これらの手順は、Experience Cloud Identity Service を使用し、Dynamic Tag Management(DTM)を使用しない Analytics のお客様向けです。ただし、ID サービスの実装に DTM を使用することを強くお勧めします。DTM は、実装ワークフローを合理化し、適切なコード配置と優先順位付けを自動的に確認します。
次の手順に従い、Adobe Analytics 用 ID サービスを実装します。
ID サービスでは、VisitorAPI.js
コードライブラリが必要です。このコードライブラリをダウンロードするには:
管理/Code Manager に移動します。
Code Manager で、「JavaScript (新規)」または「JavaScript (レガシー)」をクリックします。
圧縮されたコードライブラリがダウンロードされます。
コードファイルを解凍し、VisitorAPI.js
ファイルを開きます。
パート 1:以下の Visitor.getInstance 関数をコピーします
var visitor = Visitor.getInstance("INSERT-MARKETING-CLOUD-ORGANIZATION-ID-HERE", {
trackingServer: "INSERT-TRACKING-SERVER-HERE", // same as s.trackingServer
trackingServerSecure: "INSERT-SECURE-TRACKING-SERVER-HERE", // same as s.trackingServerSecure
// To enable CNAME support, add the following configuration variables
// If you are not using CNAME, DO NOT include these variables
marketingCloudServer: "INSERT-TRACKING-SERVER-HERE",
marketingCloudServerSecure: "INSERT-SECURE-TRACKING-SERVER-HERE" // same as s.trackingServerSecure
});
パート 2:VisitorAPI.js ファイルに関数コードを追加します
Visitor.getInstance
関数をファイル末尾のコードブロックの後に配置します。編集後のファイルは以下のようになります。
/*
========== DO NOT ALTER ANYTHING BELOW THIS LINE ==========
Version and copyright section
*/
// Visitor API code library section
// Put Visitor.getInstance at the end of the file, after the code library
var visitor = Visitor.getInstance("INSERT-MARKETING-CLOUD-ORGANIZATION-ID-HERE", {
trackingServer: "INSERT-TRACKING-SERVER-HERE", // same as s.trackingServer
trackingServerSecure: "INSERT-SECURE-TRACKING-SERVER-HERE", // same as s.trackingServerSecure
// To enable CNAME support, add the following configuration variables
// If you are not using CNAME, DO NOT include these variables
marketingCloudServer: "INSERT-TRACKING-SERVER-HERE",
marketingCloudServerSecure: "INSERT-SECURE-TRACKING-SERVER-HERE" // same as s.trackingServerSecure
});
Visitor.getInstance
関数の INSERT-MARKETING-CLOUD-ORGANIZATION ID-HERE
を Experience Cloud 組織 ID に置き換えます。組織 ID がわからない場合、Experience Cloud 管理ページで確認できます。管理 - コアサービスも参照してください。編集後の関数は、以下のサンプルのようになります。
var visitor = Visitor.getInstance("1234567ABC@AdobeOrg", { ...
組織 ID の大文字小文字を変更しないでください。この ID は大文字小文字が区別され、割り当てられたとおりに使用する必要があります。
トラッキングサーバーは、Analytics データ収集に使用されます。
パート 1:トラッキングサーバー URL の確認
s_code.js
ファイルまたは AppMeasurement.js
ファイルでトラッキングサーバー URL を確認します。この URL に以下の変数を指定します。
s.trackingServer
s.trackingServerSecure
パート 2:トラッキングサーバー変数の設定
使用するトラッキングサーバー変数を判断するには:
使用されている場合は、以下のように Experience Cloud サーバーの URL をトラッキングサーバーの URL に対応させます。
トラッキングサーバーの見つけ方がわからない場合は、FAQ と trackingServer および trackingServerSecure 変数の適切な設定を参照してください。
AppMeasurement.js
または s_code.js
ファイルにこの関数を追加します。
s.visitor = Visitor.getInstance("INSERT-MARKETING-CLOUD-ORGANIZATION ID-HERE");
linkInternalFilters
、charSet
、trackDownloads
などの設定を含むセクションにこのコードを配置します。
(オプション、推奨) カスタム prop の作成。
有効範囲を測定するために AppMeasurement.js
または s_code.js
にカスタム prop を設定します。このカスタム prop を doPlugins
ファイルまたは AppMeasurement.js
ファイルの s_code.js
関数に追加します。
// prop1 is used as an example only. Choose any available prop.
s.prop1 = (typeof(Visitor) != "undefined" ? "VisitorAPI Present" : "VisitorAPI Missing");
VisitorAPI.js
ファイルを各ページの <head>
タグ内に配置します。VisitorAPI.js
ファイルをページに配置する際には、以下のようにします。
<head>
セクションの先頭に配置して、他のソリューションタグより先に表示させます。テストと検証の後にこのコードを本番に移行します。
これらの使用例のいずれかがお客様の状況に当てはまる場合は、カスタマーケアまでお問い合わせいただき、一時的な猶予期間を設定するよう依頼してください。猶予期間は最大 180 日です。必要に応じて、猶予期間を更新できます。
部分的実装
ID サービスを使用するページと使用しないページが混在し、そのすべてのページが同じ Analytics レポートスイートで管理される場合は、猶予期間が必要です。この状況は、複数のドメインで管理されるグローバルなレポートスイートがある場合に一般的です。
同じレポートスイートで管理されるすべての Web ページに ID サービスをデプロイした後に、猶予期間を停止します。
s_vi Cookie の要件
新しい訪問者が ID サービスへの移行後に s_vi Cookie を使用する必要がある場合、猶予期間が必要です。この状況は、実装で s_vi Cookie を読み取って変数に保存している場合に一般的です。
実装で s_vi Cookie を読み取る代わりに MID を取得できるようになった後に、猶予期間を停止します。
Cookie と Experience Cloud Identity Service を参照してください。
クリックストリームデータフィードから内部システムにデータを送信していて、そのプロセスで visid_high
列と visid_low
列を使用している場合、猶予期間が必要です。
データ収集プロセスで post_visid_high
列と post_visid_low
列を使用できるようになった後で、猶予期間を停止します。
クリックストリームデータ列リファレンスを参照してください。
クリックストリームデータの取り込み
次のようにテストおよびデプロイできます。
テストと検証
ID サービスの実装状況をテストするには、以下の項目を確認します。
詳しくは、Experience Cloud Identity Service のテストと検証を参照してください。
コードのデプロイ
テストの合格後に、コードをデプロイします。
手順 7 で猶予期間を有効にした場合: