トランザクションメッセージの設定 mc-settings
トランザクションメッセージ(Message Center)は、トリガーメッセージを管理するために設計されたキャンペーンモジュールです。トランザクションメッセージについて詳しくは、この節を参照してください。
トランザクションメッセージのアーキテクチャについては、このページを参照してください。
権限の定義 mc-permissions
Adobe Cloud でホストされる Message Center 実行インスタンスの新しいユーザーを作成するには、アドビトランジションマネージャーにお問い合わせください。Message Center ユーザーは、「リアルタイムイベント」(nmsRtEvent)フォルダーにアクセスするための専用の権限を必要とする特定のオペレーターです。
スキーマ拡張 mc-schema-ext
コントロールインスタンスまたは実行インスタンスのいずれかで Message Center テクニカルワークフローが使用するスキーマで作成されたすべてのスキーマ拡張は、Adobe Campaign トランザクションメッセージモジュールが使用する別のインスタンスに複製する必要があります。
トランザクションプッシュ通知の送信 mc-transactional-push
トランザクションメッセージでは、モバイルアプリチャネルモジュールと組み合わせることで、通知を介してモバイルデバイスにトランザクションメッセージをプッシュすることができます。
トランザクションプッシュ通知を送信するには、次の設定をおこなう必要があります。
-
モバイルアプリチャネル パッケージをコントロールインスタンスと実行インスタンス上にインストールします。
note caution CAUTION 新しい Campaign ビルトインパッケージをインストールする前に、ライセンス契約を確認してください。 -
モバイルアプリケーション サービスと、関連するモバイルアプリケーションを実行インスタンスに複製します。
さらに、イベントには次の要素が含まれる必要があります。
- モバイルデバイス ID:Android では registrationId、iOS では deviceToken。この ID が、通知を送信する宛先の「アドレス」を表します。
- アプリケーションに固有の接続情報を取得できるモバイルアプリケーションまたは統合キー(uuid)へのリンク。
- 通知が送信されるチャネル(wishedChannel):iOS は 41、Android は 42 です。
- その他のパーソナライゼーションデータ。
トランザクションプッシュ通知を送信するイベント設定の例を以下に示します。
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">
<SOAP-ENV:Body>
<urn:PushEvent>
<urn:sessiontoken>mc/</urn:sessiontoken>
<urn:domEvent>
<rtEvent wishedChannel="41" type="DELIVERY" registrationToken="2cefnefzef758398493srefzefkzq483974">
<mobileApp _operation="none" uuid="com.adobe.NeoMiles"/>
<ctx>
<deliveryTime>1:30 PM</deliveryTime>
<url>http://www.adobe.com</url>
</ctx>
</rtEvent>
</urn:domEvent>
</urn:PushEvent>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
イベントのパージ purge-events
デプロイメントウィザード設定を調整し、データをデータベース上に保存する期間を設定できます。
イベントのパージは、データベースクリーンアップ テクニカルワークフローによって自動的に実行されます。このワークフローは、実行インスタンスが受信し保存したイベントおよびコントロールインスタンスがアーカイブしたイベントをパージします。
必要に応じて矢印を使用して、イベント(実行インスタンス上)および アーカイブしたイベント(コントロールインスタンス上)のパージ設定を変更します。
テクニカルワークフロー technical-workflows
トランザクションメッセージテンプレートをデプロイする前に、コントロールおよび実行インスタンス上にてテクニカルワークフローが開始されていることを確認する必要があります。
これらのワークフローは、管理/プロダクション/Message Center フォルダーからアクセスできます。
コントロールインスタンスのワークフロー control-instance-workflows
コントロールインスタンス上で、Message Center の実行インスタンス 外部アカウントごとに 1 つのアーカイブワークフローを作成する必要があります。「アーカイブワークフローを作成」ボタンをクリックし、ワークフローを作成して開始します。
実行インスタンスのワークフロー execution-instance-workflows
実行インスタンス上で、次のテクニカルワークフローを開始する必要があります。
-
バッチイベントの処理(内部名:batchEventsProcessing):このワークフローは、メッセージテンプレートにリンクされる前にキュー内のバッチイベントを分類することができます。
-
リアルタイムイベントの処理(内部名:rtEventsProcessing):このワークフローは、メッセージテンプレートにリンクされる前にキュー内のリアルタイムイベントを分類することができます。
-
イベントステータスを更新(内部名:updateEventStatus):このワークフローは、ステータスをイベントに関連付けることができます。
可能なイベントのステータスは次のとおりです。
- 保留中:イベントはキュー内にあります。イベントにはまだメッセージテンプレートが割り当てられていません。
- 配信保留:イベントはキュー内にあり、メッセージテンプレートが割り当てられ、配信による処理中です。
- 送信済み:このステータスは配信ログからコピーされます。配信が送信されたことを示します。
- 配信で無視:このステータスは配信ログからコピーされます。配信が無視されたことを意味します。
- 配信失敗:このステータスは配信ログからコピーされます。配信が失敗したことを意味します。
- 考慮されないイベント:イベントをメッセージテンプレートにリンクすることができませんでした。イベントの処理はおこなわれません。