コンポーネントダイアログ ​をオーバーライドすることもできます。

つまり、ダイアログ全体を(sling:resourceSuperType を使用して)再定義するのとは対照的に、再定義する必要があるのは相違点だけです。これは、推奨されるコンポーネントダイアログ拡張方法です。

詳しくは、Sling Resource Merger を参照してください。

マークアップの定義 defining-the-markup

コンポーネントは HTML を使用してレンダリングされます。コンポーネントでは、必要なコンテンツを取得して、オーサリング環境とパブリッシュ環境の両方で必要に応じてレンダリングするために必要な HTML を定義しなければなりません。

HTML テンプレート言語の使用 using-the-html-template-language

HTML テンプレート言語(HTL)は、AEM 6.0 で JSP(JavaServer Pages)に代わって導入されたスクリプティング言語であり、HTML の扱いに適した、推奨されるサーバーサイドテンプレートシステムです。堅牢なエンタープライズ web サイトを構築する必要のある web 開発者にとって、HTL は安全性と開発効率の向上に役立ちます。

NOTE
HTL と JSP のどちらを使用してもコンポーネントを開発できますが、AEM の推奨スクリプティング言語は HTL なので、ここでは HTL を使用した開発について説明します。

コンテンツロジックの開発 developing-the-content-logic

このオプションのロジックでは、レンダリングするコンテンツの選択や計算を行います。このロジックは、適切な Use-API パターンを持つ HTL 式から呼び出されます。

このようにロジックを外観から分離するメカニズムは、特定のビューで何が呼び出されるかを明確化するために役立ちます。同じリソースの異なるビューに対し、異なるロジックを使用することもできます。

Java の使用 using-java

HTL Java Use-API を使用すると、HTL ファイルからカスタム Java クラスのヘルパーメソッドへのアクセスが可能になります。そのため、Java コードを使用して、コンポーネントのコンテンツを選択および設定するためのロジックを実装できます。

JavaScript の使用 using-javascript

HTL JavaScript Use-API を使用すると、HTL ファイルから JavaScript で書かれたヘルパーコードへのアクセスが可能になります。この結果、JavaScript コードを使用して、コンポーネントのコンテンツを選択および設定するためのロジックを実装できます。

クライアント側 HTML ライブラリの使用 using-client-side-html-libraries

最近の web サイトは、複雑な JavaScript や CSS コードを利用したクライアント側の処理に大きく依存しています。このコードの提供を編成および最適化することが厄介な問題となることがあります。

この問題への対処に役立つように、AEM では、クライアントサイドライブラリフォルダー ​が提供されています。これにより、クライアントサイドのコードをリポジトリに格納し、カテゴリ別に整理して、それぞれのカテゴリのコードをクライアントに提供するタイミングと方法を定義することができます。その後、クライアント側ライブラリシステムにより、最終的な web ページで、正しいコードを読み込むための正しいリンクが作成されます。

詳しくは、クライアントサイド HTML ライブラリの使用を参照してください。

編集動作の設定 configuring-the-edit-behavior

コンポーネントの編集動作を設定できます。編集動作には、コンポーネントに使用できるアクション、インプレースエディターの特性、コンポーネントに対するイベントに関連するリスナーなどの属性が含まれます。固有の相違点は多少ありますが、設定はタッチ対応 UI とクラシック UI の両方に共通です。

タイプ cq:EditConfigcq:editConfig ノードをコンポーネントノード(タイプ cq:Component)の下に追加し、特定のプロパティと子ノードを追加することによって、コンポーネントの編集動作が設定されます

プレビュー動作の設定 configuring-the-preview-behavior

プレビュー ​モードに切り替えると、ページが更新されなくても WCM モード Cookie が設定されます。

レンダリングが WCM モードの影響を受けるコンポーネントの場合は、明確にそのコンポーネントを更新し、この Cookie の値を使用するように定義する必要があります。

NOTE
EDITPREVIEW は、タッチ操作対応 UI でのみ WCM モード Cookie に使用されます。

ダイアログの作成と設定 creating-and-configuring-a-dialog

作成者はダイアログを使用してコンポーネントとやり取りできます。ダイアログを使用することで、作成者や管理者はコンテンツを編集したり、コンポーネントを設定したり、(デザインダイアログを使用して)デザインパラメーターを定義したりできます。

Coral UI と Granite UI coral-ui-and-granite-ui

AEM の現代的なルックアンドフィールは Coral UIGranite UI で定義されています。

Granite UI で提供される幅広い基本コンポーネント(ウィジェット)は、オーサリング環境でダイアログを作成するために使用されます。必要な場合には、選択したウィジェットを拡張し、独自のウィジェットを作成することができます。

詳しくは、以下を参照してください。

NOTE
Granite UI コンポーネントの性質(および ExtJS ウィジェットとの違い)により、タッチ操作対応 UI とクラシック UI では、コンポーネントとのやり取りにいくつかの相違点があります。

新しいダイアログの作成 creating-a-new-dialog

タッチ操作対応 UI 用ダイアログは、以下のように実装されます。

  • cq:dialog という名前です。

  • sling:resourceType プロパティが設定された nt:unstructured ノードとして定義されます。

  • cq:Component ノードの下のコンポーネント定義の横にあります。

  • コンテンツ構造と sling:resourceType プロパティに基づいて、サーバーサイドに(Sling コンポーネントとして)レンダリングされます。

  • Granite UI フレームワークを使用します。

  • ダイアログ内のフィールドを記述したノード構造を含みます。

    • これらのノードは、必須の sling:resourceType プロパティを持つ nt:unstructured ノードです。

ノード構造の例は次のとおりです。

newComponent (cq:Component)
  cq:dialog (nt:unstructured)
    content
      layout
      items
        column
          items
            file
            description

ダイアログのカスタマイズは、ダイアログ自体がコンポーネントなので、コンポーネントの開発に似ています(コンポーネントスクリプトでレンダリングするマークアップや、クライアントライブラリで提供する動作やスタイルなど)。

例については、以下を参照してください。

  • /libs/foundation/components/text/cq:dialog
  • /libs/foundation/components/download/cq:dialog
NOTE
コンポーネントにタッチ操作向け UI 用のダイアログが定義されていない場合は、クラシック UI ダイアログが互換性レイヤー内でフォールバックとして使用されます。そのようなダイアログをカスタマイズするには、クラシック UI ダイアログをカスタマイズする必要があります。詳しくは、クラシック UI 用の AEM コンポーネントを参照してください。

ダイアログフィールドのカスタマイズ customizing-dialog-fields

NOTE
次を参照してください。

新しいフィールドの作成 creating-a-new-field

タッチ操作向け UI 用のウィジェットは、Granite UI コンポーネントとして実装されています。

タッチ操作向け UI 用のコンポーネントダイアログで使用するウィジェットを作成するには、新しい Granite UI フィールドコンポーネントを作成する必要があります。

NOTE
Granite UI について詳しくは、Granite UI ドキュメントを参照してください。

ダイアログをフォーム要素の単純なコンテナと見なす場合、ダイアログコンテンツの主なコンテンツをフォームフィールドとして表示することもできます。フォームフィールドを作成するには、リソースタイプを作成する必要があります。これは、コンポーネントの作成と同じです。この作業を容易にするために、Granite UI は、sling:resourceSuperType を使用して以下を継承する汎用フィールドコンポーネントを提供しています。

/libs/granite/ui/components/coral/foundation/form/field

Granite UI には、具体的に言えばダイアログ(一般的に言えばフォーム)での使用に適した、幅広いフィールドコンポーネントが用意されています。

NOTE
この点はクラシック UI とは異なります。クラシック UI では、ウィジェットは cq:Widgets ノードによって表され、各ノードには対応する ExtJS ウィジェットとの関係を確立するための特定の xtype があります。実装の観点では、これらのウィジェットは ExtJS フレームワークによってクライアントサイドでレンダリングされていました。

リソースタイプを作成したら、sling:resourceType プロパティで参照して新しいノードをダイアログに追加することで、フィールドをインスタンス化できます。

