オーディエンスレポート
オーディエンスレポートでは、サイトの訪問者のタイプに関する情報を確認できます。
このページでは、ユーザーが Analysis Workspace の使用に関する基本的な知識を持っていることを前提としています。Adobe Analytics のツールを初めて使用する場合は、Google Analytics ユーザー向け:Analysis Workspace での基本レポートの作成方法を参照してください。
アクティブなユーザー
アクティブなユーザーは、過去 1 日、7 日、14 日または 28 日間にサイトへアクセスした訪問者の累計数を表示します。Google Analytics で使用されているような正確な計算方法はありませんが、ユニーク訪問者指標を使用すれば、選択した日付範囲に基づいて、重複を除外したサイトへの訪問者数を確認できます。
ユニーク訪問者の折れ線グラフを取得するには:
- 左側のビジュアライゼーションアイコンをクリックし、空のフリーフォームテーブルの上にあるワークスペースに線ビジュアライゼーションをドラッグします。
- 左側のコンポーネントアイコンをクリックし、「ここに指標をドロップ」というラベルが付いた小さなスペースに ユニーク訪問者 指標をドラッグします。
- 異なる精度が必要な場合は、適切な日付範囲(日、週、月 など)を既存の日付ディメンションヘッダーの上にドラッグします。
アドビがユニーク訪問者を計算する方法について詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「ユニーク訪問者」を参照してください。
ライフタイム値
Adobe Analytics と Google Analytics でライフタイム値を利用するには、追加の実装が必要です。アドビでは、導入コンサルタントに依頼してこのデータを取得することをお勧めします。
コホート分析
コホート分析では、同じユーザーがサイトに戻ってくる頻度を確認できます。
コホートテーブルを作成するには:
- 左側のビジュアライゼーションアイコンをクリックし、コホートテーブルビジュアライゼーションをワークスペースにドラッグします。
- 左側のコンポーネントアイコンをクリックし、インクルージョン条件と再来訪条件の両方に 訪問回数 指標をドラッグします。
- 「作成」をクリックします。
コホートビジュアライゼーションのその他のカスタマイズについて詳しくは、Analysis Workspace ユーザーガイドの「コホート分析」を参照してください。
オーディエンス
Google Analytics のオーディエンスレポートでは、オーディエンスの設定が必要です。Analysis Workspace の場合も、Adobe Audience Manager を使用してオーディエンスを設定する必要があります。詳しくは、Adobe Audience Manager ユーザーガイドを参照してください。
ユーザーエクスプローラー
ユーザーエクスプローラーレポートでは、匿名化された識別情報を使用して各訪問の詳細を確認できます。アドビ製品では、ヒットレベルの生データのエクスポートであるデータフィードの外部に、バックエンド識別情報を開示しません。
- Analysis Workspace でこのデータを使用したい場合は、導入コンサルタントに依頼して、匿名化された一意の cookie 識別子の値を eVar に渡すことができます。これは、1 ヶ月あたり 100 万人未満のユニーク訪問者で構成される小規模な実装でのみ有効です。
- データフィード内でこのデータを使用したい場合は、連結された列である
visid_high
とvisid_low
を使用することが、ユニーク訪問者を識別する最も一般的な方法です。データフィードについて詳しくは、エクスポートユーザーガイドを参照してください。
デモグラフィック属性と興味関心レポート
デモグラフィック属性と興味関心データは、サイトにアクセスしたユーザーの年齢、性別、興味関心についての情報を提供します。Google では、これらのデータをクロスサイトトラッキング機能を使用して収集します。
アドビ製品では、デモグラフィック属性と興味関心データの自動収集をおこなっていません。ただし、このデータを取得する場合は、顧客属性(Adobe Experience Cloud Platform の機能)を使用できます。 デモグラフィック属性と興味関心データだけでなく、様々な属性に関するデータを属性別に管理、編成できます。
詳しくは、顧客属性のヘルプを参照してください。
地域 - 言語
地域 - 言語レポートでは、訪問者のブラウザーの言語設定別にサイトトラフィックを確認できます。
言語レポートを作成するには:
- コンポーネントメニューで 言語 ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「言語ディメンション」を参照してください。
地域 - 場所
地域 - 場所レポートでは、国別にデータを細分化した世界地図を確認できます。
地域 - 場所レポートを作成するには:
- 左側のビジュアライゼーションアイコンをクリックし、空のフリーフォームテーブルの上にあるワークスペースにマップビジュアライゼーションをドラッグします。
- 左側のコンポーネントアイコンをクリックし、「指標を追加」というラベルが付いたスペースに ユニーク訪問者 指標をドラッグします。
- 「作成」をクリックします。
マップだけでなく、テーブルも必要な場合:
- コンポーネントメニューで 国 ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、『コンポーネントユーザガイド』の国ディメンションを参照してください。
行動 - 新規訪問回数と再訪問回数
新規訪問回数と再訪問回数レポートでは、最初のセッション数(新規訪問回数)とそれ以降のセッション数(再訪問回数)を容易に確認できます。
新規訪問回数と再訪問回数レポートを作成するには:
- コンポーネントメニューで 初回訪問回数 セグメントを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。初回訪問回数 はセグメントですが、Analysis Workspace は通常、行を表すディメンションを使用します。
