UI での ID のデータフローの監視
Adobe Experience Platform ID サービスを利用すると、デバイスやシステム間で ID を橋渡しすることで、顧客とその行動を包括的に把握し、インパクトのある個人的なデジタルエクスペリエンスをリアルタイムで提供できます。
監視ダッシュボードを使用すると、データの ID のステータスなど、ID 内のデータのアクティビティを視覚的に表現できます。 このチュートリアルでは、モニタリングダッシュボードを使用してExperience Platformユーザーインターフェイスでデータの ID をモニタリングし、ID 処理のステータスをトラッキングできる方法について説明します。
はじめに getting-started
- データフロー:データフローは、Platform 間でデータを移動するデータジョブを表します。データフローは異なるサービスをまたいで設定され、ソースコネクタからターゲットデータセット、Identity および Profile、Destinations へとデータを移動できます。
- データフロー実行:データフロー実行は、選択したデータフローの頻度設定に基づいて繰り返しスケジュールされたジョブです。
- ID サービス:デバイスやシステム間で ID を橋渡しすることで、個々の顧客とその行動をより確実に把握することができます。
- サンドボックス:Experience Platform には、単一の Platform インスタンスを別個の仮想環境に分割してデジタルエクスペリエンスアプリケーションの開発と発展を支援する仮想サンドボックスが用意されています。
監視 ID ダッシュボード identity-metrics
ID ダッシュボードにアクセスするには、左側のナビゲーションで 監視 を選択します。 モニタリング ページで「ID」カードを選択します。
メインの ID ダッシュボードでは、ID カードに、受信したレコードの合計数、取り込んだレコードの数、およびレコード取り込みの成功率に関する情報が表示されます。
ダッシュボード自体には、ID 処理に関する指標が含まれています。 デフォルトでは、ダッシュボードには、過去 24 時間の組織のソースの ID 処理の詳細が表示されます。
ID 処理 ページには、Identity Service に取り込まれたレコードに関する情報(追加された ID、作成されたグラフや更新されたグラフの数など)が含まれています。
このダッシュボードビューでは、次の指標を使用できます。
ソース名の横にあるフィルターアイコン を選択して、選択したソースのデータフローの ID 処理情報を確認できます。
または、切り替えスイッチで データフロー を選択して、過去 24 時間の組織のデータフローの ID 処理の詳細を表示できます。
このダッシュボードビューでは、次の指標を使用できます。
データフロー実行開始時間の横にあるフィルターアイコン を選択して、Identity のデータフロー実行に関する詳細を表示します。
データフロー実行の詳細 ページには、Identity データフロー実行に関する詳細(組織 ID やデータフロー実行 ID など)が表示されます。 また、このページには、取り込みプロセスでエラーが発生した場合に、Identity Service から提供される対応するエラーコードとエラーメッセージも表示されます。
このダッシュボードビューでは、次の指標を使用できます。
データフローの全体的なステータスを定義します。 ステータス値には、次のものがあります。
Success
:データフローがアクティブで、指定したスケジュールに従ってデータを取り込んでいることを示します。Failed
: データフローのアクティブ化プロセスがエラーによって中断されたことを示します。Processing
:データフローがまだアクティブでないことを示します。 このステータスは、多くの場合、新しいデータフローを作成した直後に発生します。
さらに、切替スイッチを選択して、失敗したレコードとスキップされたレコードを表示できます。 「エラー」セクションには、エラーコードに関する詳細と、失敗または除外されたレコードの数が表示されます。