スタイル設定および動作用のクライアントライブラリの作成 creating-a-client-library-for-style-and-behavior

コンポーネントのスタイル設定と動作を定義する場合は、カスタム CSS/LESS および JS を定義する専用のクライアントライブラリを作成できます。

クライアントライブラリをコンポーネントダイアログ専用に読み込む(すなわち、別のコンポーネント用には読み込まれないようにする)には、ダイアログの extraClientlibs プロパティを、作成したクライアントライブラリのカテゴリ名に設定する必要があります。この方法は、クライアントライブラリが非常に大きい場合や、フィールドがそのダイアログに固有で、他のダイアログで必要になることがない場合にお勧めです。

クライアントライブラリをすべてのダイアログ用に読み込むには、クライアントライブラリのカテゴリプロパティを cq.authoring.dialog に設定します。これは、すべてのダイアログのレンダリング時にデフォルトで含まれるクライアントライブラリのカテゴリ名です。クライアントライブラリが小さい場合や、フィールドが汎用的で、他のダイアログで再利用できる場合には、この方法を使用できます。

例えば、次を参照してください。

フィールドの拡張(フィールドからの継承) extending-inheriting-from-a-field

要件に応じて、次のどちらかを実行できます。

  • 指定された Granite UI フィールドをコンポーネントの継承(sling:resourceSuperType)で拡張する
  • ウィジェットライブラリ API(JS/CSS 継承)に従って、指定されたウィジェットを基となるウィジェットライブラリ(Granite UI の場合は Coral UI)から拡張する

ダイアログフィールドへのアクセス access-to-dialog-fields

レンダリング条件(rendercondition)を使用して、ダイアログ内の特定のタブやフィールドへのアクセス権を持つユーザーを制御することもできます。以下に例を示します。

+ mybutton
  - sling:resourceType = granite/ui/components/coral/foundation/button
  + rendercondition
    - sling:resourceType = myapp/components/renderconditions/group
    - groups = ["administrators"]

フィールドイベントの処理 handling-field-events

ダイアログフィールドのイベントの処理は、カスタムクライアントライブラリのリスナーで行われるようになりました。これは以前の方法からの変更点です。以前は、コンテンツ構造のリスナーを使用していました。

カスタムクライアントライブラリのリスナー listeners-in-a-custom-client-library

フィールドにロジックを挿入するには、以下を実行する必要があります。

  1. 対象となるフィールドを、指定された CSS クラス(フック)でマークします。
  2. クライアントライブラリ内で、その CSS クラス名に対してフックされる JS リスナーを定義します(これによって、カスタムロジックの範囲がそのフィールドのみに限定され、同じタイプの他のフィールドに影響を与えなくなります)。

これを実現するには、やり取りする、基になるウィジェットライブラリについて理解する必要があります。反応するイベントの識別については、Coral UI ドキュメントを参照してくださいExtJS を使用して実行する必要があったプロセスと非常によく似ています。指定されたウィジェットのドキュメントページを探し、そのイベント API の詳細を確認してください。

例えば、次を参照してください。

コンテンツ構造のリスナー listeners-in-the-content-structure

ExtJS を使用するクラシック UI では、コンテンツ構造内に指定のウィジェットのリスナーを用意することが普通でした。タッチ操作向け UI では、同じことを別の方法で実現します。JS のリスナーコード(またはあらゆるコード)はコンテンツ内で定義されないからです。

コンテンツ構造は意味構造を記述するものであり、基となるウィジェットの性質を示すものであってはなりません。コンテンツ構造に JS コードを含めないことで、コンテンツ構造を変更せずに実装の詳細を変更することが可能になります。言い換えると、コンテンツ構造に触れることなく、ウィジェットライブラリを変更できます。

ダイアログの可用性の検出 dialog-ready

ダイアログが使用可能で準備が整ったときにのみ実行する必要があるカスタム JavaScript がある場合は、dialog-ready イベントをリッスンする必要があります。

