デジタルアセットのデジタル著作権管理 digital-rights-management-in-assets
多くの場合、デジタルアセットは、利用の条件と期間を明記したライセンスに関連付けられています。Experience Manager プラットフォームを使用すると、アセットの有効期限に関する情報とライセンス情報を効率的に管理できます。
アセットの有効期限 asset-expiration
アセットにライセンス要件を適用するには、アセットの有効期限に関する情報を使用します。有効期限の情報に基づいて、公開済みアセットの有効期限が切れたときにアセットを非公開にすることで、ライセンス違反を防ぐことができます。管理者権限のないユーザーは、有効期限切れのアセットを編集、コピー、移動、公開、ダウンロードできません。
次の場所で、アセットの有効期限切れのステータスを確認できます。
- カード表示:有効期限切れのアセットの場合、カードのフラグが有効期限切れを示します。
- リスト表示:有効期限切れのアセットの場合、「ステータス」列に「期限切れ」のバナーが表示されます。
- タイムライン:アセットの有効期限切れのステータスを確認できます。アセットを選択し、「タイムライン」を選択します。
- 参照レール:アセットの有効期限切れのステータスは、参照 レールからも確認できます。ここではアセットの有効期限切れのステータスと、複合アセットと参照元のサブアセット、コレクションおよびプロジェクトの間の関係を管理します。
参照元の Web ページとアセットの複合アセットを表示するには、次の手順に従います。
- アセットに移動して選択し、 アイコンをクリックします。左パネルが開きます。
- 左パネルの「参照」を選択します。
- 期限切れアセットの場合、参照には有効期限ステータスが「アセットは期限切れです」と表示されます。アセットに有効期限切れのサブアセットがある場合、参照レールにステータス「アセットに有効期限切れのサブアセットがあります」が表示されます。
有効期限切れのアセットの検索 search-expired-assets
有効期限切れのサブアセットなど、有効期限切れのアセットを検索するには、次の手順に従います。
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Assets コンソールで、ツールバーの「検索」をクリックし、
Enter
キーを押します。 -
グローバルナビゲーションアイコンをクリックし、「有効期限ステータス」オプションを選択します。
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「期限切れ」を選択します。検索結果に、有効期限切れのアセットが表示されます。
「期限切れ」オプションを選択すると、Assets コンソールに複合アセットによって参照されている有効期限切れのアセットとサブセットのみが表示されます。有効期限切れのサブアセットを参照する複合アセットは、サブアセットの有効期限切れの直後には表示されません。代わりに、次回スケジューラーが実行されたときに、それらのアセットが有効期限切れのサブアセットを参照していることを Experience Manager が検出した後で表示されます。
公開済みアセットの有効期限を、現在のスケジューラーサイクルより前の日付に変更できます。ただし、次回実行時には、スケジュールがそうしたアセットを期限切れアセットとして検出し、Experience Manager はレポートにそのステータスを反映します。アセットの有効期限の表示はタイムゾーンごとに異なります。
また、エラーによりスケジューラーが現在のサイクルの有効期限切れアセットを検出できない場合、スケジューラーはこれらのアセットを次回のサイクルで再確認し、有効期限切れのステータスを検出します。
Assets コンソールに有効期限切れのサブアセットと共に参照先の複合アセットを表示するには、Experience Manager で Adobe CQ DAM Expiry Notification ワークフローを設定します。時間ベースのスケジューラーは、アセットに有効期限切れのサブアセットがあるかどうかを特定の時刻に確認するように、ジョブのスケジュールを設定します。ジョブが完了すると、有効期限切れのサブアセットを持つアセットと参照元のアセットが検索結果に有効期限切れと表示されます。
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環境に関連付けられた Cloud Manager Git リポジトリーにアクセスします。
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Git リポジトリーにある、
com.day.cq.dam.core.impl.ExpiryNotificationJobImpl.cfg.json
という名前のファイルを、次の内容でコミットします。code language-json { "send_email":"false", "asset_expired_limit":"100", "prior_notification_seconds":"86400", "cq.dam.expiry.notification.url.protocol":"http", "cq.dam.expiry.notification.scheduler.istimebased":"true", "cq.dam.expiry.notification.scheduler.period.rule":"10", "cq.dam.expiry.notification.scheduler.timebased.rule":"0 0 0 * * ?" }
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詳しくは、 Experience Manager as a Cloud Service 内で OSGi 設定を行う方法を参照してください。
以下のプロパティを使用して、スケジューラーを設定できます。
cq.dam.expiry.notification.scheduler.istimebased
プロパティの値がtrue
の場合、スケジューラーが開始されます。*cq.dam.expiry.notification.scheduler.timebased.rule
プロパティの値は、時間を定義する正規表現です。上記の例では、00 時にスケジューラージョブを開始します。send_email
をtrue
に設定した場合、アセットの有効期限が切れると、アセットの作成者(Assets に特定のアセットをアップロードしたユーザー)のみがメールを受け取ります。- スケジューラーの 1 回の繰り返しで期限切れになるアセットの最大数は、
asset_expired_limit
プロパティの値です。 - ジョブを定期的に実行するには、
cq.dam.expiry.notification.scheduler.istimebased
プロパティの値をfalse
に設定し、cq.dam.expiry.notification.scheduler.period.rule
プロパティの値を秒単位の時間で設定します。
アセットの状態 asset-states
Assets コンソールには、アセットの様々な状態を表示できます。特定のアセットの現在の状態により、カード表示にその状態について記述されたラベル(期限切れ、公開済み、承認済み、拒否など)が表示されます。
