getIdentity
sendEvent
コマンドを実行すると、訪問者の ID がまだ存在しない場合、Web SDKはその ID を自動的に取得します。
getIdentity
コマンドを使用すると、イベントデータを送信せずに訪問者 ID を取得できます。
訪問者 ID を生成してデータを送信するために別々の呼び出しが必要な場合は、このコマンドを使用できます。
getIdentity
コマンドは、ECID
を取得するために次のフローを実行します。
- Web SDKを使用して
getIdentity
またはappendIdentityToUrl
を呼び出します。 - Web SDKは、同意情報が提供されるのを待ちます。
- Web SDKは、呼び出し時に
ECID
名前空間がリクエストされたかどうかを確認します。 デフォルトでは、ECID
名前空間は常に含まれます。 - Web SDKは
kndctr
cookie を読み取り、その値をECID
として返します(存在する場合)。 これはECID
値のみを返し、regionId
は返しません。 kndctr
ID cookie が設定されていない場合や"CORE"
名前空間がリクエストされた場合、Web SDKはEdge Networkに対してリクエストを行います。- Edge Networkは、
ECID
とregionId
(および要求された場合はCORE ID
)の両方を返します。
Web SDK タグ拡張機能を使用した ID の取得
Web SDK タグ拡張機能では、タグ拡張機能 UI を通じてこのコマンドを提供しません。 JavaScript ライブラリ構文を使用したカスタムコードエディターを使用します。
Web SDK JavaScript ライブラリを使用した ID の取得
設定済みの Web SDK インスタンスを呼び出す際に、getIdentity
コマンドを実行します。 このコマンドを設定する際には、次のオプションを使用できます。
-
namespaces
:名前空間の配列。 デフォルト値は["ECID"]
です。その他にサポートされている値は次のとおりです。["CORE"]
["ECID","CORE"]
null
undefined
ECID と CORE ID を同時にリクエストできます。 例:
"namespaces": ["ECID","CORE"]
。 -
edgeConfigOverrides
: データストリーム設定の上書きオブジェクト。
alloy("getIdentity",{
"namespaces": ["ECID","CORE"] //this command retrieves both ECID and CORE IDs.
});
応答オブジェクト
このコマンドを使用して 応答を処理する場合、応答オブジェクトで次のプロパティを使用できます。
identity.ECID
:訪問者の ECID を含む文字列。identity.CORE
:訪問者のコア ID を含む文字列。edge.regionID
:ID を取得する際にブラウザーがヒットしたEdge Network リージョンを表す整数。 従来のAudience Managerの場所のヒントと同じです。
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