このイベントは、ダイアログが読み込まれて(または再度読み込まれて)、使用の準備ができたときにトリガーされます。つまり、ダイアログの DOM に変更(作成/更新)がある場合に必ずトリガーされます。

dialog-ready は、ダイアログ内のフィールドや類似のタスクをカスタマイズする JavaScript カスタムコードをフックするために使用できます。

フィールドの検証 field-validation

必須フィールド mandatory-field

指定されたフィールドを「必須」としてマークするには、フィールドのコンテンツノードに次のプロパティを設定します。

  • 名前:required
  • 型:Boolean

例えば、次を参照してください。

/libs/foundation/components/page/cq:dialog/content/items/tabs/items/basic/items/column/items/title/items/title

フィールドの検証(Granite UI) field-validation-granite-ui

Granite UI でのフィールド検証および Granite UI コンポーネント(ウィジェットと同等)のフィールド検証は、foundation-validation API を使用して実行します。詳しくは、foundation-valdiationGranite のドキュメントを参照してください。

詳しくは、例えば、以下を参照してください。

  • cqgems/customizingfield/components/clientlibs/customizingfield/js/validations.js

  • /libs/cq/gui/components/authoring/dialog/clientlibs/dialog/js/validations.js

デザインダイアログの作成と設定 creating-and-configuring-a-design-dialog

コンポーネントにデザインモードで編集できるデザイン詳細がある場合は、デザインダイアログが表示されます。

デザインダイアログの定義は、コンテンツの編集に使用されるダイアログの定義によく似ています。違いはノードとして定義される点です。

  • ノード名:cq:design_dialog
  • 型:nt:unstructured

インプレースエディターの作成と設定 creating-and-configuring-an-inplace-editor

インプレースエディターを使用すると、ダイアログを開くことなく、段落フロー内で直接コンテンツを編集できます。例えば、標準のテキストとタイトルのコンポーネントには、どちらもインプレースエディターがあります。

インプレースエディターは、すべてのコンポーネントタイプで必要または重要なものではありません。

詳しくは、ページオーサリングの拡張 - 新しいインプレースエディターを追加を参照してください。

コンポーネントツールバーのカスタマイズ customizing-the-component-toolbar

コンポーネントツールバーは、ユーザーがコンポーネントに対する幅広いアクション(編集、設定、コピー、削除など)にアクセスできるようにする機能です。

詳しくは、ページオーサリングの拡張 - 新しいアクションをコンポーネントツールバーに追加を参照してください。

参照レール用のコンポーネント(借りた/貸したコンテンツ)の設定 configuring-a-component-for-the-references-rail-borrowed-lent

新しいコンポーネントが他のページのコンテンツを参照する場合は、参照 ​レールの「借りたコンテンツ」セクションおよび「貸したコンテンツ」セクションに影響を与えるかどうかを考慮できます。

初期状態の AEM は参照コンポーネントのみを確認します。コンポーネントを追加するには、OSGi バンドル WCM オーサリングコンテンツ参照設定 ​を設定する必要があります。

定義にエントリを作成し、確認するプロパティと共にコンポーネントを指定します。例:

/apps/<*your-Project*>/components/reference@parentPath

NOTE
AEM と連携する場合は、いくつかの方法でこのようなサービスの設定を管理できます。詳しくは、OSGi の設定と推奨プラクティスを参照してください。

コンポーネントの有効化と段落システムへの追加 enabling-and-adding-your-component-to-the-paragraph-system

コンポーネントを開発したら、必要なページで使用できるよう、適切な段落システムでの使用を有効にする必要があります。

次のいずれかの方法で有効化できます。

アセットをドラッグするとコンポーネントインスタンスが作成されるように段落システムを設定 configuring-a-paragraph-system-so-that-dragging-an-asset-creates-a-component-instance

AEM では、ページの段落システムを設定するときに、常に空のコンテンツをページにドラッグするのではなく、ユーザーが(適切な)アセットをページのインスタンスにドラッグすると新しいコンポーネントのインスタンスが自動的に作成されるような設定にすることができます。

この動作と、必要なアセットとコンポーネントの関連付けは、次の方法で設定できます。

  1. ページデザインの段落定義の下に、例:

    • /etc/designs/<myApp>/page/par

    ノードを作成:

    • 名前:cq:authoring
    • 型:nt:unstructured
  2. この下に、アセットとコンポーネントのマッピングをすべて保持するノードを作成します。

