Adobe Experience Platform のデータ品質
最終更新日: 2025年4月4日
- トピック:
- データ取り込み
作成対象:
- 開発者
Adobe Experience Platform では、バッチまたはストリーミングの取り込みによりアップロードされたすべてのデータの完全性、正確性、一貫性が保証されています。次のドキュメントでは、Experience Platform でのバッチおよびストリーミング取り込みでサポートされるチェックと検証動作の概要を説明します。
サポートされるチェック
バッチの取り込み | ストリーミングの取り込み | |
---|---|---|
データタイプのチェック | ○ | ○ |
列挙のチェック | ○ | ○ |
範囲のチェック(最小、最大) | ○ | ○ |
必須フィールドのチェック | ○ | ○ |
パターンのチェック | × | ○ |
書式のチェック | × | ○ |
サポートされる検証ビヘイビアー
バッチ取り込みとストリーミング取り込みの両方で、Data Lake での取得と分析に使用する不正なデータを移動することで、失敗したデータがダウンストリームに送られるのを防ぎます。 バッチおよびストリーミングの取り込みでは、データに対して次の検証が実行されます。
バッチの取り込み
バッチの取り込みでは、次の検証が実行されます。
検証領域 | 説明 |
---|---|
スキーマ | スキーマが空 ではなく、"meta:immutableTags": ["union"] のように union スキーマへの参照が含まれていることを確認します。 |
identityField | 有効な ID 記述子がすべて定義されていることを確認します。 |
createdUser | バッチを取り込んだユーザーにバッチの取り込みが許可されていることを確認します。 |
ストリーミングの取り込み
ストリーミングの取り込みでは、次の検証が実行されます。
検証領域 | 説明 |
---|---|
スキーマ | スキーマが空 ではなく、"meta:immutableTags": ["union"] のように union スキーマへの参照が含まれていることを確認します。 |
identityField | 有効な ID 記述子がすべて定義されていることを確認します。 |
JSON | JSON が有効であることを確認します。 |
組織 | リストに表示される組織が有効な組織であることを確認します。 |
ソース名 | データソースの名前が指定されていることを確認します。 |
データセット | データセットが指定され有効になっていること、さらに削除されていないことを確認します。 |
ヘッダー | ヘッダーが指定され、有効になっていることを確認します。 |
データの監視および検証方法 Experience Platform ついて詳しくは、 データフローの監視に関するドキュメントを参照してください。
ID 値の検証
ID 値の検証を成功させるために従う必要がある既存のルールの概要を次の表に示します。
名前空間 | 検証ルール | ルール違反時のシステムの動作 |
---|---|---|
ECID |
|
|
ECID 以外 | ID 値は 1024 文字を超えることはできません。 | ID 値が 1024 文字を超える場合、そのレコードはスキップされます。 |
Identity Service ガードレールについて詳しくは、Identity Service ガードレールの概要を参照してください。
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