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Assets ユーザーインターフェイスでアセットを選択します。
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ツールバーの「公開」を選択します。ツールバーに「公開」オプションが表示されていない場合は、ツールバーの「詳細」をクリックして「公開」オプションを見つけます。
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メニューの「公開」を選択して、確認ダイアログを閉じます。
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選択モードを終了します。アセットの公開ステータスは、カード表示のアセットのサムネールの下部に表示されます。リスト表示では、「公開」列にアセットが公開された時間が表示されます。
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アセットの詳細ページを表示するには、Assets インターフェイスでアセットを選択し、「プロパティ」をクリックします。
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「詳細」タブの「期限切れ」フィールドで、アセットの有効期限日を設定します。
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「保存」をクリックし、次に「閉じる」をクリックしてアセットコンソールを表示します。
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アセットの公開ステータスは、カード表示のアセットのサムネールの下部に、有効期限切れのステータスを示します。リスト表示では、アセットのステータスが「期限切れ」と表示されます。
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Assets コンソールで、フォルダーを選択してフォルダーにレビュータスクを作成します。
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レビュータスクでアセットを承認または拒否して、「完了」をクリックします。
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レビュータスクを作成するフォルダーに移動します。承認または拒否したアセットのステータスがカード表示の下部に表示されます。リスト表示では、承認および有効期限のステータスが該当する列に表示されます。
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アセットをステータスに基づいて検索するには、「検索」をクリックして検索バーを表示します。
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「
Return
」を選択し、「Experience Manager」をクリックします。 -
検索パネルで、「公開ステータス」をクリックして「公開済み」を選択し、Assets で公開済みのアセットを検索します。
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承認済みまたは却下されたアセットを検索するには、「承認ステータス」を選択し、適切なオプションを選択します。
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有効期限切れのステータスに基づいてアセットを検索するには、検索パネルで「有効期限ステータス」を選択して適切なオプションを選択します。
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各種検索ファセットで、ステータスの組み合わせに基づいてアセットを検索することもできます。例えば、レビュータスクで承認された、期限切れでない公開済みアセットを検索できます。このようなアセットを検索するには、検索ファセットで適切なオプションを選択します。
Assets のデジタル著作権管理 digital-rights-management-in-assets-1
DRM 機能は、Assets からライセンスの必要なアセットをダウンロードする前に、使用許諾契約書への同意を求めます。
保護されたアセットを選択して「ダウンロード」をクリックすると、ライセンスページが表示されるので、このページで使用許諾契約書に同意します。使用許諾契約に同意しない場合、「ダウンロード」オプションは使用できません。
選択した項目に保護されたアセットが複数含まれている場合、一度に 1 つずつアセットを選択し、使用許諾契約書に同意し、アセットのダウンロードに進みます。
アセットは、次のいずれかの条件が満たされた場合に保護されていると見なされます。
- アセットのメタデータプロパティ
xmpRights:WebStatement
が、そのアセットの使用許諾契約書を含むページのパスを指している。 - アセットのメタデータプロパティ
adobe_dam:restrictions
の値が、使用許諾契約書を指定する生の HTML である。
/etc/dam/drm/licences
は、Experience Manager の以前のリリースでライセンスの保存に使用されていました。現在、この場所は非推奨(廃止予定)となっています。ライセンスページを作成または変更する場合、または Experience Manager の以前のリリースからページを移植する場合は、そうしたアセットを /apps/settings/dam/drm/licenses
または /conf/*/settings/dam/drm/licenses
の場所に保存することをお勧めします。DRM で保護されたアセットのダウンロード downloading-drm-assets
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カード表示で、ダウンロードするアセットを選択し、「ダウンロード」を選択します。
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著作権管理 ページで、ダウンロードするアセットをリストから選択します。
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ライセンスパネルで、「同意する」を選択します。アセットの横にチェックマークが表示されます。「ダウンロード」オプションを選択します。
note note NOTE 「ダウンロード」オプションは、保護されたアセットの使用許諾契約に同意した場合にのみ有効になります。ただし、選択範囲が保護されたアセットと保護されていないアセットの両方で構成されている場合は、保護されたアセットのみがパネルに表示され、「ダウンロード」オプションを使用して、保護されていないアセットをダウンロードできます。保護された複数のアセットの使用許諾契約に同時に承諾するには、リストからアセットを選択して「同意する」を選択します。 -
アセットまたはそのレンディションをダウンロードするには、ダイアログで「ダウンロード」を選択します。
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