Adobe Advertising ID を使用した処理ルール Marketing Channels 作成

Adobe AdvertisingとAdobe Analyticsの統合のみを行う広告主

Adobe AdvertisingID (AMO ID および EF ID)を使用して、Adobe Analyticsで Marketing Channels 処理ルールを設定できます。 Adobe Advertisingキャンペーンに固有のルールには、Adobe AdvertisingID を使用します。

処理ルールの AMO ID

AMO ID は、Analytics 内でAdobe Advertisingデータのレポートに使用されるプライマリトラッキングコードです。 AMO ID は、Adobeが管理する動的な値を連結したもので、Analytics 内で詳細なレポートを提供します。 Analytics eVar または rVar ディメンション(AMO ID)に保存されます。 AMO ID は、次の 2 つの方法で Analytics で設定できます。

  • クリックスルーのトラッキング:Adobe Advertisingは、リンクに s_kwcid のクエリ文字列パラメーターを設定 Analytics、クリックスルーが発生するとランディングページ URL からパラメーターを取得します。
  • ビュースルートラッキング (DSP のみ): Last Event Service は、サーバーサイドでビュースルーを検出し、AMO ID を Analytics に送信します。 この場合、URL には s_kwcid パラメーターは含まれません。

AMO ID 内の動的な値は、トラッキングされたマーケティングチャネルを示します。

  • AMO ID のプレフィックスを使用して、Marketing Channels 内の最上位チャネルを識別できます。

  • AMO ID の本文に含まれる文字フレーズは、より具体的なキャンペーンタイプを示します。

  • 「vt」というサフィックスは、ビュースルートラフィック DSP 対して存在し、クリックスルーおよびビュースルーの別の DSP チャネルを作成するために使用できます。

残りの AMO ID は無視できます。

AMO ID
チャネル
ルールロジック
!ctv (サフィックス)
DSP Connected TV View-through
次で終わる
!d! (本文)
Display Network
次を含む
!g! (本文)
Google Search
次を含む
!s! (本文)
Search Partner
次を含む
!u! (本文)
Smart Shopping Campaign
次を含む
!ytv! (本文)
YouTube Video Ad
次を含む
!はい! (本文)
YouTube Search Ad
次を含む
!vp! (本文)
Google Video Partners
次を含む
!vt (サフィックス)
DSP View-through
次で終わる
アル! (プレフィックス)
Paid Search
次で始まる
AC! (プレフィックス)
DSP
次で始まる

AMO ID を使用する処理ルールの例

Paid Search チャネルの Marketing Channels の処理ルールは、次のようになります。

Paid Search ルールの例

YouTube Video Ads チャネルの Marketing Channels の処理ルールは、次のようになります。

YouTube Video Ads ルールの例

IMPORTANT
特定の順序でルールを実行するようにしてください。 上記の 2 つのルールが順番に実行された場合、AMO ID がどちらも「AL!」で始まるので、YouTube ビデオ広告トラフィックはすべて Paid Search チャネルに分類されます。 また、「!ytv!」が含まれます。

処理ルールの EF ID

AMO EF ID (EF ID)は、Analytics for Advertising 統合で使用される 2 番目のトラッキングコードです。 主な目的は、イベントデータをトラッキングし AnalyticsAdobe Advertisingに渡すことです。 クリックスルーまたはビュースルーが発生するたびに、同じ訪問者に対して完全に同じ広告であっても、一意の EF ID が生成されます。 EF ID は、通常、Analytics の変数制限あたり 500,000 個の一意の値を超え、レポートに使用できなくなるので、Analytics レポートのユーザーインターフェイスでは使用されません。 Adobe Advertising指標とメタデータは EF ID には適用されず、AMO ID にのみ適用されます。 Adobe Advertisingでのキャンペーンの最適化には、さらに精度の高いトラッキングが必要なので、両方の ID が必要です。

EF ID ディメンションは、Analytics のレポートでは直接使用されませんが、マーケティングチャネルの作成に役立つ場合があります。 EF ID サフィックスは、チャネル(表示または検索)と、訪問がクリックスルーとビュースルーのどちらによって行われたかを示します。 EF ID の区切り文字は、AMO ID の感嘆符ではなくコロンです。

EF ID サフィックス
チャネル
:s
Paid Search
:d
Display Click-through
:i
Display View-through

EF ID を使用する処理ルールの例

クリックスルー規則の表示

クリックスルーのみをキャプチャして、ディスプレイのクリックスルーのマーケティングチャネルを作成します。 AMO ID はクリックスルーとビュースルーの両方で同じであるため、このルールでは EF ID 変数と ef_id クエリ文字列パラメーターが使用されます。

クリックスルーが URL 全体でトラッキングされる場合があります(デフォルト)。 また、クリックスルーは、サーバーサイドで Last Event Service を介して追跡されるので、URL には ef_id パラメーターは含まれません。 したがって、ルールは、EF ID 変数または ef_id クエリ文字列パラメータが「:d」で終わる条件をチェックします。 このルールをどちらの条件に対してもトリガーする場合は、「Any」演算子を使用します。

表示のクリックスルーのルールの例

ビュースルールールを表示

表示ビュースルーチャネルを作成するには、EF ID が「:i」で終わるルールを作成します。 訪問者が広告をクリックしなかったので、ビュースルートラッキングには URL に ef_ids_kwcid は含まれず、ルールに必要な条件は 1 つだけです。

ビュースルールールの表示例

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