- 再訪問回数 セグメントを選択し、セグメント行ヘッダーの上にドラッグします。これにより、再訪問回数セグメントが初回訪問回数の下にディメンションとして追加され、比較が容易になります。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
折れ線グラフも必要な場合:
- 左側のビジュアライゼーションアイコンをクリックし、フリーフォームテーブルの上にあるワークスペースに線ビジュアライゼーションをドラッグします。
- Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac)を押しながらフリーフォームテーブルの各行をクリックしてハイライト表示します。これにより、線ビジュアライゼーションで初回訪問回数と再訪問回数に関する傾向を表示できます。
- 線ビジュアライゼーションの左上隅にある小さな色付きの点をクリックし、「選択をロック」チェックボックスをクリックします。
行動 - 頻度と最新性
頻度と最新性レポートは、Analysis Workspace の 訪問回数 ディメンションとほぼ同じ役割を果たします。
- コンポーネントメニューで 訪問回数 ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「訪問回数ディメンション」を参照してください。
行動 - エンゲージメント
エンゲージメントレポートは、訪問別滞在時間 - グループ ディメンションとほぼ同じ役割を果たします。
- コンポーネントメニューで 訪問別滞在時間 - グループ ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「訪問別滞在時間ディメンション」を参照してください。
技術 - ブラウザーと OS
ブラウザーと OS レポートには、複数のプライマリディメンションがあります。
- ブラウザー プライマリディメンションは、Analysis Workspace においてもディメンションとして使用できます。
- オペレーティング システム プライマリディメンションは、Analysis Workspace においてもディメンションとして使用できます。
- 画面解像度 プライマリディメンションは、Analysis Workspace では モニタ解像度 ディメンションとして使用できます。
- 画面の色 プライマリディメンションは、Analysis Workspace では 色深度 ディメンションとして使用できます。
- Flash バージョン プライマリディメンションは Adobe Analytics では使用できませんが、必要に応じて eVar でこのデータを収集できます。
- コンポーネントメニューで適切なディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
各ディメンションについて詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの以下のページを参照してください。
技術 - ネットワーク
ネットワークレポートは、ドメイン ディメンションとほぼ同じ役割を果たします。
- コンポーネントメニューで ドメイン ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの「ドメインディメンション」を参照してください。
モバイル - 概要
モバイル - 概要レポートは、モバイルデバイスタイプ ディメンションとほぼ同じ役割を果たします。「その他」の値はデスクトップトラフィックと同じです。
- コンポーネントメニューで モバイルデバイスタイプ ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、『コンポーネントユーザガイド』のモバイルデバイスタイプディメンションを参照してください。
モバイル - デバイス
モバイル - デバイスレポートは、モバイルデバイス ディメンションとほぼ同じ役割を果たします。
- コンポーネントメニューで モバイルデバイス ディメンションを選択し、「ここにディメンションをドロップ」というラベルが付いた大きなフリーフォームテーブル領域にドラッグします。
- 自動的に作成された 回数 指標の横にあるワークスペースに適切な指標をドラッグします。各指標の取得方法について詳しくは、指標の変換ガイドを参照してください。
詳しくは、『コンポーネントユーザガイド』のモバイルデバイスディメンションを参照してください。
カスタム
カスタムレポートは、実装単位で定義されます。レポートの解釈については、貴社の Adobe Analytics 管理者または導入コンサルタントにお問い合わせください。通常、ソリューションデザインドキュメントを管理し、カスタム変数の値とその入力方法を追跡します。
ベンチマーク
ベンチマークレポートを使用すれば、データのファセットを業界平均と比較できます。現時点では、アドビ製品を利用している企業間のベンチマークデータの共有はおこなっていません。
ユーザーフロー
フローレポートは、Adobe Analytics と Google Analytics の両方で使用できます。フローレポートを作成するには:
- 左側のビジュアライゼーションアイコンをクリックし、フリーフォームテーブルの上にあるワークスペースにフロービジュアライゼーションをドラッグします。
- ページ ディメンションを選択し、矢印アイコンをクリックしてページ値を表示します。ディメンション項目は黄色で表示されます。
- 最初のページ値を選択し、中央にある「ディメンションまたは項目」というラベルの付いたスペースにドラッグします。
- このフローレポートはインタラクティブです。いずれかの値をクリックして、フローを展開し、後のページまたは前のページを開きます。右クリックメニューを使用して、列を展開または折りたたむことができます。同じフローレポート内で異なるディメンションを使用することもできます。