自己ホスト型ライブラリ
Adobe Experience Platform のタグを使用すると、 ビルド と呼ばれる一連のファイルを作成できます。このファイルセットは、実行時のアプリケーションの動作を制御します。
ビルドは任意の場所にホストする必要があり、クライアントデバイスが必要に応じて実行時に取得できるよう、どこかでホストする必要があります。
Platform がこれらのファイルのホストを管理することも、ユーザーが自分で管理することもできます。
アドビが管理 managed-by-adobe
アドビは、Web のホスティング業務はおこなっていません。アドビによるホストの管理を選択している場合、ビルドはアドビが契約している、サードパーティコンテンツ配信ネットワーク(CDN)にビルドを配信します。
現在、プライマリ CDN プロバイダーは Akamai です。Akamai でホストされているファイルには、ドメイン(assets.adobedtm.com
)があります。
マネージドホスティングを使用する理由
マネージドホスティングを使用する理由は、利便性です。必要なホストを作成する方が簡単なうえに、メンテナンスについても心配する必要はありません。
自己ホスト
ホストされているファイルの管理をアドビに任せたくない場合は、自社でホストする必要があります。ファイルをホストするには、Platform から完成したビルドを取得し、会社のリリースサイクルを通じて会社が管理するサーバーにファイルを取得する必要があります。
自己ホストを使用する理由
独自のビルドファイルをホストする理由はいくつかあります。
- 一部のブラウザーは、エンドユーザーが設定したプライバシー設定に基づいて assets.adobedtm.com ドメインをブロックします
- 自己ホスト型を使用すると、必要な DNS ルックアップ数が削減されます
- 特定のヘッダーをセキュリティ用に設定する必要がある
- キャッシュの制御要件が、アドビのデフォルト設定とは異なる
- エッジノードの位置をより細かく制御したい場合
- 組織のセキュリティおよび法的要件によって、アドビ管理オプションを使用できない
自己ホストの方法
自己ホストできるよう、完了したビルドを取得するメソッドは 2 つあります。
- ダウンロード
- 直接配信
ダウンロード
ビルドは、パッケージ化された .zip ファイルとして配信できます(暗号化はオプション)。その後、パッケージを展開し、リリースサイクルにコンテンツを挿入して、それらを独自のサーバーに配置することができます。
アドビが管理するホストを使用し、環境で「Archive」オプションを選択します。環境から、ダウンロードリンクが提供されます。ビルドが作成されたら、環境のダウンロードリンクから取得するこことができます。
直接配信
ビルドは、作成した SFTP サーバーに直接配信することもできます。これらの情報をリリースサイクルに取り込み、ライブにプッシュすることをお勧めします。
直接配信を実行するには、SFTP ホストを作成して、そのホストを環境に割り当てる必要があります。その環境でライブラリを作成するときは常に、ファイルが SFTP サーバーに配信されます。