Chromecast 用 Mobile SDK v3.x の設定 set-up-chromecast
この節では、ストリーミングメディアコレクションアドオンの Chromecast インストールを設定するための前提条件について説明します。
前提条件
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有効な設定パラメーターの取得
これらのパラメーターは、Media Analytics アカウントの設定後、アドビ担当者から取得できます。
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メディアプレーヤーへの下記 API の組み込み
- プレーヤーイベントをサブスクライブするための API - Media SDK では、プレーヤーでイベントが発生する際に、シンプルな API のセットを呼び出す必要があります。
- プレーヤー情報を提供する API - メディア名や再生ヘッドなどの情報がこれに該当します。
Adobe Mobile Services は、モバイルアプリケーション用のモバイルマーケティング機能を Adobe Experience Cloud 上で統合する新しい UI を提供します。今回は、Adobe Analytics および Adobe Target ソリューションのアプリ分析およびターゲティング機能とのシームレスな統合を提供します。詳しくは、Adobe Mobile Services のドキュメントを参照してください。
Experience Cloud ソリューション向けの Chromecast 用 Adobe Mobile ライブラリ v3.x を使用すると、JavaScript で記述された Chromecast アプリケーションを測定したり、Audience Management を通じてオーディエンスデータを利用および収集したり、ビデオエンゲージメントを測定したりできます。
モバイルライブラリ/SDK 実装
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ダウンロードした Chromecast ライブラリをプロジェクトに追加します。
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AdobeMobileLibrary-Chromecast-[version]
.zip ファイルには、次のソフトウェアコンポーネントが含まれています。-
を使用します
adbmobile-chromecast.min.js
。このライブラリファイルは、Chromecast アプリのソースフォルダーに含まれています。
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ADBMobileConfig
configアプリ用にカスタマイズされた SDK 設定ファイル。この SDK には、サンプルの
ADBMobileConfig
実装が用意されています(samples/
/ 内)。アドビの担当者から、適切な設定を入手してください。
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このライブラリファイルを
index.html
ファイルに追加し、以下のようにADBMobileConfig
グローバル変数を作成します(Adobe Mobile for Media Analytics の設定に使用されるグローバル変数には、mediaHeartbeat
という専用のキーがあります)。code language-js <script> var ADBMobileConfig = { "marketingCloud": { "org": "972C898555E9F7BC7F000101@AdobeOrg" }, "target": { "clientCode": "", "timeout": 5 }, "audienceManager": { "server": "obumobile5.demdex.net" }, "analytics": { "rsids": "example.sample.player", "server": "example.sc.omtrc.net", "ssl": true, "offlineEnabled": false, "charset": "UTF-8", "lifecycleTimeout": 300, "privacyDefault": "optedin", "batchLimit": 0, "timezone": "MDT", "timezoneOffset": -360, "referrerTimeout": 0, "poi": [] }, "mediaHeartbeat": { "server": "example.hb-api.omtrdc.net", "publisher": "972C898555E9F7BC7F000101@AdobeOrg", "channel": "test-channel-chromecast", "ssl": true, "ovp": "chromecast-player", "sdkVersion": "chromecast-sdk", "playerName": "Chromecast" } }; </script> <script type="text/javascript" src="script/lib/adbmobile-chromecast.min.js"></script>
note important IMPORTANT mediaHeartbeat
を誤って設定した場合、メディアモジュールがエラー状態になり、トラッキングコールが送信されなくなります。mediaHeartbeat キーの ADBMobile 設定パラメーター:
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 3-row-2 4-row-2 5-row-2 6-row-2 7-row-2 設定パラメーター 説明 server
バックエンドのトラッキングエンドポイントの URL を表す文字列。 publisher
コンテンツパブリッシャーの一意の ID を表す文字列。 channel
コンテンツ配信チャネルの名前を表す文字列。 ssl
SSL をトラッキングコールに使用するかどうかを示すブール値。 ovp
ビデオプレーヤープロバイダーの名前を表す文字列。 sdkversion
現在のアプリケーションまたは SDK のバージョンを表す文字列。 playerName
プレーヤーの名前を表す文字列。 -
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Experience Cloud 訪問者 ID を設定します。
Experience Cloud 訪問者 ID サービスは、Experience Cloud ソリューション全体に汎用の訪問者 ID を提供します。訪問者 ID サービスは、Media Analytics およびその他の Marketing Cloud 統合に必要です。
ADBMobileConfig
設定ファイルにmarketingCloud
組織 ID が含まれていることを確認します。code language-none "marketingCloud": { "org": "YOUR-MCORG-ID" }
Experience Cloud 組織 ID は、Adobe Experience Cloud 内の各クライアント企業を一意に識別するもので、
016D5C175213CCA80A490D05@AdobeOrg
のようになります。note important IMPORTANT 「 @AdobeOrg
」が含まれている必要があります。設定が完了すると、Experience Cloud 訪問者 ID が生成され、すべてのヒットに含まれます。
custom
やautomatically-generated
などの他の訪問者 ID は、引き続きヒットごとに送信されます。Experience Cloud 訪問者 ID サービスメソッド
note tip TIP Experience Cloud 訪問者 ID メソッドのプレフィックスは visitor
です。table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 メソッド 説明 getMarketingCloudID()
訪問者 ID サービスから Experience Cloud 訪問者 ID を取得します。 ADBMobile.visitor.getMarketingCloudID();
syncIdentifiers()
Experience Cloud 訪問者 ID を使用して、各訪問者に関連付けることのできる追加の顧客 ID を設定できます。訪問者 API は、同じ訪問者に対して複数の顧客 ID と、異なる顧客 ID の範囲を区別するための顧客タイプ識別子を受け取ります。このメソッドは、JavaScript ライブラリの setCustomerIDs()
に相当します。例:var identifiers = {};
identifiers["idType"] = "idValue";
ADBMobile.visitor.syncIdentifiers(identifiers);
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メディアをトラッキングするには、MediaDelegate プロトコルを実装します。
code language-js var delegate = { // Replace <currentPlaybackTime> with the video player current playback time getCurrentPlaybackTime = function() { return <currentPlaybackTime>; }, // Replace <bitrate>, <startuptime>, <fps> and <droppeFrames> with the current playback QoS values. getQoSObject = function() { return ADBMobile.media.createQoSObject(<bitrate>, <startupTime>, <fps>, <droppedFrames>); } } ADBMobile.media.setDelegate(delegate); }