ワークフロー設定の指定 workflow-settings

キャンバスでワークフローを作成する際やワークフローアクティビティを調整する際に、ワークフローに関連する詳細設定にアクセスできます。例えば、ワークフローの特定のタイムゾーンを設定したり、エラーが発生した場合のワークフローの動作を管理したり、ワークフローの履歴をパージする遅延時間を管理したりできます。

これらの設定は、ワークフローの作成時に選択したテンプレートで事前に設定されていますが、この特定のワークフローで必要に応じて編集できます。

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ワークフローのプロパティ properties

プロパティ」セクションには、ワークフローの作成時に設定できる一般的な設定が用意されています。既存のワークフローのプロパティにアクセスするには、ワークフローキャンバス上のアクションバーにある「設定」ボタンをクリックします。

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これらのプロパティは次のとおりです。

  • リストに表示されるワークフローの​ ラベル

  • ワークフローの​ 内部名

  • ワークフローを保存する​ フォルダー

  • すべてのワークフローのアクティビティで使用するデフォルトの​ タイムゾーン。デフォルトでは、現在の Campaign オペレーターに指定されたタイムゾーンがワークフローのタイムゾーンになります。
    次のような値を選択できます。

    • サーバーのタイムゾーン:Adobe Campaign アプリケーションサーバーのタイムゾーンを使用します
    • オペレーターのタイムゾーン:オペレーターのプロファイルで定義しているように、クライアントコンソールでワークフローを実行する Adobe Campaign オペレーターのタイムゾーンを使用します
    • データベースのタイムゾーン:データベースサーバーのタイムゾーンを使用します
    • 特定のタイムゾーン
  • ワークフローが失敗した場合、「スーパーバイザー」フィールドで選択したオペレーターグループに属するオペレーターにメールで通知されます。

  • また、ワークフローの​ 説明 ​を入力することもできます。

ワークフローがキャンペーンに関連付けられる場合、「リンクされたキャンペーン」フィールドに表示されます。関連付けられたキャンペーンは、このフィールドから開くことができます。

セグメント化の設定 segmentation-settings

  • ターゲティングディメンション:プロファイルのターゲットに使用するターゲティングディメンションを受信者、契約の受益者、オペレーター、サブスクライバーなどから選択します。ターゲティングディメンションについての詳細を学ぶ

  • 2 つの実行間の中間母集団の結果を保持:デフォルトでは、最後に実行したワークフローの作業用テーブルのみが保持されます。それ以前に実行した分の作業用テーブルは、毎日実行されるテクニカルワークフローによりパージされます。

    このオプションを有効にした場合、作業用テーブルはワークフローが実行された後も保持されます。テスト目的で使用できるので、開発環境またはステージング環境で​ のみ ​使用する必要があります。実稼動ワークフローでは絶対にオンにしないでください。

実行設定 exec-settings

  • 履歴(日数):履歴をパージする必要があるまでの日数を指定します。履歴には、ログ、タスク、イベント(ワークフロー操作にリンクされたテクニカルオブジェクト)など、ワークフローに関連する要素が含まれます。標準のワークフローテンプレートのデフォルト値は 30 日です。履歴のパージは、デフォルトで毎日実行されるデータベースクリーンアップテクニカルワークフローによって実行されます

    note important
    IMPORTANT
    履歴(日数)」フィールドが空白のままの場合、その値は「1」と見なされます。つまり、履歴は 1 日後にパージされます。
  • デフォルトのアフィニティ:インストールに複数のワークフローサーバーが存在する場合、このフィールドを使用して、ワークフローを実行するサーバーを指定します。これにより、特定のサーバーでの、そのワークフローの実行を適用できます。既存のアフィニティ名を選択できますが、スペースや句読点を使用しないようにしてください。異なるサーバーを使用する場合は、異なる名前をコンマで区切って指定します。

    note important
    IMPORTANT
    このフィールドで定義した値がどのサーバーにも存在しない場合、ワークフローは保留されたままになります。
  • SQL クエリをログに保存:このオプションをオンにすると、ワークフローからの SQL クエリをログに保存できます。この機能を設定できるのは上級ユーザーに限られます。オーディエンスの作成 ​のようなターゲティングアクティビティを含むワークフローに適用されます。このオプションを有効にした場合、ワークフローの実行中にデータベースに送信される SQL クエリがワークフローのログに表示されるので、この内容を分析することで、クエリの最適化や問題の診断が可能になります。

エラー管理の設定 error-settings

  • エラー管理:このフィールドでは、ワークフロータスクでエラーが発生した場合に行うアクションを定義できます。次の 3 つのオプションが使用可能です。

    • プロセスを中断:ワークフローは自動的に一時停止され、ワークフローのステータスは「失敗」に変わります。問題が解決したら、「再開」ボタンを使用してワークフローを再開します。
    • 無視:エラーをトリガーしたタスクのステータスは「失敗」に変わりますが、ワークフローのステータスは「開始済み」のままです。
    • プロセスを中止:ワークフローは自動的に停止し、ステータスが「失敗」に変わります。問題が解決したら、「開始」ボタンを使用してワークフローを再開します。
  • 連続エラー:このフィールドは、「エラーの場合」フィールドで「無視」の値が選択されたときに有効になります。プロセスを停止するまでに無視するエラーの数を指定できます。この数に達すると、ワークフローのステータスが「失敗」に変わります。このフィールドの値が 0 の場合、エラーの数にかかわらず、ワークフローが停止することはありません。

初期化スクリプト initialization-script

初期化スクリプト ​では、変数を初期化したり、アクティビティのプロパティを変更したりできます。「コードを編集」ボタンをクリックし、実行するコードのスニペットを入力します。スクリプトは、ワークフローの実行時に呼び出されます。詳しくは、イベント変数に関連する節を参照してください。

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