    • 名前:assetToComponentMapping
    • 型:nt:unstructured
  3. アセットとコンポーネントのマッピングごとに、ノードを作成します。

    • 名前:テキスト。アセットと関連するコンポーネントタイプを示す名前(例:image)にすることを推奨します。
    • 型:nt:unstructured

    それぞれが以下のプロパティを持ちます。

    • assetGroup

      • 型:String
      • 値:関連アセットが所属するグループ(例:media
    • assetMimetype

      • 型:String
      • 値:関連アセットの MIME タイプ(例:image/*
    • droptarget

      • 型:String
      • 値:ドロップターゲット(例:image
    • resourceType

      • 型:String
      • 値:関連コンポーネントリソース(例:foundation/components/image
    • type

      • 型:String
      • 値:タイプ(例:Images

例えば、次を参照してください。

  • /etc/designs/geometrixx/jcr:content/page/par/cq:authoring
  • /etc/designs/geometrixx-outdoors/jcr:content/page/par/cq:authoring
  • /etc/designs/geometrixx-media/jcr:content/article/article-content-par/cq:authoring

GitHub のコード

このページのコードは GitHub にあります

NOTE
コンポーネントインスタンスの自動作成は、コアコンポーネントと編集可能テンプレートの使用時に UI 内で簡単に設定できるようになりました。特定のメディアタイプに自動的に関連付けるコンポーネントの定義について詳しくは、ページテンプレートの作成を参照してください。

AEM Brackets 拡張の使用 using-the-aem-brackets-extension

AEM Brackets 拡張は、AEM コンポーネントおよびクライアントライブラリを編集するためのスムーズなワークフローを提供します。この拡張は、Brackets コードエディターをベースとしています。

この拡張には、次の機能があります。

  • 同期を容易にして(Maven や File Vault は不要)、開発者の効率を向上させるだけでなく、AEM に関する知識が限られたフロントエンド開発者もプロジェクトに参加できるようにします。
  • コンポーネント開発の単純化やセキュリティ向上のために設計されたテンプレート言語 HTL を一部サポートしています。
NOTE
Brackets は、コンポーネントを作成するための推奨メカニズムです。Brackets は、クラシック UI 向けに設計された CRXDE Lite のコンポーネント作成機能の代わりになります。

クラシックコンポーネントからの移行 migrating-from-a-classic-component

クラシック UI で使用するようにデザインされたコンポーネントを、タッチ操作対応 UI 専用または両方の UI で使用できるコンポーネントに移行する場合は、以下の問題を考慮する必要があります。

cq:listener コードの移行 migrating-cq-listener-code

クラシック UI 向けにデザインされたプロジェクトを移行する場合は、cq:listener コード(およびコンポーネントに関連するクライアント側ライブラリ)でクラシック UI 固有の関数(CQ.wcm.* など)を使用してください。移行するには、タッチ操作対応 UI で同等のオブジェクトまたは関数を使用して、このようなコードを更新する必要があります。

プロジェクトをタッチ操作向け UI に完全に移行する場合は、タッチ操作向け UI に関連するオブジェクトや関数を使用するように、このようなコードを置き換える必要があります。

ただし、移行期間中にプロジェクトがクラシック UI とタッチ操作向け UI の両方に対応する必要がある場合(通常のシナリオ)は、適切なオブジェクトを参照する別々のコードを区別するためのスイッチを実装する必要があります。

このスイッチメカニズムは、次のように実装できます。

if (Granite.author) {
    // touch UI
} else {
    // classic UI
}

コンポーネントのドキュメント化 documenting-your-component

開発者は、以下をすばやく把握できるようにコンポーネントドキュメントに簡単にアクセスしたいと考えます。

  • 説明
  • 使用目的
  • コンテンツの構造とプロパティ
  • 公開済みの API と拡張ポイント
  • その他

この理由から、既存のドキュメントマークダウンをコンポーネント自体の中で利用できるようにすることは簡単です。

コンポーネント構造に README.md ファイルを配置します。このマークダウンはコンポーネントコンソールに表示されます。

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サポートしているマークダウンは、コンテンツフラグメントの場合と同じです。

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