Adobe Experience Platform のデータ品質

Adobe Experience Platform では、バッチまたはストリーミングの取り込みによりアップロードされたすべてのデータの完全性、正確性、一貫性が保証されています。次のドキュメントでは、Experience Platform でのバッチおよびストリーミング取り込みでサポートされるチェックと検証動作の概要を説明します。

サポートされるチェック

バッチの取り込み
ストリーミングの取り込み
データタイプのチェック
列挙のチェック
範囲のチェック(最小、最大)
必須フィールドのチェック
パターンのチェック
×
書式のチェック
×

サポートされる検証ビヘイビアー

バッチ取り込みとストリーミング取り込みの両方で、Data Lake での取得と分析に使用する不正なデータを移動することで、失敗したデータがダウンストリームに送られるのを防ぎます。 バッチおよびストリーミングの取り込みでは、データに対して次の検証が実行されます。

バッチの取り込み

バッチの取り込みでは、次の検証が実行されます。

検証領域
説明
スキーマ
スキーマが空​ ではなく"meta:immutableTags": ["union"] のように union スキーマへの参照が含まれていることを確認します。
identityField
有効な ID 記述子がすべて定義されていることを確認します。
createdUser
バッチを取り込んだユーザーにバッチの取り込みが許可されていることを確認します。

ストリーミングの取り込み

ストリーミングの取り込みでは、次の検証が実行されます。

検証領域
説明
スキーマ
スキーマが空​ ではなく"meta:immutableTags": ["union"] のように union スキーマへの参照が含まれていることを確認します。
identityField
有効な ID 記述子がすべて定義されていることを確認します。
JSON
JSON が有効であることを確認します。
組織
リストに表示される組織が有効な組織であることを確認します。
ソース名
データソースの名前が指定されていることを確認します。
データセット
データセットが指定され有効になっていること、さらに削除されていないことを確認します。
ヘッダー
ヘッダーが指定され、有効になっていることを確認します。

データの監視および検証方法 Experience Platform ついて詳しくは、 データフローの監視に関するドキュメントを参照してください。

ID 値の検証

ID 値の検証を成功させるために従う必要がある既存のルールの概要を次の表に示します。

名前空間
検証ルール
ルール違反時のシステムの動作
ECID
  • ECID の ID 値はちょうど 38 文字にする必要があります。
  • ECID の ID 値は、数字のみで構成する必要があります。
  • ECID の ID 値がちょうど 38 文字でない場合、そのレコードはスキップされます。
  • ECID の ID 値に数字以外の文字が含まれている場合、そのレコードはスキップされます。
ECID 以外
ID 値は 1024 文字を超えることはできません。
ID 値が 1024 文字を超える場合、そのレコードはスキップされます。

Identity Service ガードレールについて詳しくは、Identity Service ガードレールの概要を参照してください。

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